Klon Centaurという、比較的最近に新しく伝説的な存在になったオーバードライブペダルがあります。

以前、私はKTRが発売される頃に購入を検討したことがありました。当時はシルバー絵なしであれば、8万円〜9万円程度で入手できましたが、新しく発売されたKTRを購入しました。KTRの当時の価格は49,800円だったと思います。その後、KTRの価値は下がる一方なのに、オリジナルのケンタウロスは値が上がり続けました。私は判断を間違ったと言わざるを得ませんね(笑)

現在、とうとう金額的に手の届かない存在になってしまったので、同じ傾向の音が出るペダルの入手を考えていた際、マーレシアのアンプメーカーであるセリアトーンが、ケンタウロスのクローンを製造すると話を聞いて、とても興奮したのを覚えています。

ダメ元でセリアトーンに連絡を取ったところ、いまウエイティングが千人くらいいるけど、それでもよかったら名前を登録するよと言われ、取り敢えず並べておいてと依頼しました。待つこと一年強、セリアトーンより連絡があり、「やあ!お待たせしちゃったけど、あなたの順番が回ってきたよ。まだ欲しいかな?」というメールが届きました。筐体の色や形、音の傾向などの好みを伝え、自分好みのペダルをオーダーしました。そこから約1ヶ月後、ようやく目当てのケンタウロスクローンが届きました。




使い方は、よく言われているように、アンプをクランチ、ペダルはボリュームを高めにしてブースト的に使うのがいいと思います。アンプとの相性によっては音が硬くなってしまうことがあるので、艶がある太くて心地のいい音が出るようにゲインを調整してスイートスポットを探します。音量はかなり大きくなりますので使いやすいです。bjfeのHBODも良い音でしたが、音量があまり上がらなかったので、この点ではCenturaの圧勝です。

以前持っていたKTRや、その他のクローンのペダルでは高音がシャラシャラする感じがありましたが、このペダルにはあまり感じません。やはり一般なペダルと比べて、重量のある筐体の効果が大きいのではないか、と考えています。


ビンテージOD-9とOD-808(TS-9とTS-808の同等品)と、こちらのクローンペダルで、オーバードライブは大体揃ったかな、と思っています。


Centuraのレビューを追記しました。併せてご覧ください。