昨日、今回で3回目となる早稲田大学MBAコースの授業を担当させて頂いた。
毎回、優秀な皆さんを前に、私などがお話して良いものか?と不安半分、お引き受けしたからには本気で伝える一心で臨んでいる。
まずは皆さんの自己紹介から。
あらゆる場面で拍手をするのが大川印刷流。
大手金融機関から授業を受けに来ている方、大手広告代理店を退職後、NPOに携わりながら新たな起業を考えている方、
後継企業家を目指している方などなど、様々。9名が参加された。
45分間の講演。
講演終了後は30分間の質疑応答タイム。
金融機関の方が多いこともあり、CSRと売上、収益の関係についての関心が高かった。
利益には「目に見える利益」と「目に見えない利益」があり、「目に見える利益」はお金や数字、「目に見えない利益」は従業員さんの人間力や思いやり、心など。
CSRは「先義後利」。
「義を先にして利益を後にするものは栄える」と言う考え。大丸の社是や京都のお麩屋さん、半兵衛麩さんの家訓などで有名。
「目に見えない利益」である「人間力」
や「思いやり」は、その人の行動となってやがて「目に見える利益」につながる。
「速効性」を求めるのではなく、「遅効性」を信じる
経営者は「速効性」を求めるのではなく、「遅効性」を信じて行動を継続する。
速効性がある、特効薬のようなことがあるなら、とっくに他の経営者もやっているだろう。
質疑応答を終え、次は場所を変えて懇親会。
でもフツウの懇親会はやらない。
つづく