「人間CSR」と言っている割に、CSRの話題が少ない、と言った意見があるかどうかは分からない(笑)が、時折この題材について触れて行きたいと思う。

それは決して偉そうなものではなく、何の知識もない中、中小100年企業を受け継いで素直に感じているのことを、みなさん、そして幼い息子のためにも記して行きたい。

「CSRとの出会い」
2002年、横浜青年会議所で「人と企業のみらい創造委員会」の副委員長を仰せつかった私は、社会起業家の調査研究を担当。

そして傑出した若者を全国各地からエントリーし表彰、広く世の中に知らせて行こうと言う「人間力大賞」を担当し、横浜のみならず、当時「社会起業家」と言われる人達を一生懸命調べてみた。

これが「CSRとの出会い」と言っても良いだろう。

よさこいソーラン祭り」の長谷川岳さん

ジオ・サーチ」の冨田洋さん

スローウォーターカフェ」の藤岡亜美さん

などなど。


中小企業の技術が世界の人々の命を救う。
ジオ・サーチの冨田さんとはお会いすることはできていないが、取り組みに感動した。

御徒町駅付近で起きた陥没事故。

このような問題を未然に発見できる、道路下の状況を探知する装置を開発した大田区の中小企業。この会社の技術を地雷除去に活用できるのではないか?
なんと国連地雷除去責任者の要請を受け、こちらの会社が地雷除去に立ち上がる。

印刷業界は今も大変ではあるが、当時の私はあまりに先が見えず、悲観していた。

そんな矢先、中小企業の技術が世界の人々の命を救うことができることを知って、興奮したことを覚えている。

伝える「技術」よりも、伝える「想い」の方が大事
藤岡亜美さんとは実際に何度かお会いし、お話を聴く機会に恵まれた。
STYLE2002での彼女のプレゼンは今でも印象的だ。

既にパワーポイントでのプレゼンが主流だったと思うが、手書きのイラストを使い、心や想いがこもっていた。

パワポのアニメーションがいかに複雑であろうと、伝える想いの強い人には勝てない。
続く