パーキンソン病患者にタケプロンの処方
パーキンソン病の患者さんに胃薬としてタケプロンやガスターを使う事があると思います。
しかし、ドパミン+DCI 製剤は酸性下で吸収が増加するそうです。
僕の薬局で薬が効きにくなった患者さんが、タケプロンをやめて劇的に良くなったという患者さんがいたようです。
今日の治療薬には吸収を高めるために食前投与、胃酸分泌抑制薬の中止、レモン水で薬服用、胃腸運動促進薬の追加がありました。
メネシットにナウゼリンが高齢のパーキンソン病の初期でよく出ますが、それはメネシットによる投与初期の吐き気予防のためだそうです。
アルツハイマーの疑いで徘徊をする患者さんにセロクエルの処方
初診の患者さんで、何も処方意図がわからなかったので、血糖の事だけ言って薬を渡しました。
先輩に聞くと、
今日の治療指針という本を見せられました。
そこにはBPSDに非定型抗精神病薬を適応外で使うと書かれてました。
BPSDとは『認知症に伴う行動障害と精神状態』で、徘徊、不潔行為、せん妄などです。
アリセプトに抑肝散が使われるのも、これに対する処方でもあるようです。
でもアリセプトにセロクエルは見ないような気がします。
アルツハイマーも数年後に新しい薬ができるようです。
前に行った勉強会では、海外から薬を取り寄せて服用している方もいるようです。
ガス…ってどうでもよさそうで気にしてなかったのですが、まとめました。
ガスター、ガスコン、ガスモチン、ガスロンN、ガナトン
ガスター:H2ブロッカー
ガスコン:ジメチコン、胃腸内ガス駆除薬
ガスモチン:イトプリド、5-HT4アゴニスト→アセチルコリン遊離→消化管運動亢進
ガスロンN:イルソグラジン、胃粘膜保護
ガナトン:イトプリド、D2遮断→アセチルコリン遊離→消化管運動亢進、吐き気止め
ガスロンNのNは日本新薬のNみたいです。