今回は本当に手短に。
東京大空襲後の、あの、がれきのシーンからの書き出しです。
------
『冬吾さん、冬吾さん大丈夫?!いま助けてあげるから、待っとって!』
『危ねえ。こっから離れろ。』
『冬吾さん』
『はやく!』
『見ろ、ひでえ世の中だ。おれも…お終いだな。』
『すぬ前に、桜ちゃんの顔を拝めたのは、神様のおみつびきなんだな。』
『やめてよ!わたしには生きろって励ましたくせに!そんなこと言わんでよ意気地なし!』
『死なんで…』
『一緒に生きてよ…。わたしだって…ぎりぎりのところでやっとの思いで生きとるんだよ!達彦さんに死なれて、今また冬吾さんに死なれたら、生きとる甲斐がない!』
『もう大事な人に死なれたぁない…』
『わたしの為に生きて…わたしと一緒に生きてよ冬吾さん!』
(有森桜子/杉冬吾 第120回/第121回)
------
おおお!やはり、この頃でさえ、桜子さん、見事なまでの直球で冬吾さんに立ち向かっている。
『…そんなこと言わんでよ意気地なし!』で突然冬吾さんにタメ口になった挙句、『もう大事な人に死なれたぁない…』『わたしの為に生きて…わたしと一緒に生きてよ冬吾さん』なんて、清々しい程、桜子さん一流の立ち向かい方ですよ。
タテマエや綺麗ごとじゃなくて本音でぶつかっているから、なによりも『生きろ』という本音が伝わる。だから、最後の方、文字では限界なのですが、映像では『わたしと一緒に』より『生きてよ冬吾さん!』の方にわずかに力点が移っている。
ところで、131回 - 132回からここにへ来られた方、こちらからお戻り頂けます↓。
『絶対にいかん!』(純情きらり第22週131回 - 132回)
それでは。
(つづく)