北朝鮮の金正日総書記の死去を受け、三男の正恩氏が権力を継承し、北朝鮮は3世代にわたる世襲支配が続く公算が大きくなった。
27歳前後とみられる正恩氏について多くは知られていないが、北朝鮮では権力継承の準備が進められていた。
すでに朝鮮人民軍大将の称号を与えられており、今年5月には中国を訪問したと報じられている。
正恩氏はスイスで教育を受け、英語とドイツ語を話すもよう。顔立ちは祖父で建国者の故金日成主席によく似ている。
アナリストによると、韓国に50人の犠牲を出した昨年の2度の軍事行動は権力継承をめぐり軍部の支持獲得を狙ったもので、「先軍政治」政策の維持を確認したものとみられている。
専門家の間では、正恩氏はこれまでの軍事優先の政策を継承するとみられている。