『開幕投手は宮國椋丞が一歩リード！？』

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　　弱冠ハタチのイケメン投手が大役の座を掴もうとしている。
　巨人の宮国椋丞（２０）が２日のオープン戦本拠地初戦の先発マウンドに上がる。沖縄出身の宮国は、２月２３日の地元でのオープン戦開幕戦も任された。川口投手総合コーチには「１５勝がノルマ」と言われ、首脳陣の期待は大きい。

　原監督は球団の公式ホームページ上で「３月２９日からの広島との開幕３連戦で、内海、杉内、沢村は先発させません。本気です。ＷＢＣ組以外の投手にはそう言ってあります」と明言。今季の開幕投手は宮国、高木京、新人の菅野の３人で争わせるとしている。その筆頭候補が宮国なのだ。

　１８５センチ、７６キロ。モデル顔負けのスタイルと甘いマスク。実力も兼ね備えている。にもかかわらず、控えめでおとなしい性格から、メディアの露出は少ない。

　特徴は蚊の鳴くような小さな声。先発で６勝を挙げた昨年の球団納会で「会見の声が小さい。もっとボリュームを上げた方がいい。これは来年の課題だな」と原監督に注意された。それでも「極度の人見知り」を公言するだけに、一向に声のトーンが上がらない。人は簡単には変わらない。そして変えられないのだ。さるテレビ局関係者がこう言う。

「キャンプ中も記者が待っている出口を避け、建物の裏口からこっそり脱出することがしょっちゅうあった。報道陣泣かせの選手です。宮国が記者の囲み取材にたどたどしく応じていると、新人の菅野が乱入して質問。『ちょっと菅野さん、からかうのはやめてくださいっ！』なんて本気で怒って汗をかいている“純情系”。ベテラン選手のように、マスコミ慣れしている菅野とは対照的です」

　普段は頼りなく映る宮国もマウンドでは一変。原監督は「ドキドキしていても、マウンドでは堂々と落ち着いて、そういうふうに見える投手。内面の部分が非常に強い」と評価している。

　マウンドから降りればスイッチが切れる。こんなメリハリがつけられるのは大物の証しかもしれない。

（引用元：http://gendai.net/articles/view/sports/141236 ）

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