スポーツ報知雑感〜来季に向けた起用の話
強くはないが、しっかりと雨が降ってます。この時期の雨は、冷たくて外に出るのが億劫になるよね。最初に、本日のスポーツ報知ですが、一面は例によってタレントの有馬記念なので割愛。ジャイアンツ情報は、2面3面しかありません。中山礼都が大きいグラブを使う‥というのはどうでもいいが、ライトの定位置をしっかり勝ち取る決意が固そうで一安心。内野同様に外野も戦国時代。ベテランの丸佳浩、日ハムから移籍の松本剛、助っ人のキャベッジ、芽を出し始めた佐々木俊輔と中山礼都。さらに、ファームから浅野翔吾、三塚琉生も上がってくれば、この争いに加わる。松本剛の加入が、良い毒薬になればいいと思いつつ、センター佐々木、ライト中山の布陣はジャイアンツにとってはベストの布陣だと思っている。そして、右側にはホークスから移籍してきた板東湧梧。まだ育成選手だが、春季キャンプで支配下を勝ち取り10勝してくれるそうだ。今シーズン、ジャイアンツの二桁勝利は山﨑伊織のみ。決して低くはない二桁の壁だが、それを育成からいきなり宣言。ジャイアンツの投手層を考えれば、這い上がるチャンスはいくらでもあると思う。とにもかくにも、本人次第なので夢物語で終わらせずに、勝ち取ってほしい。実は、期待してる。凄く期待している。最後は、話題の石塚裕惺。球団からは『三塁でも出られる準備を』と言われているらしい。GGとベストナイン受賞で、打撃でも打率・出塁率でタイトル争いをした泉口を、一軍実績のない2年目に無条件で渡すことはしないだろう。しかし楽天イーグルスは、ショートのポジションに村林がいるにもかかわらず、ルーキー宗山に与えたという事例もある。コンバートされた村林はGGとベストナインを受賞している。宗山は新人王もタイトルも逃したが、プロでもやっていけるという手応えは掴んだと思う。話を戻すが、石塚裕惺も与えられたポジションで全力を尽くせば、おのずと結果はついてくるだろう。坂本勇人と自主トレを行うことは決まっているらしいが、ただ一緒にやるだけではなく、何を学ぶのか、目的を持って参加してほしい。これは私見だけではない。かつて、某球団のベテランが同行した若手に対し、『お前たちは何を学びに来た。一緒に練習したいだけか?』と問いかけたことがあり、その言葉がずっと頭に残っている。選手たちは、今もジャイアンツ球場の室内練習場で、来季に向けて黙々と練習を積んでいる。その努力が必ずしも報われるとは限らない世界だが、少なくとも、2年かけて正捕手に育てた大城を、起用ひとつで外してしまったような例を、再び見せられることだけは避けてほしい。