大エルミタージュ美術館展3 | Skywalker’s

大エルミタージュ美術館展3

「ボストン美術館日本美術の至宝」の記録がやっと終了
続いては「大エルミタージュ美術館展」の続き

「ボストン美術館日本美術の至宝」の記録は
トーハクでの会期が過ぎてしまったけれどこちらは終了前に終わるか




第1章 16世紀 ルネサンス:人間の世紀




「初期ルネサンスは15世紀のフィレンツェで花開きました。
 
 この西洋近代の始まりを画する時代には、
 古代の「再生(ルネサンス)」という理想のもと、
 芸術と人文主義(ヒューマニズム:古代のギリシャ、
 ローマ文化に学ぶという姿勢)は新たな誕生を遂げ、
 レオナルド・ダ・ヴィンチら天才芸術家たちが活躍しました。
 
 16世紀になると、
 ルネサンスはイタリア全土そして欧州各地へと拡がります。
 
 なかでもヴェネツィアは、経済的・政治的繁栄を背景に、
 ひときわ豪奢な都市文化を育みました。
 
 第1章では、
 盛期ルネサンスの精華である
 ヴェネツィア派の豊かな絵画世界をおもに紹介します。

 16世紀初め、
 ティツィアーノはヴェネツィア絵画の様式に革新をもたらしました。

 そのダイナミックな構図、艶やかな色彩、
 流麗な筆触から生み出される官能的な絵画は、
 文字通りヴェネツィア絵画の黄金時代を先導したのです。

 本章では、このほか、ミラノやクレモナなど
 北イタリアの諸都市で活動した画家たちの作品も紹介します。

 16点の逸品を通して、
 ルネサンスからバロックへ向かう時代における
 イタリア・ルネサンスの多様性に触れることになるでしょう。」




という感じ




まず出迎えてくれるのが
ティツィアーノ・ヴェチェリオ「祝福するキリスト」




$Skywalker’s




キリストの肖像画という感じ
暗い色調の背景に鮮やかな赤と青の服

右手の仕草は祝福
左手に支えられた球形のクリスタルガラス

このクリスタルガラスは
万物の支配者としてのキリストの象徴だそうだ




ちなみにティツィアーノ・ヴェチェリオの自画像




$Skywalker’s




そして「田園の奏楽」




$Skywalker’s




兄弟子ジョルジョーネが着手するも制作途中で死去した為
若きティツィアーノが様々な個所に手を加えて完成させたとされている




この作品はマネの問題作「草上の昼食」の制作において
重要な典拠を為す強いインスピレーションを与えたことでも知られている




$Skywalker’s





そういえばラファエロが残したデッサンに基づいて
後世の画家マルカントーニオ・ライモンディが制作した

銅版画「パリスの審判」も
マネのこの作品の基になっているらしい




$Skywalker’s