家電の耐久性を語る (1) | 食道がんと闘います

食道がんと闘います

65歳食道がんサバイバー。
初発は2013年、ステージ3aリンパ節に転移。
手術で切除し抗がん剤治療。
しばらく無事でしたが2016年に肺転移、切除手術。
以来、異常はありません。
定年退職後、大学で医療系を学び卒業、再度就職するも3か月で解雇、その後思いきって開業。

60歳の停年退職後に二度目の大学に進み、そこで得た資格や知識を活かして開業したのが昨年(2022年)の10月です。

その時に店舗の備品としていくつか家具や家電製品を購入しました。

もともと大儲けしようというつもりはなく、まあ老後の道楽みたいな気持ちで始めたことですので、収入はそれほど見込めない代わりに開業のための経費もかなり抑えました。

家具の主力はニトリでしたが、家電は山善の製品を多用しました。

山善。

もしかしたらご存じない方もいらっしゃるかもしれません。

一応、日本の企業らしいですが、製造は大陸方面だろうと思います。

この山善ですが、日立とかパナソニックとか三菱電機などの第1グループ、AQUA、シャープ、富士通ゼネラルなどの第2グループ、その後続くらいの位置づけではないかと思っています。

他のブランドで言えば、アイリスオーヤマとかツインバードとか。

以下、第3グループと書きます。

純然たる大陸系、半島系のブランドや家電大手のPBと比べたらどちらが上かと聞かれると迷ってしまいますが、たぶんアフターサービスとか苦情相談窓口とかのことを考えたら、山善やアイリスオーヤマなどの第3グループの方がマシではないかと考えているわけです。

この第3グループのいいところは何かといえば、これはもう価格が安いこと、これしかありません。

小さな店舗運営のために購入した家電製品ですから、掃除機とか湯沸かしポット、サーキュレータなどといった小型のものばかりです。

例えば湯沸かしポットなど耐久性も何も、壊れようがないものだと思っていましたので、安ければいいと山善から購入しました。

これが、壊れました。

ある日突然、スイッチを入れてもうんともすんともいわなくなりました。

それも腹立たしいことに、無償の保証期間が明けるのを待っていたかのように、購入してから1年とほんの少し経ったところで壊れたのです。

まもなく掃除機も壊れました。

これは、スティック型のクリーナーだったのですが、柄の部分のネジ止め部分がぶっ飛んでしまいました。

これまた購入してから1年とほんの少し経ったところでした。

1年を経過したところで壊れるように強度設計してあるのではないかと思ったくらいです。

 

古人曰く

安かろう悪かろう

安物買いの銭失い

 

そういえばニトリの書棚も壊れてしまいましたが、これはあと数日で1年経過というところで壊れてくれましたので、ぎりぎりのところで交換することができましたが。

 

その一方で。

わが家の冷蔵庫です。

購入したのがちょうど2000年のこと。

未だに現役です。

23年間、一度も故障することなく稼働しています。

ちゃんと冷やしてくれますし、氷もできます。

わが家を見渡してもこれほど長く稼働している家電製品はありません。

強いて言えば40年前の電気こたつがありますが、これは今は使っていなくて押し入れの奥にしまい込んであり、時々、電気を入れてみたらちゃんと暖かくなったというもので、1日24時間365日休まずに動いている冷蔵庫とはワケが違います。

2年半前に今の家に引っ越してくる際にお世話になったたいへん優秀な引越屋さんもやや及び腰で、「引っ越し作業で振動やなんやで壊れたら寿命だったとお考え下さい」と前もって釘をさされたくらいの古参兵です。

遠からず、ある日突然、壊れるのだろうと思いますが、その前に買い替えしないといけないという気持ちと、ここまできたら最後までつき合ってやろうじゃないのという気持ちの両方があります。

メーカーは三菱電機、型式はMR-Y47Xという製品です。

リサイクルのサイトで調べてみたところ2,000円で売り買いされていました。