みなさま、こんにちは!
海外投資のGIA代表・両角です。
【ゴルディロックス相場】
(適温相場)
皆さんも一度はこの言葉を、
耳にしたことがあるかと思います。
ウェキペディアによると、
こう解説があります。
景気が過熱も冷え込みもしない、
適度な状況にある相場のこと。
童話『3びきのくま』で
主人公の少女ゴルディロックスが飲んだ
「熱すぎず冷たすぎない適温のスープ」
に由来するもので、
初出はソロモン・ブラザーズの
David Shulman が1992年3月に発表した
『The Goldilocks Economy: Keeping the Bears at Bay』。
世界経済において、
投資家のリスク選好を損なう程の
悪さではない場合に
「ゴルディロックス相場」
が発生する傾向があり、
リーマンショック以後、
米国や欧州各国で行われた
積極的な金融緩和策によって、
景気は緩やかに回復され、
相場をジリジリと押し上げてきました。
実際に米国では、
2018年10月にダウ平均株価が
過去の最高値を更新しましたし、
景気の良さ、力強さを示していましたね。
リーマンショック後、
2009年6月から始まった景気拡大は
昨年末の時点で114ヶ月間。
このまま順調に行くと、
今年の6月で120ヶ月に達し、
戦後最長の景気拡大期となるだろう、
と強気の見方が多数見受けられました。
しかしながら、
日中貿易戦争に代表されるような、
強引かつ保護主義的な外交政策や、
政府内役職の度重なる更迭・辞職に、
国内外からトランプ政権に
対する不満も見られ、
FRBによる利上げに対して
金融システムへの不信感も生じ、
昨年10月頃から株価は下落。
終わってみれば、
トランプ政権が発足してから初めて
株価が前年割れる結果となりました。
もしかすると、
予想よりも早く景気が停滞、
あるいは後退し始めるかもしれません・・・
「炭鉱のカナリア」は鳴いているのか
景気が悪くなるかもしれない・・・
そんな悪い予感をサポートする
興味深い事象をご紹介します。
と、その前に。
『炭鉱のカナリア』
をご存知ですか?
「炭鉱のカナリア」とは、
何らかの危険が迫っていることを
知らせる前兆を指す慣用句の1つで、
炭鉱等で有毒ガスが発生した際に、
人間よりも先にカナリアが察知して
鳴き声が止むことに由来します。
金融の世界では、
株価の急落や景気変調のリスクを
示すシグナルの意味で使われますが、
そんな炭鉱のカナリアが
出現するかどうかを見る際に、
ある指標と深く関係があると言われています。
その指標とは、
『長短金利差』です。
短期金利は1年以内の金利、
長期金利は1年以上の金利
(一般的には10年国債の金利)
とされ、この2つの金利の差を指します。
通常の経済状態では、
『短期金利<長期金利』
となり、
イールドカーブ(※)は
右肩上がりになります。
※
残存期間が異なる
複数の債券などにおける
利回りの変化をグラフにしたもので、
横軸に残存期間、縦軸に債券などの利回りをとる。
この金利差が
景気悪化に転換する直前
(=景気がピークになる直前)に
マイナスになるのです。
上記グラフは
1982年から現在までの
米国の長短金利差の
移動平均をとったものです。
グラフの中の青い縦棒が、
アメリカの景気の天井から底に向かう、
いわば「景気の悪化期」に当たる期間ですが、
注目すべきは、
黄色の折れ線グラフで
示した長短金利差が、
景気悪化に転換する直前
(=景気がピークになる直前)に
マイナスになっているのがわかります。
2001年に起きた
ITバブル崩壊での景気後退、
さらに2008年の
リーマンショック前後の
金融不安での景気後退が
現実に訪れていた訳です。
もちろん、
逆イールド(長短金利の逆転現象)が
発生したからといって、
今すぐ景気が悪化に向かう
ことには直接的に繋がりませんが、
今後の景気を占う際の重要な指標の
一つであることは間違いなさそうです。
「米中貿易戦争の行方」か!?
2019年は
これまで続いてきた
ゴルディロックス相場が崩れ、
世界経済が減速していく、
その可能性が昨年よりも
高まっていると思われます。
ドル円相場も
昨年は年間の値幅が10円にも
満たない稀にみる膠着相場でしたが、
今年はボラティリティの高い
相場になっていくと予想しています。
2019年に予定されている
主なイベント(〜10月)はこちらです。
* ブラジル大統領就任
* BREXIT協定案の英議会採決
* 米中貿易協定交渉の開始
* 日米貿易協定交渉の開始
【2月】
* タイ総選挙
* モラー特別検察官による「ロシアゲート」捜査の報告
【3月】
* 米中通商協議の期限
* 英国のEU離脱(BREXIT)
* 中国全国人民代表大会(全人代)
【4月】
* インドネシア大統領選挙
* G20財務相・中銀総裁会議
(ワシントンDC)
* 第2回「一帯一路」国際協力サミット
(北京)
【5月】
* 欧州議会選挙
* インド総選挙(時期未定)
* 豪州総選挙(同)
* 南ア総選挙(同)
【6月】
* 米中ASEAN首脳会議(タイ)
* G20財務大臣・中銀総裁会議(福岡)
* G20サミット(大阪)
【7月】
* 参院選(日本)
* アフガニスタン大統領選挙
【8月】
* G7サミット(フランス・ビアリッツ)
【9月】
* 国連総会
* ラグビーワールドカップ
(日本、~11月)
【10月】
* アルゼンチン大統領選挙
* ドラギECB総裁の任期満了
* 消費税10%値上げ(日本)
2019年は、
国内外で景気に影響する
可能性のある出来事が続きますね。
1番のリスクと言えるのは、
やはり米中の貿易戦争の行方でしょうか。
3月にはアメリカの中国に対する、
新たな関税の猶予期限が切れることで、
先行きがどうなるか、
予断を許さない状態に。
交渉が決裂した場合は、
世界経済に対して
大きなマイナス要因となって、
リスクオフの展開になっていくでしょう。
(円高に向かう可能性が高い)
また、もし本当に、
イギリスがEU(ヨーロッパ連合)を
離脱することになってしまえば、
世界貿易が混乱することになるでしょう。
そして日本では、
10月に消費税が増税される予定ですが、
2014年増税時での苦い教訓を生かし、
何とか消費を落ち込ませずに
増税を乗り切ろうと
政府は実際の増税分より
多く国民に還元すると言ってますが、
実際にはどうなるでしょうか。
この他にも
* 欧州の政治不安定化
* 米国金融政策
* 中国経済の成長鈍化
* 原油 / 為替相場
* 新興国通貨
* 中東情勢
* 北朝鮮の非核化
* 南シナ海領有権問題
* 日銀緩和の出口政策
* 株安・円高リスク
* 暗号通貨の行方
などなど、
気になることが満載です(汗
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素晴らしい1年になりますように、
一緒に投資を学び磨いて参りましょう!






