「あるスキャンダルの覚え書き」
★★★★★ 6/16 仙台フォーラム
チョー怖いよ……、ジュディ・デンチ。
ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの演技がとても楽しみだったのだが、予想以上だった。
それにしてもジュディ・デンチ演じるバーバラのキャラは物凄い。
粘着。湿っぽい。キモい。笑えるぐらい酷い。
バーバラとシーバの関係は若い時ならありそうなものだが、この年齢で、ってところが恐怖を煽る。
実際いそうだし。リアル感ありあり。
それはジュディ・デンチの演技によるところが大きい。
大好きなケイト・ブランシェットを久々に堪能することもできてよかった。
バーバラの立場、そしてシーバの立場から「孤独」についていろいろ考えてしまった。
孤独っていうのは不思議な感情で、独りでいるからといって必ずしも孤独を感じるわけではないし、大勢と時間を共有しているからといって孤独を感じないわけでもないし、端から見れば満たされているように見えても実際は孤独を感じていたりするわけで難しい問題である。
この映画の場合は女性の感情ということで女性が見たらもっと共感というか同調というかよりわかるというか、そんな感じなんじゃなかろうか。
また、笑えるぐらい執着したり屈折したりするバーバラを笑えない人もいるんじゃないかという、そう思っちゃう時点でリアルに怖い。
後まで残っちゃう映画だった。結局バーバラの人生を考えると可哀想なんだよな。
