BRICSはユダ金システムに「NO」と言う全く新しい金融システム構築を開始 | Ghost Riponの屋形(やかた)

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BRICS諸国 「SWIFT」のような決済システム創設について協議開始
2015年06月18日 Sputnik 日本
http://jp.sputniknews.com/business/20150618/469742.html

BRICS諸国は、「SWIFT」のような多国間決済システムの創設について協議を開始した。ロシアのリャプコフ外務次官が、リア・ノーヴォスチ通信からのインタビューで明らかにした。

米国とEUはBRICSの活動を妨げる政策をとっている
外務次官は、協議について、「BRICSフォーマットにおける多国間決済システム創設の可能性について話し合われている」と述べ、その目的は、SWIFTのようなシステムを使用する国々の決定から大きな独立性を確保することだと伝えた

SWIFTは、金融通信を行う国際システム。SWIFT経由で一日あたり6兆ドルが取り扱われている。 ロシアでは、取引の約80パーセントを取り扱っているロシアの600の銀行と機関がSWIFTを使用している。 SWIFT利用者の割合で、ロシアは米国に次いで2位

昨年秋から、ロシアの銀行がSWIFTから排除されるという危険性がささやかれるようになった。ロシア政府は、SWIFTからロシアが排除される可能性に激しく反応した。メドヴェージェフ首相は、その場合、ロシアの対応は「制限のないものになるだろう」と述べた。中央銀行は12月、SWIFTと同じような国内システムを稼動させた。

目処がついたので、下の記事になったと。
見出しの、
「BRICSは環大西洋システムに「NO」と言う全く新しい経済システム構築を開始」
は、気遣いオブラートに包まれているので、オブラートを取ると(笑)
「BRICSはユダ金システムに「NO」と言う全く新しい金融システム構築を開始」
となる。


BRICSは環大西洋システムに「NO」と言う全く新しい経済システム構築を開始
2015年07月07日 Sputnik 日本
http://jp.sputniknews.com/politics/20150707/546163.html

ロシア連邦バシコルトスタン共和国の首都ウファでのBRICSサミットを前に、市民の権利を目指すドイツの運動体「連帯」の代表でシラー研究所の創立者ヘルガ・ツェップ-ラルーシュ氏は、ラジオ・スプートニクの単独インタビューに応じ、地政学を克服する役割と新しい経済システムの構築についてコメントした。

以下その内容をまとめて、御紹介したい。

「地政学が、二つの世界大戦の原因だった。もしそれが核兵器を伴った第三次世界大戦を引き起こすのであれば、それは人類の破滅につながる。それゆえ肝心な問題は、いかに我々が地政学的考え方を越えるかという事だ。人類共通の目的を基盤にした新しいパラダイム思考を開始しなければならない。一つの国あるいは国家グループの利益という観点ではなく、全人類的観点から見る必要がある。我々にとって必要なのは、人類は一つという完全に他の考えの方向に進み、あちこちで起きているあらゆる紛争解決に努める事だ

昨年2014年のブラジルでのサミットの後、BRICS諸国は完全に新しい経済システムの構築を開始した。この事はもう現実である。そのシステムは、カジノの原則により作られた環大西洋システムに「NO」を言うものだ。環大西洋の財政金融システムは完全に破たんしたという事実を考慮しつつ、我々は、国民投票でのギリシャ人の勇気ある意志表示の後、あのシステムはいつでも崩壊する可能性があると確信した。

米国や欧州がBRICS諸国と協力できる新しいプラットホームが、成果となるだろう。ユーラシアと欧州の協力の中に、参加諸国すべてにとって有益な新たな世界経済秩序が誕生する可能性がある。中国の習近平国家主席が何度も言っているように、我々にとって必要なのは、互いに協力し勝利する方向に進む事だ。この理念こそが、地政学的ものの見方を克服する道につながっている。」

ユダ金システム(株、先物、デリバティブ、通貨、国債、債券すべて)が、「破たんした」と書かれてますね。(破たんしていても、人々がギリシャのように拒否しなければゾンビのように存続し続けるのか)
ざっくり、「BRICS銀行が動き出すので、紙切れ米ドルを中心としたユダ金によるユダ金のための銀行システム、いつ崩壊してもOKでございます。」とも読み取れる。
ドルシステムが崩壊しても、BRICS銀行で取引すれば良いので、世界経済は止まらない。
実際に製品を作っているのは、世界の工場である中国を主としたBRICS諸国であり、資源を売っているのもBRICS諸国である。(下の世界地図が参考になる)
となると、「ドル関所必要ないアルね?直接取引すれば、手数料取られないアルね」と、普通は考える。(今まで、SWIFTのようなシステムを構築する政治力も経済力もなかったのか、都度潰されて来たのか)
BRICS開発銀行が使えるとわかれば、多くの国が参加する可能性がある。(例:ギリシャ)
アジアインフラ投資銀行(AIIB)も似たようなものである。
これは、新しい“まともな”世界金融システムの誕生に見える。

外国人「各国最大の輸入国で地図を埋めると…中国の凄さがよく分かる」【海外の反応】
http://www.all-nationz.com/archives/1008639848.html


広大な国土(資源)と人口を抱えるBRICS↓
BRICS経済圏で、鎖国できる可能性もある(笑)

BRICs
https://ja.wikipedia.org/wiki/BRICs
2008年5月時点で G6(日独英米仏伊)の15%に過ぎない経済規模は、2025年には約半分の大きさに、2040年頃には先進国を上回り、2050年の時点ではBRICsがG6の1.5倍の規模になるとみられている。5カ国が注目される理由として、特に3つの点が挙げられる。

規模の大きさ
BRICsが世界に占める割合をみると、国土面積で32%、人口では45%となっており、世界の中で圧倒的な比重を占めている。
世界経済に占める地位
GDPの割合を購買力平価で換算すると 24 %(ただし、2007年、中国の購買力平価ベースの GDP が基準値の変更の遅れなどで、四割減少した)[† 2]と大きく上昇し、アメリカ (21%)、EU (20%) を既に上回っている。
これまでの成長実績および今後の成長見込
ここ10年の間に新興工業国の経済成長が失速したのとは対照的にこの5カ国は平均で年6%の成長を遂げており、特にインドとブラジルは今後も比較的高い成長率を達成していくものと予想されている。

BRICsの国の特徴
・国土および資源大国である。国土面積はロシアが世界1位、中国が3位、ブラジルが5位、インドが7位、南アフリカが24位。面積でいえば5ヶ国合計で世界の約32%を占めている。また、それに伴い天然資源にも富んでいる。中国やインドは1人あたりの資源量は決して多くはないものの、5ヶ国とも資源大国である。資源としては石炭・鉄鉱石・天然ガスが4ヶ国に共通しており、原油・ボーキサイトなどもほとんどの国で産出されている。
・人口大国である。2000年代初頭の人口は、中国が約13億人(世界1位)、インドが約11億人(世界2位)、ブラジルが約1億7,000万人(世界5位)、ロシアが約1億4,000万人(世界7位)、南アフリカが約4,900万人(世界25位)となっており、5ヶ国合計で27億人以上、世界の人口の約45%を占めている。今後もロシアを除く4ヶ国では人口が増加し、2050年には32億6,000万人にまで膨れ上がるとされている。ただし、ブラジルとインドおよび南アフリカでは将来的にも人口が増え続ける一方で、ロシアは特に21世紀に入って以降、人口が急激に減少する傾向にあり[8]、人口が多いため一人っ子政策を採る中国でも将来的には人口が減少すると予測されている。



ジワジワ効いてる効いてる「達人プーチンのワナ」↓(要点を抜出)
ロシアの天然ガスに頼らないと文明を維持できないEU・・・どうするのだろうね。
リンク先で全文読むと、タイムリーかもしれない。
(↑のSputnik記事の解説にもなっているように思う)

達人プーチンのワナ
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-11972857181.html
さほど遠くない過去、イギリス人科学者が、見事に、数年前、公表されたアメリカ地質調査の結果と同じ結論を出した。つまり、ロシアからのエネルギー供給無しでは、ヨーロッパは存続できないというものだ。英語から世界中の他のあらゆる言語にされており、これはこういう意味だ。“もしロシアからの石油とガスが、世界のエネルギー供給バランスから、無くなってしまえば、世界は存続できなくなる”

中国は最近、金とアメリカ・ドル建て外貨準備を増やすのをやめる予定だと発表した。アメリカと中国との間の貿易赤字の増大を配慮して(現状では、違いは、中国が五倍優位だ)、この金融語による声明を翻訳すると、“中国は商品をドルで売るのは停止する”ということなのだ世界中のマスコミは、この最近の通貨制度史上最大の出来事に気がつかないふりをしている

世界オイルダラー・モデルの基本原理は、世界通貨制度(GMS)で支配的なアメリカ通貨の役割に基づいて、他の国々や人々の労働力と資源を犠牲にして、アメリカ合州国が率いる欧米諸国が暮らせるようにするものだ


つまり、世界通貨制度(GMS)=米ドルシステムが、終わると言うことですね。

中国は、実体経済があるので、株価が下がっても持ちこたえるのかどうなのか↓


安倍を失脚させるまで下げろ
(2015年7月 8日 野次馬
http://my.shadowcity.jp/2015/07/post-7422.html
本日も目出度く日経平均株価が大暴落で、ギリシャショックというより中国ショックなんだが、世界はみんな繋がっているので、同じ事だ。日本だけが無縁ではいられない。中国株の場合は、この半年ちょっとで倍以上に大暴騰したあげくの下落なので、「調整」という言葉で済むけど、日本株はそうも行かない。アベシンゾーが首相になって以来、着々と注ぎ込んできた年金資金が真夏のカキゴオリみたいにどんどん溶けて行くw


関連記事↓

露中首脳、ウファのBRICS・上海協力機構サミットで経済協力を討議
2015年07月06日 Sputnik 日本(一部引用)
http://jp.sputniknews.com/business/20150706/542912.html
ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席は上海協力機構サミットおよびBRICSサミットで、二国間経済協力からグローバルな問題の解決まで幅広い内容を討議する。ロシアが議長国を務める両サミットは、バシコルトスタン共和国首都ウファで、8日から10日までの開催。
BRICSは、ロシア、ブラジル、中国、インド、南アフリカを含む、非公式の統合体である。その経済規模を総計すると、世界のGDPの15%に及ぶ。
上海協力機構はロシア、中国、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンを含む、政治的、経済的、軍事的同盟である



ギリシャも加わりそうな雰囲気ね↓
(先に、この話があって、ギリシャが動いたような気もする)
パイプラインをギリシャ経由で引く話もあったね。


ロシア大統領補佐官、ギリシャのBRICS銀行加入の意向について語る
2015年07月07日 Sputnik 日本(一部引用)
http://jp.sputniknews.com/politics/20150707/545244.html
ロシアは、BRICS開発銀行に加入するという、ギリシャの意向を関知している。ただし、公式レベルでは、この問題は議論されていない。同行はギリシャとの活動ではなく、自ら直面する問題と課題の解決に関する活動を始める。ロシアのユーリイ・ウシャコフ大統領補佐官が述べた。リア・ノーヴォスチが伝えた。



BRICS開発銀行、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の両頭建てなら諸葛孔明クラスの策士ですね(笑)
とりあえず、順調のようです。
メモ。