人口270人の農村で電力自給率100%に、小水力発電所が6/1運転開始 | Ghost Riponの屋形(やかた)

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スマートジャパン」て、情報が集約されていて良いです。

電力自給率100%の農村が、さっそく登場したようです。
電力自給とインターネットがあれば、コストの高い都心に住むメリットなくなりますね(笑)
食糧自給は、田舎の十八番。
これらの時代は、田舎でしょうか。
その間とって、仕事は都心で、週末は田舎でなんてことになるかもしれません。

旧ソ連圏には、「ダーチャ」なるものがありまして・・・↓


ダーチャ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ダーチャ
ダーチャ(ロシア語:дачаダーチャru-dacha.ogg listen[ヘルプ/ファイル]、英語:Dacha)は、ロシア・旧ソ連圏で一般的な菜園付きセカンドハウスである。

ソ連時代、菜園で栽培した農作物を町に持っていき売る事は禁止されていたが、実際には行われていた。経済が著しく混乱していたソ連末期やロシア共和国初期、ハイパーインフレーションや給与支払いが半年、一年も滞り疲弊し切って、日々の食料調達もままならなかったロシア国民にとって、自活(自給自足)という最終手段で食料、現金収入を得る(自力で瓶詰加工など保存食も製造・保管していた)最後の場でもあった。これがロシアの知られざる力となっている。今では郊外の自然保護、自力で無農薬の安全な食料を確保する手段としても重要視されている。


ダーチャのお蔭で、ソ連崩壊の混乱を乗り切った人、多いのではなかろうかと。
話は戻って、電力自給の話です↓



人口270人の農村で電力自給率100%に、小水力発電所が本日運転開始
2015年06月01日 スマートジャパン
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1506/01/news030.html
岐阜県の山奥に8年前から小水力発電に取り組んでいる小さな農村がある。新たに国と自治体の支援で農業用水路に発電所を建設して、本日6月1日から稼働する。50年間に人口が4分の1以下に減少した農村が電力を自給しながら、特産品のとうもろこしを生かして地域の活性化を図る。
[石田雅也,スマートジャパン]

 岐阜県の中部に位置する郡上市(ぐじょうし)の北西に「石徹白(いとしろ)」という名前の集落がある(図1)。標高700メートルの高地にある水に恵まれた地域だ。地区内を流れる農業用水路を利用して、新たに小水力発電所が運転を開始した。

 6月1日に稼働した「石徹白1号用水発電所」は農業用水路と川のあいだの約50メートルの落差を利用して発電する。水量は毎秒0.19立方メートルで、発電能力は63kW(キロワット)ある。年間の発電量は39万kWh(キロワット時)を見込んでいる。一般家庭の使用量(年間3600kWh)に換算すると100世帯強になり、ちょうど石徹白の世帯数と同じくらいだ。



 石徹白では2007年から小水力発電に取り組んできた。らせん式の水車(0.8kW)を農業用水路に設置したのに続いて、2011年に上掛け式の水車(2.2kW)を導入、それまで休眠状態にあった農産物加工所を復活させた(図2、図3)。

 さらに「エネルギーが自給できる地域」を目指して、1号用水発電所の建設を推進して稼働にこぎつけた。水力発電で最も多く使われている横軸フランシス型の水車を採用した本格的な発電設備である。



図3 石徹白の小水力発電の取り組み。出典:国土交通省

 新設した発電所の総事業費は2億2300万円で、国が50%、岐阜県と郡上市が25%ずつ負担した。稼働後の運営は郡上市が担当する。発電した電力は固定価格買取制度を通じて売電して、年間に1300万円の収益を予定している。

 冬には雪が降り積もる石徹白は1960年前後をピークに人口の減少が続き、50年間に1200人から270人まで減ってしまったことが小水力発電のきっかけだ。農業用水路を流れる豊富な水を生かしてエネルギーの自給自足に取り組みながら、地域の魅力を高めて住民を増やす活動に乗り出した。

 最近は自然の中で子育てができる点をアピールして若い世代の移住を増やしている。農産物加工所が復活したことで、特産品のとうもろこしの生産・販売も順調に伸びてきた。過疎に悩む農村を小水力発電で活性化させるモデルケースになる。


ステップアップして、現在に至ると。
人口増えたら、水車増やせばよいので簡単です(笑)
土地があるなら太陽光追加も良いし、温泉あるなら地熱追加も可。
太陽光などの別システムと組み合わせると、より安定するような気もする。



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2016年からの電力小売全面自由化が始まると、原発を再稼働させた電力会社からは、電力を購入しないという選択を消費者ができるようになる。再生可能エネルギーを選択して、電力を購入することも可能になる。エネルギーミックスは、政府や電力会社の思惑でどうこうなるのではなく、一般消費者や大口の消費者である企業、自治体が決めることになる。未だに原発が安いと刷り込もうとしているようだが・・・福一事故の費用は、誰がどのような形で負担しているのか。その現在進行形の事故対策費用(事故の処理費用)+廃炉費用+ゴミの処理費用が、原発の発電コストにカウントされていないので、正味の発電コストはとてつもなく高い。
そして近い将来、電力を選択して購入するという段階から、毎年投資を積み上げて、自分達で作り出す&余ったら売るという自給自足+販売に移行するはずである。覇権主義(電力会社)が終わり、多極化(自給自足)に移行する世界の動きとちょうど被る。相似形、フラクタル。


自然エネルギーつながりで↓
小泉氏は、罪滅ぼししているのだろうか?



20150604小泉氏脱原発講演(2)
https://www.youtube.com/watch?v=esR-wWEKpJo&index=2&list=PLxIjDAE5ebokStZLy2H3ToVCy0_AVxTSf
9:30~ 原発を立てる地域に、政府が交付金(税金)を与えている。立地対策費、事故の賠償(東電では払えない)、これらは原発のコストに入っていない。事故による環境破壊・・・ 原子力発電は、国民の税負担がなければ、やっていける電力会社は一つもない。政府の保証がなければ、金融機関も融資しない。

28:00~ 原発が、クリーンエネルギーというのは嘘。「九電と原発」原発の温排水による環境破壊。海を汚染している。CO2温暖化の考え方は、大気汚染に対しては有効、地球温暖化は、CO2が原因だけではない。

35:00~ 地震国日本、火山国日本は、原発をやってはいけない国ですよ。




エコ&エネルギーのまとめ
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-10330910957.html
ブラウン・ガス(水で走る自動車)関連リンク集
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-10368895283.html