
東電、月480円値上げへ=家庭向け料金、32年ぶり―燃料費増加で政府に申請
時事通信 5月11日(金)13時34分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120511-00000080-jij-bus_all
東京電力は11日、一般家庭向け電気料金を平均10.28%引き上げる申請書を経済産業省に提出した。申請通りに認められれば、標準家庭の電気料金は月額480円引き上げられる。国の認可が必要な電気事業法に基づく値上げは1980年以来32年ぶり。東電は7月1日からの実施で、2012年度に1900億円、13年度に2600億円の収支改善を目指す。
西沢俊夫社長は高原一郎経産省資源エネルギー庁長官に対し「現在の料金水準のままでは、燃料費の上昇分を賄うのは極めて困難」などと理由を説明した。また、その後の記者会見で「経営合理化を徹底し、最低限の料金値上げをお願いする」と述べ、負担軽減に向けた料金メニューの提示などにより、利用者の理解を得たいとの考えを示した。
値上げ幅は使用量が少ないほど抑制した。また、電力需給が逼迫(ひっぱく)する午後1~4時の料金を大きく引き上げる一方、使用量の少ない夜間料金の引き上げ幅は抑えた新メニューも用意。顧客が利用状況に応じ、最適な料金プランを選択できるようにする。
枝野幸男経産相は11日午前の閣議後会見で、電力料金の値上げを審査する専門委員会を総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)に設置すると発表。「厳しい視点、国民目線で、専門的な知見を持って査定を行う」と強調した。値上げ認可は7月以降にずれ込む可能性もある。
またウソついてそうなので調べますた。
常習だからね(笑)
火力発電
-知りたいところだけ抜粋-
日本国内では、1970年代前半には石油による発電が大半を占めていたが、オイルショック以降、他の燃料への代替が進み、石炭や天然ガスによる発電量が増加した。さらに、90年代後半の電力自由化によって価格の安い石炭にシフトする傾向がある。2004年度では、火力発電の内訳は石炭と天然ガスがそれぞれ40%強、石油は15%弱となっている。
また発電コストは、2011年12月13日の政府の国家戦略室コスト検証委員会報告書案によると、2010年時点で天然ガスと石炭火力が約10円/kwhであるのに対して、石油火力は近年の原油高により37円/kwhとソーラー発電並みに高くなった。ちなみに原子力発電コストは天然ガスや石炭火力と同程度の約10円/kwhである。発電コストに関しては原子力発電の「政府内閣府による試算」の項を参照のこと。
その一方で、原子力発電や自然エネルギーに比べて出力調整が容易であるため、安価に大規模な蓄電を行えない現段階では昼夜間の電力需給調整に欠かせない存在である。現在、日本における発電電力量の約70%を火力発電が担っている。
(火力発電 - Wikipedia)
火力発電の内訳、石炭40%強、天然ガス40%強、石油は15%弱。
(ちょっと古いデータのようですが大きな変化はないと思う)
天然ガスと石炭がコスト安。石油はコスト高。
上記から火力発電とは、石炭と天然ガスでの発電を指すようだ。石油は緊急用だね。
現在、発電電力量の約70%が火力発電と。
シェールガス増産で米LNG安価に、日本の輸入価格引き下げ急務
2012年 02月 6日 08:46 JST
http://jp.reuters.com/article/jp_quake/idJPTYE81K29220120205
<シェールガス増産で米天然ガス価格は2年で半値以下、カタール産LNG余剰に>
米国では、地中の岩盤層から産出されるシェールガスの増産が急ピッチで進んでいる。米エネルギー省は1月、米国が2016年にLNGの純輸出国になるという予測を発表した。大増産を背景に米国の天然ガスの市場価格は過去2年間で半値以下に急落しており、現在100万BTU(英国熱量単位)当たり2.5ドル前後と、日本のLNG輸入価格と比べた場合8割も安くなっている。
このため米国は、同国向け需要をあてにしてLNG増産を進めてきたカタール産LNGの輸入が事実上不要となった。当初、カタール産LNGの受け入れ拠点を目指していたルイジアナ州サビーヌパスの輸入基地は、米国産ガスの輸出拠点に転換され、韓国ガス公社と契約した。契約価格は米国の市場価格に連動し、100万BTU(英国熱量単位)当たり4─5ドルと日本の3分の1程度とみられる。
<31年ぶり貿易赤字の裏に割高なLNG調達価格>
2011年に日本の貿易収支が31年ぶりに赤字に転落した要因として、原子力発電所の稼働停止に伴いLNGの輸入量が前年比12%と急増したためと説明されることが多い。しかし電力・ガス会社が地域独占を背景にコスト削減意識が希薄なため、割高な価格でLNGを輸入し続けてた事実も見逃せない。
>日本のLNG輸入価格は100万BTU当たり16ドル前後と世界で最も割高な水準だ。
http://phaya.blog18.fc2.com/blog-entry-362.html
[FT]米シェールガス革命で世界の石炭価格が下落
(2012年3月13日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819584E3E1E2E2E18DE3E1E2E1E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2
米国の発電量のうち石炭火力発電の占める割合が約35年ぶりの低水準に落ち込んでいる。「シェールガス革命」と呼ばれる新型天然ガスの開発・生産拡大が進み、電力各社がそれに乗じて安値のガスを積極的に利用しているためだ。
■石炭発電の比率が40%を割り込む
変化の影響は米国外にも及んでいる。米国の石炭採掘会社は、輸出に回す石炭の比率を増やさざるを得ない。このためおよそ年1000億ドル規模の燃料炭市場が世界的に供給過剰に陥り、価格が下落している。
こうした石炭離れの傾向は重要な意味をもつ。中国が肉薄しているとはいえ、米国は世界最大の電力市場である。また石炭火力発電は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の最大排出源の一つとされている。
米エネルギー省の最新データによると、石炭は依然として米国の発電燃料で最大を占めるが、昨年12月にそのシェアは1978年3月以来初めて40%を割り込んだ。石炭発電のピークだった85年には60%近くに達していた。
米政府によると「今冬の天然ガス価格の大幅な下落を受け、オハイオ州やペンシルベニア州などの発電事業者は、天然ガス火力発電を一気に拡大した」という。
さらに「旧式の石炭火力発電所より、天然ガス複合火力発電所のほうがずっと効率が良い」とも指摘した。
6月料金を値上げ=イラン情勢緊迫の影響で-電力・ガス14社
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201204/2012041900651
電力・ガス14社が6月の料金をそろって引き上げることが19日、分かった。イラン情勢の緊迫化で、火力発電の燃料などとなる原油や液化天然ガス(LNG)、石炭の価格が高騰したためだ。標準家庭の電気料金は東京電力で前月より60円強上昇し、6973円前後となる見込み。
電力各社の値上げ幅は、関西、四国、九州が30円前後、北海道、北陸が35円前後、東北、中部、中国が40円前後。沖縄は60円を超えるもようだ。
また、東京、東邦、大阪、西部の都市ガス主要4社も値上げする。標準家庭のガス料金は、東京ガスで41円高の5434円程度となる見通し。(2012/04/19-15:51)
>原油価格にリンクする契約によるものだと書いてないので誤報レベル。
燃料価格が高騰して480円上がるというなら、誰も文句を言わずに払うだろう。
しかし、事故を起こして散々責任逃れをして、自ら起こした事故による損害を
電気料金に上乗せし、利用者に肩代わりさせる姑息さにみんな憤慨している。
調べたところ、石炭と天然ガスはだぶついており、高騰などしておらず激安であった。
単に調達価格(原油価格にリンクする契約)が、高いだけのようだ。
とりあえず契約を見直せば、逆に値下げが可能なくらい(笑)
と言うわけで、マッチポンプのような値上げ申請のように見える。
総合資源エネルギー調査会の査定結果と、経産省の判断が楽しみですね。
その結果で、いろいろな事がわかる。
輸入LNG価格の石油価格連動方式について
http://phaya.blog18.fc2.com/blog-entry-362.html
世界のLNG購入がスポット市場連動方式に移行する中、日本の場合にはLNGプロジェクトの計画段階から、電力企業が関わり、S字カーブ契約と呼ばれるような原油価格連動のLNG値決め方式をとっている。これは、エネルギーの安定調達を保証するために、割高な原油価格にリンクする形でLNGの買い取り価格を保証し、その見返りとしてLNG輸出国からの安定供給を約束してもらうものだ。これは、LNGの需給緩和が進んだ場合には、完全に時代錯誤の契約形態だ。
ドイツ・メルケル首相 石油連動方式に拠らないガス価格決定を支持
http://eneken.ieej.or.jp/data/3316.pdf
上記記事からもシェールガス革命に拠る需要側の価格決定プロセスへの強気介入の姿勢が見られる。
アメリカの電力卸売価格が34%ダウン(2012/04/15追加分)
http://phaya.blog18.fc2.com/blog-entry-362.html
最大の勝利者は電力需要家だ。ボストンの公益事業会社NSTARは2月、経済界の顧客に対して、電気料金を今春、1キロワット時(KWH)当たり8.5セントから5.5セントに34%引き下げると伝えた。5月には家庭向け料金の引き下げも発表すると見られる。
シェールガスは、色々と問題があるようです。これでは本末転倒。
<以下 2012/08/01追記>
続・化学物質の垂れ流し -シェールガス革命と環境破壊-
http://heartwarmer.blog33.fc2.com/blog-entry-195.html
bloomberg.co.jpより引用
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米ペンシルベニア州のシェールガス掘削、住宅の井戸を汚染-調査
5月10日(ブルームバーグ):米ペンシルベニア州のマーセラス・シェール(頁岩層)の天然ガス掘削現場のガスが住宅の井戸に入り込んでいることがデューク大学の調査で明らかになり、水質汚染防止に関し掘削業者への圧力が強まっている。英調査会社ネフテックス・ペトロリアム・コンサルタンツが指摘した。
ネフテックスのディレクター、ピーター・ウエルズ氏は9日送付した電子メールで「世論のほか、一部の事業者の不適切な業務により大半の企業の開発のチャンスが台無しになっている証拠がどんどん増えていることを無視するのは間違っている」と指摘する。
米国科学アカデミー紀要で9日発表されたデューク大の調査によると、ガス井から1キロメートル以内の住宅の井戸のメタン濃度は17倍に達し、一部は爆発の恐れもある。天然ガスの主成分であるメタンが蓄積すれば地下室などの閉鎖空間での窒息事故につながる可能性があるという。
調査によると、化学物質の痕跡から、ガスはガス井のケーシングから漏れた可能性が高い。調査結果については業界の代表者らが異論を唱えている。
記事に関する記者への問い合わせ先:Jim Polson in New York at jpolson@bloomberg.net;Michael Lee in Dallas at mlee326@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:Susan Warren at susanwarren@bloomberg.net
更新日時: 2011/05/10 17:14 JST
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(引用終わり)
化学物質を使用して地盤を水圧破壊するので、水道の蛇口や地盤が破壊された地表から可燃性ガスが吹出し、化学物質によって健康被害と環境破壊が起きている
BS世界のドキュメンタリー「ガスランド-アメリカ水汚染の実態」を観る限り、上記の報道を遥かに超える化学物質汚染の実態があり、アメリカの行政府もメディアも、日本と同様エネルギー産業に配慮している様に見受けられる
[追記:とことが...
ニューヨーク・タイムズの記事で、シェールガスの将来性に疑問符が付けられた
現在のコストは、少なくとも環境破壊のコストは含まれていませんから、シェールガスの価格は適正でないことは確か
適正な環境対策を施した掘削方法では、採算に乗るかどうか疑問ですね
シェールガス開発と環境汚染、水道の蛇口が燃える
http://oilpeak.exblog.jp/13711341/
環境にやさしい天然ガスの環境汚染 アメリカのシェールガス問題。 ロイターのレポート、ビデオがわかりやすい。
新エネルギーとして喧伝される、シェールガス。地下の頁岩層を水平ボーリングで、今まで手を付けなかった天然ガス、環境にやさしいとされた天然ガスも、この非在来型では、大量の水が化学物質と一緒に圧入される。わずかの割れ目を開いて、水とともに天然ガスを生産する。
この非在来型のガスは昔から存在は知られていたが、質が悪くコスト高、いままで手を付けなかっただけ。通常の多孔質の石油・天然ガス層からのほうが、採掘も容易で儲かった。
それが新エネルギーといして脚光を浴びてきたもの。生産は地下に大量の水、砂、化学物質を圧入する。 この時、汚水とともにメタンも地下に広く浸透する。地下水に混入する、井戸水にも。家庭の水道、水源の河川も汚染されている。新たな公害として、今では大きな社会問題となっている。
IEAはガス資源は膨大と、楽観論を展開するが、そう単純ではない。生産の初期減退は激しく、掘削井の数は増える、そして当然、地下水、水源は汚染され、家庭の水道の栓に火をつければ、ガスが燃える。
「新エネルギー」というエネルギーなどない。