


低回転域が犠牲になってないから
アクセル踏んだら“すぐ速い”
http://www.hks-power.co.jp/hksmagazine/gtr_600and800/p2.html
GT800仕様は、とにかく速い! 僕がこのクルマを表現するなら“すごく速い”ではなく“すぐ速い”だ。低回転スカスカの高回転ドッカンじゃなく、アクセルを踏んだらすぐに速いという意味でね。
800psなんて聞くと、一般的には低回転域が犠牲になって、高回転域で一気にパワーが出るようなイメージだけど、このGT800にはそれがまったく感じられない。驚くことに1500rpmという低回転域でもノーマルよりパワー感があり、いったん立ち上がると、スピードメーターがグングン上がっていく。富士スピードウェイのコーナーで例えると、ヘアピンを立ち上がった先の300Rというコーナーがあるんだけど、ほとんどのクルマの場合そこがちょっとだけ曲がったほぼ直線に見える。ところがGT800で走るとそこが完全にカーブになる。しっかり曲がっていかないと、コース幅が足りなくなってしまう。それぐらい、あっという間に加速するってことだ。
この加速の良さは、100kg-mというトルクの効果も大きいだろう。しかも、3500rpm以上なら常にトルク100kg-m。富士スピードウェイだと3500rpmを下回ることはほとんどないから、いつでもパワーバンドを外さずに走れるってわけ。
最高速はストレートエンドで300km/h超えていたし、これもコーナー立ち上がりの加速が良いから出せたこと。富士スピードウェイのストレートは1.5km近くあるけど、ブレーキング距離も必要だから実際の加速区間は約1km程度。その距離で300km/hオーバーの速度が出せるってことは凄いことだ。それに1分47秒14というタイムは、R35 GT-Rでは最速だしね。
はっきり言って、普通に乗っている人がここまでやる必要はないと思う。でも、だからといって乗り手を選ぶかというと、そういうことでもない。フラットなトルク特性はクセがなくて扱いやすいし、R35の4WDシステムは素晴らしく、しっかりと800psを受け止めてくれる。最近のクルマはエンジンパワーよりも、シャーシ剛性やブレーキといった運動性能のほうが勝っている。R35もそうで、もっとパワーを受け止めるだけのキャパシティがあるんだよね。GT800になって、ようやくパワーが勝ってきたかな、という感じ。パワーが抜き出た危うさこそ、チューニングカーの醍醐味だと思う。攻めたR35に乗りたいんだったら、このGT800はお薦めだね。
タイムアタックの動画もあったので、載せておこう。
Nissan GT-R R35 HKS GT800 at Fuji circuit with Nob Taniguchi.
【Nob Taniguch R35 GT-R IMPRESSION 】サーキットで鍛えた2台のGT-R [GT600・GT800]
http://www.youtube.com/watch?v=vPrb0HgMLfI
HKS GT800 GT-R R35 Fuji Circuit
http://www.youtube.com/watch?v=5gbEZXYiRj4