バックビート

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 が気になっている。

 と言ってもビートルズの映画ではなく、元来の意味であるところの、4拍子の2拍目と4拍目に重心があるということだ。

 日本の歌謡曲はバックビートではなく、1拍目と3拍目に重心のある場合が多いそうだ。

 それはダウンビートと呼ぶらしい(?)

 Youtubeで見た。

 長年音楽を聴いてきて気にしたことがなかった!

 wikiによると『多くはスネアドラムで打たれる』となっている。

 しかし日本の歌謡曲では、2拍目と4拍目をスネアドラムで打っているのに、重心が1拍目と3泊目にある場合が多いのだそうだ。

 つまりドラマーの外見上の叩き方はアメリカ流なのだが、肝心なリズムの重心は日本風のままだという。

 ううむ、正直音楽を聴いていてもよく分からない。

 耳元に天使と悪魔みたいな審判員ががいて、音楽を聴くたびに、これはバックビートだ、これはダウンビートだ、と旗を上げてくれたらいいのに。

 もしかすると、日本のロックが外国のものと違って歌謡ロックに聞こえる理由の一つがこれなのかな?

 四七抜き音階とダウンビートがJ-POPを歌謡曲にしている?

 素人なので、強いことは言えませんが。

 そういえばレゲエは歌謡曲と同じく1拍目と3拍目に重心があるそうだ。

 ご存知の通りズッ・チャ・ズッ・チャのチャの部分が強調されているのだが、注意すべきは強調されているということと、重心が置かれているということは違うということだ。

 ズッに重心があり、チャはむしろ軽やかに跳んでいる。

 だからレゲエはどこか糠味噌臭く、日本人に馴染むのかもしれない。

 わたしはいつの頃からかサザエさんのオープニング曲がレゲエではないかと思っていたのだが、故のないことではなかったのだ(?)

 クラッシュやポリスがレゲエ風の曲を作っても今一それっぽくなかったのは、彼らが逆にバックビートに慣れすぎていたからなのである(?)

 別にミュージシャンでもないのにこんなことをぼうっと考えながら、昔の黒人音楽をスマホで再生したりするのは、無為な人生の過ごし方に違いない。

 JBやスライ、モータウンやスタックスなどをサーフィンする、何とも後退的な音楽生活である。