アレサ・フランクリンの伝記映画。
黒人で女性という生まれながらの被差別対象が、敬意を得るために戦ったという話。
気になるのは、主人公自身が死んだ母親と死んだキング牧師以外、誰をもリスペクトしていないという点だ。
死んだ者だけを理想化し、生きている人々に対しては常に攻撃的である。
人をリスペクトしない者は、人からも,リスペクトされない。
ボヘミアンラプソディと同じく、最後に本人が歌う場面がある。
役者とは物が違い過ぎる。映画が終わったらもう役者の顔など思い出せない。
和田アキ子に似た、我の強そうな眼である。
字幕で気になったのは、デーモンを虫と訳し続けた点だ。
ゴスペルにルーツを持つ彼女の中にデーモンがいるというところに意味があるのに、虫ではピンと来ない。
一種ポリコレから来る矮小化だろう。
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