207B訓練分隊との出会い編

横浜基地へ戦隊が異動し、しばらく経ったころ。
白銀武が横浜基地に来て色々有ったが207B分隊へ配属され頃の話。

亜美が横浜基地の衛士訓練兵の207B分隊を陰から見ている。
亜美戦隊長「(、、、あの白銀候補生、何者なの。明らかに訓練兵の域を超えている。
衛士として相当の手練れと見える。諜報員には見えない。何か決意を持って同僚にも接している。」



とそこにゴーストを伴った奈美が来る。
奈美准尉「亜美姉さん、、、彼何か異質な事が有りそうですね。かなりの悲しみと決意を持って
訓練しています。それに何か秘密もありそうです。香月副司令のあの件に関係がありそうな気がします。」



亜美戦隊長「そうね、、ちょっと南條叔父様に相談してみるわ。」
とその場を離れる。

千葉の帝国陸軍習志野駐屯地南條中将の執務室にて。
南條中将「白銀武ね...。」



執務室で独自の情報網により手に入れた、白銀武と言う207B訓練分隊にいる男についての報告書を、南條は読み終えていた。

七瀬秘書官「白銀武は、戸籍上は死亡している人間です。
諜報員に訓練風景を観察して貰いましたが、明らかに訓練兵には見えません。
我々と同じ諜報員上がりの可能性があるかと。」



南條中将「207B訓練分隊は人員が重要人物の関係者ばかりだ。そんな中に死亡しているはずの戸籍を使う男...臭いね。」

そうして話す間に南條宛に通信が入る。
亜美戦隊長「南條叔父様、、少し内密な話がありますが宜しいですか。」

南條中将「おや、亜美ちゃん。どうかしたかい?。」
フランクに返した。

困惑しながら話す。
亜美戦隊長「横浜基地の国連軍207B訓練分隊の事です。なぜかそれぞれ政府高官クラスの衛士候補生が居ますが、、、
どうも最近白銀武候補生と言う者が入隊してきましたが、明らかに新兵ではありません。

ただ、情報員には見えません。奈美も感じています。何か、決意を持ってどこかから来たのか。。。
かなりの人物に見えます。あれはただの新兵には見えません、それなりの衛士経験がありそうです。
さらに言うと香月副司令の件に関係がありそうな気がします。」

南條中将「丁度彼についての報告書を読んでいた所だ。
諜報員ではないのが本当かは分からんが、少なくとも只者ではないのは確定だね。
既に死人の筈の男が、何故生きているか...ありがとう亜美ちゃん。この件は、私に任せてくれ。
あと、近々そちらに顔を出す予定だよ。」

亜美戦隊長「承知しました。彼の事はお任せします。
そうですか、こちらに来られますか。良かったら奈美にも会ってやってください。
喜びますよ。」
と言う。

南條中将「分かった、楽しみにしているよ。」
そう言って通信を切った。

南條中将「と言う訳だ。数日後に訓練所に行って、白銀武を見極めて来る。」

その発言に七瀬は驚く。
七瀬秘書官「ち、中将!正気ですか?此処は私又は他の諜報員が受けおります。
何も貴方が直々に行かなくても。」

南條中将「私だって諜報員上がりだよ。それに私の感だが、白銀武は恐らく香月博士関係だと踏んでいる。
彼女が素性がよく分からない奴を放置する訳がない。
ある種の意趣返しに、ちょっかいをかけてくるさ。」

七瀬秘書官「はぁ...分かりました。」
呆れながらも七瀬は了承する。

数日後、横浜基地207分隊訓練終了後、同僚と離れて武が一人で水飲み場で水を飲み、
兵舎へ戻る途中にあるベンチにて。

???「全く、最近はBETAだけじゃなく色々不穏な事ばかり...呆れるばかりだな...。」
そんな愚痴をこぼしながらベンチに座り、新聞を広げて読んでいる初老の男性がいた。
Yシャツに緩んだネクタイをし、サンダルを履いた姿は正にくたびれたサラリーマンの様で、近所のおじさんにも見えた。

武はこのおっさん誰だと思った。こんな男は前の世界でも会った記憶はなかった。
白銀訓練兵「、、、おっさん誰だよ。こんなところで油うってていいのかよ?」
と言う。

???「そうだな、此処でこうしているのは君に会いに来たからだと言ったら、信じるかな?
既に死んでいる筈の、白銀武君?。」
和かに答えるが、目は笑ってなく彼を推し量っていた。

ビクッとし、驚く武。
白銀訓練兵「な、なぜそれを。おっさん何者なんだよ。」

???「ははは、私はすごいおじさんでね。そりゃそうだろう、訓練兵にしては余りにも異常だ。
何処ぞの諜報員ならまだ説明はつくが目立ちすぎだ。
君は一体何者なんだい?私は気になって仕方がないんだよ。
(さて、鬼が出るか蛇が出るか。此処で私を消そうとするなら...)。」

どうしていいか解らず、戸惑う武。
白銀訓練兵「、、、俺は。。」

とそこに香月副司令が現れる。
香月副司令「そこまでよ、狸おやじ。私の部下に手を出さないでちょうだい。」
と少し怒り顔で言う。
(後ろには霞がひょこっと顔を出し南條中将の顔を見ている、どうやら霞が教えたようだ)

それを見た男は笑う。
???「ははは!やはり夕呼ちゃんの部下だったか!いやぁ失礼した。ウチが支援している戦隊が横浜基地にいるんだ。
後援者として、素性のよく分からない奴は気になって仕方ないんだよ。」
そう言って男はジャケットを羽織る。ジャケットは帝国陸軍の物であり、高級士官が着る物であった。

南條中将「悪い事をしたね白銀訓練兵。私は日本帝国陸軍中将 南條恭次郎だ。
探るような真似をした事を謝罪しよう。すまかった。」
そう言って南條は白銀に頭を下げる。

武は驚く、しかも帝国陸軍の中将?
白銀訓練兵「は、恐縮であります(敬礼。頭をお上げください。
しかし、俺は、俺は人類を助けるためにここにいます。それだけは信じてください。」
と言う。

香月副司令「白銀、いい。それ以上は話さなくて、私から話す。
狸おやじ、もといい、帝国陸軍の南條中将閣下、私の部屋へ。話はそこで。」
と言って南條についてきなさいと目線で言う。

南條中将「勿論だ香月博士。
なるほど、将来有望な子だな。期待しているよ白銀訓練兵。ではな。」
そう言って、ニコニコしながら香月の後についていく南條。

敬礼して見送る武。
白銀訓練兵「(何者なんだ。あのおっさん、いや中将。只者じゃない。前の時には居なかったはずだ。)」
冷や汗をかく。

と、そこに冥夜が現れる。
御剣訓練兵「武、そなたどうしたのだ?何かあったのか。」

白銀訓練兵「、、、いや、なんか近所のおじさんみたいな見慣れない方が居たんだが、
どうやら帝国陸軍の中将閣下だっだ。」

御剣訓練兵「!!なんだそれは。1訓練兵に帝国陸軍の中将閣下殿とは。武そなた何かしたのか。」
とかなんとか話していた。

そして香月副司令の部屋にて
香月副司令「まったく、この狸おやじは、国連軍の敷地内で好き勝手してくれるわね。
で、何をかぎつけたのよ。」
とイライラしながら言う。
その隣で霞がじーっと南條を見ている。

イライラした香月を無視して、霞に近付くと同じ目線になり
南條中将「やぁ霞ちゃん。合成だけどチョコレート食べるかい?。」

ポケットから合成チョコレートを取り出して差し出す南條。
南條中将「何処からって、ウチの優秀な諜報員からだよ。防諜対策で配置しているってのは知らせてる筈だよ?
彼らが君の部下である白銀君が、何か怪しいと報告書を提出したから、気になって来ちゃったって訳さ。
あっ、夕呼ちゃんもチョコレート食べる?。」

香月から背を向ける形になり言う南條。

びくっとまた夕呼の陰に隠れる霞。
香月副司令「いらないわよ。子供じゃないんだから。
もう、これは極秘よ。白銀武はつい最近現れたのよ。私のオルタネイティヴⅣの計画にかかわっている子よ。
あの子はもしかしたら現状の対BETA戦をひっくり返す存在かもしれない。
あいつが言っていた人類を助けるためにここにいます。それだけは信じてくださいは本当の事よ。
だから信じてあげて、後は私が彼を導くわ。」
と言う。

南條は顎に手を添えて言った。
南條中将「なるほど、私の考えはある程度当たっていた訳か。
現れた...なんとまぁ不思議な事だね。オルタナティブIVは、彼無しでは成し得ないようだ。
分かった、夕呼ちゃんなら大丈夫だろう。でも個人的に気になるから、今後もちょっかいをかけて行こうと思う。
いやぁ、彼は将来有望だぞ〜。」

呆れる夕呼。
香月副司令「この狸おやじ、いい加減にしなさい。彼は私が引き取ったのよ。
国連軍管轄であるのだから私を通してちょうだい。
確かに不思議な事よ。いきなりこの基地に来て私に会わせろと。」

南條中将「確かにそうだな...残念だが控えるとしよう。
ほぅ、興味深い話だ。」

真剣な顔をして話す夕呼。
香月副司令「そうね、今後は遠慮してほしいわ。
しかし、白銀は、ほんと不思議な子。今の現状とその先を知っているわ。
だから、それを確認してうちは動いてる。
帝国に必要な情報なら連携するわ。
だから、勝手に動かないでちょうだい。」

南條中将「君らしくもない、えらく素直な気もするが...これ以上は揉め事になるし、
コレくらいで関係に亀裂が入るのは本望じゃない。
すまなかった。」

やれやれと思う夕呼。
香月副司令「解ってくれればいいのよ。何かあれば私に連絡ちょうだい。それならそれなりの情報は渡すわよ。
そうそう、例の戦術機のOSの件だけど白銀が面白い発想を言ってきたわ。
これは戦術機の動きを一新できるかも。もしかしたら新兵でも歴戦のエースの衛士に勝てるかもしれないわ。」

南條は興味を示した。
南條中将「ほう、戦隊の整備兵達が四苦八苦していてね...。
なんでも行動のキャンセルまでは漕ぎ着けそうだとかは言っていたかな。
夕呼ちゃん、あの整備兵達に胃を痛めてるなんて風の噂で聞いたけど、そこんとこどうなんだい?。」

痛いところを突かれた夕呼、しかめっ面になる。
香月副司令「うぐ、あいつらなんなのよ。斯衛からの出向だら配慮してたらずけずけ入ってきて。
ものおじしないと言うか、上に遠慮とかないわけ。ちょっと融通したら根こそぎ持っていかれるわよ、あいつら。
優秀であることは認めるけど。」
と答える。

大笑いをした南條は続ける。
南條中将「そうだろうそうだろう。融通しなくても、何処ぞから集めて来たガラクタで
ガトリングユニットと言う物を独自開発したからなぁ。
彼らの行動力と技術力は凄まじい物だよ、あぁ一つ。これからも白銀君とお話して良いかな?
勿論、ちゃんと君から許可をもらってからね。」

はぁとため息をついて答える夕呼。
香月副司令「、、、あなたねえ。もうちょっとあいつらに遠慮という事を教えなさいよ。
それは早雲戦隊長に言えばいいのか。
白銀の件は自重するならいいわよ。ちゃんと私を通してからよ。
勝手に会いに行ったら以降は会わせない。」
とぷぅとふくれっ面になる。

南條中将「分かってるさ。君の計画は人類勝利の為に必要な事は承知している。
今までだって協力して来たんだ、今更一抜けはしないよ。」

香月副司令「それならいいわ。それぞれ自重してくれればこちらも情報は回すわよ。
あと、、姉妹の件だけど、うちの研究対象とも違う感じがする。
どこまで協力できるかはわからないけど、できることはやるつもりよ。
まだうちの計画の合間に確認してるから何とも言えないけど。
彼女たちも何者なのか、白銀と似ている気がするわ。
でも違うとも言える。不思議なことが多いわね。」

南條中将「彼女達はただの第三計画の子ではないと?うーむ...悩ましい話だな。」

悩んでいる夕呼。
香月副司令「、、、第三計画の資料も漁ってるのだけど二人共そこに情報がないの。
ソ連が抹消したか、対立派閥で消されたのか、霞も知らなかったらしいわ。会った事もなかったらしいわ。
でも懐かしい感じがするから間違いないかと思うけど。」

霞がチョロっと夕呼の横から南條を見つめコクコクとうなづく。
南條中将「それ程までに機密だとも考えられるか...科学分野では資金援助くらいで力になれそうにないなこれは...
だが、私だけよりも遥かに良い。夕呼ちゃん、いや香月博士。これからも姉妹の事を頼む。」
南條はお辞儀をした。

驚く夕呼。
香月副司令「(、、、そこまで姉妹のことを気にかけてるのね。あの狸オヤジが、ここまでするとは)
いいわ、私にできることはやってみるつもり。ただ詳しい資料は、ソ連から引き出さないと無理ね。
それがあればいいのだけど、そうすると間違いなくバレるわね。」

南條中将「ならば私の諜報員達を使おう。彼らならば上手くやれるさ。情報戦と駆け引きは私の十八番だ。」

考える夕呼。
香月副司令「、、、そうね。できれば人体に関する情報が特に欲しい。
できればなにか資料があるとやりやすいわ、頼むわね。」
と答える。

南條中将「あぁ、任せてくれ。さて、ではそろそろ戦隊に顔を出さなければな。失礼するよ。」

香月副司令「解ったわ。ではまた。」
と南條中将を見送る。

そして、
香月副司令「さて、姉妹の体の事色々調べないと、、隅々までね。」
とニヤケた顔をする夕呼出会った。
(戦隊の基地で姉妹が同時にくしゃみをしていたとかなんとか)

菊間整備兵「おやおや、香月博士は女好きの同性愛者だとは...思いがけないネタが仕入れられましたね。」
南條に代わって、何故か部屋に侵入していた菊間がそう言う。

それに対して夕呼は険しい顔をする。
香月副司令「、、、入っていいとは言ってないわよ。
それに同性愛者じゃないわよ。科学的興味があるだけよ。なんの用?。」
と静かに怒っているように見える。

菊間整備兵「何って、貴方が今欲しいであろう資料を"偶然"一部手に入れたので持って来たんですよ。」
香月の怒りをどこ吹く風と無視し、持っているハードディスクを差し出した。

それを見て
香月副司令「まったく、唐突にしかもへんな所から、情報収取して欲しいとは言ってないわよ。」
とハードディスクを取り上げて、端末に入れて情報を見る。

香月副司令「、、、これは?ちょっとどこからこんな情報を。」
と驚いて菊間を見る。

菊間整備兵「先程中将閣下と話題にしていた、第三計画の資料ですよ。姉妹について記述がありそうな奴を一部くすねて来ました。
少し前に、周りをウロチョロしていたソ連のスパイから良いお話を聞きましてね、場所に行って探したらビンゴでしたよ。」
そう言ってニヤけずらになりながらメガネを掛け直す。

驚く夕呼。
香月副司令「まったく、よくこんな情報盗ってきたわね、でもありがたいわ。
少しでも情報が欲しかったから。
どうやら、姉妹はソ連の霞達を作った対抗派閥の人工ESP能力者なのね。かなり弄られてる。
こんな状態でよく生きて。兄弟姉妹は、、例のソ連艦遭難時に全員死んだとあるわね。
生き残りは姉妹のみ?。」

菊間整備兵「人類勝利とは言え、なんとまぁ人の心がない...もしくは、漏洩を考慮して嘘の記述をした可能性も無くはないですが...。
これだけではなんとも言えないです。」

はぁとため息をつく夕呼。
香月副司令「、、、そうね。人の心がないのはこの開発には仕方ないとは言えここまで弄り、もてあそんだ挙句こんな体に。
ここまでは私はしない。嘘の供述ねえ、、泳がして奪還する気かしら。私の所にいる間はそうはさせないけど。」

菊間整備兵「裏の諜報合戦なら、大丈夫です。私と中将閣下がローラー作戦宜しく潰し回ってますので。
そうですね、御礼を出して頂けるなら戦隊整備班に新たな餌、もとい物資を頂けると嬉しいです。」

そんな交渉事を始めた矢先に、菊間を追ってか菅が入って来た。

菅中尉「、、、まったく菊間君私も話混ぜなさいよ。」
と失礼しますと入る。



香月副司令「あなた、戦隊の防諜役の菅中尉ね、狸おやじから話は聞いてるわ。
どうぞ。」
と菊間とは違う対応を取る。

菊間に対しては
香月副司令「まったく、今でさえ戦隊の整備兵どもには手を焼いてるのに。
解ったわ。見返り分を送っておくわ。」
と言う。

菊間整備兵「おや、菅さん遅かったですね。お花でも摘んでいたので?
しかも博士、私に大して辛辣では?確かに左近先輩を真似ている部分はありますけど...。」

菅中尉「そう言う所よ、菊間君あなたねえ。」
とやれやれと言う。

香月副司令「左近?あいつ嫌いよ、いつも急に押しかけてくるし、
、、、そういえば似ているわねえ。だからかしら生理的に受け付けないわ。」
と嫌そうな目つきで菊間を見る。

菊間整備兵「そんな〜(´・ω・`)
まぁ、良いでしょう。左近先輩程の優秀な諜報員はそういませんから、褒め言葉として受け取ります。
とりあえず共有出来る情報はこれだけです。
あっ、あと一つ。私の"飼い主"から伝言です。今後も中将と協力関係を築いていきますが、
裏切ったら...だそうです。私の飼い主様は寛大ですな〜。」
変わらずどこ吹く風と言う感じに話す。

菅中尉「、、、まったくどこ吹く風ねえ。そこが菊間君の良いところ?なのかしから。
ソ連が動いているとなると、この先何か手を打ってくるとみて間違いないわよね。
亜美戦隊長はまあ、大丈夫だと思うけど、奈美准尉については気にかけてあげないといけないわね。
ちょっと心配ね。」
と娘を心配する顔つきになる。

香月副司令「たしかに、斯衛とも共闘の約束してるけど、私の研究が一番優先。
裏切るも何もそれが一番よ。」
と言う。

菊間整備兵「できうる事なら、人同士で潰し合いは勘弁して頂きたいですな。
ですね菅さん、とりあえずお暇しますか。そろそろ整備兵としての仕事に戻らなければ行けませんので。」

香月副司令「そうね、今のところは研究に専念させてくれればそんなことにはならないはず。霞、塩撒いといて、全くもう。」
と言う。

菅中尉「、、、そうね。私もすこし防諜対策を強化します。失礼しました。」
と戦隊の詰め所に戻っていく。

そして場所は食堂に移動する。
奈月と洸騎、それにゴーストと奈美が食堂で座って話している。
ゴースト准尉「やれやれ、今日も今日とて訓練ですね。ヴァルキリーズ隊との演習もなかなか
彼女たちすごく強いですよね。」



奈美准尉「そうですね、共闘できればかなりの戦いができそうです。」

八島准尉「支援のしがいがあると言うものです、ますます奈月さんの高機動戦に磨きがかかってますからね。」
と優しそうに、奈月に微笑む洸騎。



奈月中尉「そうだね、私が高機動戦が出来るのはこう...八島さんのおかげだよ。」
洸騎の微笑みに少し照れる奈月。



ゴースト准尉「(、、、二人は公私ともにいいコンビになってるな)二人とも良い動きですね。」

と、奈美はふと飲み物が無い事に気が付いて
奈美准尉「ちょっとお茶皆さんの取りに行ってきますね。」
と席を外す。
少し近くなら大丈夫だと思い、ゴーストは奈月たちと話していた。

しばらくして、近くでガシャーンと何か音がして。
国連軍衛士少尉A「お前、この前の日本帝国軍だな、こんなところで大きな顔してるんじゃねえよ。
自分の所の領土も護れず、俺たち国連軍たちが出張って守ってやっているのに。」

とみると、奈美が叩かれて倒れていた。
まさかの展開に頭に来たゴーストが静かに切れて奈美を介抱しながら言う。
ゴースト准尉「、、、それは言いすぎな上に上官とは言え手を出すのは酷いのではありませんか少尉殿。」

国連軍衛士少尉B「ふん、国連軍に泣きついて、しかもこの基地でのうのうとしている日本帝国軍に言われたくないな。」
とけんか腰に言ってくる。

洸騎も怒っている。
八島准尉「それが、貴方のやりようですか、確かに領土を奪回出来ない不甲斐なさはあります、
ですが下の階級の者をいじめるのが上官のやりようですか。」

奈月中尉「へぇ...そう言う貴方は戦場でさぞ立派な活躍をしているんですよね?BETAに対して怖気付く事なく戦えると?」
奈月は既にキレており、静かに怒りを露わにしていた。

国連軍衛士少尉C「う、うるせえ。こっちは毎日戦死者が出てるんだ。それなのにお前らが弱いから
こんなことになっているんだ。」

とそこに奈美が叩かれたのを感じて急いできた亜美がいる。
亜美戦隊長「、、、そんなに我々に喧嘩を売りたいのか。しかも言い訳もしていない上に謝っていた奈美に対して、よくも。」
と国連軍衛士Aを殴る亜美。

一瞬ポカーンとゴーストはなるが、
ゴースト准尉「光州作戦前の時を思い出しますな戦隊長殿。私も続きます。」
と国連軍衛士Bをぶん殴るゴースト。

洸騎もやれやれと思ったが、奈美に対するやりように怒りを覚えていたので参加する。

奈月中尉「私も参加します!許せない...。」
奈月も参加する直前、怒鳴り声が聞こえた。

真木少佐「テメェら!何飯食う所で喧嘩してやがる!やるなら表にでな!。」
真木がズカズカと割って入り、静止させる。



亜美はふと冷静に戻り、言う。
亜美戦隊長「真木さん、そうですよね。貴官らまだやるつもりなら、表でやりましょう。こっちにこい。」
と言う。

国連軍の衛士は真木の服を見て
あ、あいつ斯衛軍だと、言い。覚えてろよと捨て台詞をはき逃げていく。

亜美戦隊長「、、、真木さん申し訳ないです。ちょっとヴァルキリーズ隊の所に出頭して仲裁してもらってきます。
必要があれば私が処罰を受けます。」
と言う。

奈美が真木に謝る。
奈美准尉「真木さん、申し訳ありません。私が、私がぼうっとしてたからいけないのです。
だから。誰も悪くありません。」
と泣きながら謝る。

真木少佐「奈美、アンタは悪くないさ。気にすんんじゃないよ。」

そう奈美を抱きしめた後、亜美へは彼女の頬を叩いた。

真木少佐「亜美!戦隊長のアンタが唯の少尉を簡単に殴るんじゃないよ!
アタシ達は国連軍と事を構えるために来たのかい?違うだろう?確かにあんな事をされたら、キレるのは分かる。
先に殴られたから殴り返すのも確かにそうだ。だが亜美、アンタが簡単に殴っては行けないだろう!
もっと戦隊長としての自覚を持ちな。」

真木少佐「ヴァルキリーズ隊にはアタシが出頭して訳を話す。アンタは他にやらかした奴らを纏めてここから動くなよ?」

そこへ上月も駆けつけた。
上月副官「少佐!どうしたので?。」



真木少佐「あぁ、国連軍少尉と喧嘩してね。先に手を出したのはあっちだけど、発展させたのはこちらだ。
亜美がヴァルキリーズに出頭すると言っても、恐らく冷静にはなれないだろう。
アタシが代わりに行ってくるから、アイツらを頼むわ。」

上月副官「了解しました。」
真木はそう言ってその場を後にする。

亜美は上月にも謝る。
亜美戦隊長「、、、上月さんお手数おかけします。私の責任です。妹を叩かれてキレてしまいました。
だからゴースト准尉達は悪くありません。」
とおとなしくしてる。

そして、ゴーストはゴーストで、護衛兵なのになぜ油断してしまったのか
一緒に行くべきだったと後悔していた。
(、、、気が緩んでいたしか言いようがない。俺のせいだ。。。)

上月副官「戦隊長、貴方の気持ちは痛いほど分かります。ですが部隊長が自ら殴りに行くのは、
例え相手が悪くてもそれは違うと思います。殴るのは最終手段ですから。」

亜美戦隊長「はい、その通りです。止めるべきでした。ですが、手を出してしまいました。」

上月副官「准尉も、その後悔は分かりますが必要に自分を責めないでくださいね?」

ゴースト准尉「いえ、ですが私が一緒に居ればこんなことにならなかったはずです。
失格です。、、、護衛兵として。」

上月副官「どちらにしろ処遇は、私が決めるわけではありません。なので、座して待ちましょう。
ゴースト准尉、いればなどのたられば話をしても解決にも、過去に戻る事も出来ません。
今を見ましょう。これからちゃんとすれば良いのですよ。」

亜美戦隊長「はい、そうします。」

ゴースト准尉「、、、はい肝に銘じて行動します。」
と言う。

ノックして、入室許可を貰い入った。
真木少佐「失礼する。帝国陸軍第零独立強襲戦隊 副戦隊長の真木沙奈江少佐であります。
今回は同基地食堂での、国連軍少尉と我が戦隊長と戦隊員が騒ぎを起こしてしまった事の
報告と謝罪をしに参りました。」
敬礼しそう言った。

伊隅大尉が中では一人で執務を行っていた。
立ち上がり敬礼する。
伊隅大尉「真木少佐殿、話は上がってきてます。どうぞこちらに座ってください。」
と会議用の長椅子の席を勧める。

真木少佐「失礼する。」
それだけ言いうと長椅子に座り、伊隅を真っ直ぐ見つめた。

見つめられたみちるは優しく微笑む。
伊隅大尉「大丈夫ですよ、うちの直轄の部隊ではありませんが、むしろ申し訳ない。
うちの部隊の隊員が居れば止められたはずなので。」
と謝るそして。

伊隅大尉「確かに早雲少佐殿が手を出したのはよろしくは無いとは思います。ですがあの方は
我々国連軍の衛士にも、そして整備兵にも、兵、下士官にも誰にでも優しく、気が回る方です。
よく妹の早雲准尉とお手製の差し入れしてもらってますし、本当に優しい方。
その方がここまでやってしまったのは、国連軍側としても落ち度があります。
すでに香月副司令には報告をしておりまして、該当の部隊には注意喚起しております。
ですからその件についてはお咎めはありませんよ。」
と話す。

真木少佐「なんと、ありがとうございます。ですが先に手を出したのは彼方とは言え、
何もお咎め無しは其方としても示しが付かないのでは?。」
真木は安堵をするが、疑問に思った。

伊隅大尉「そうかもしれません、ですがほら。」
と立ち上がり入り口を開けると心配していた
伊隅ヴァルキリーズ隊のメンバー全員が聞き耳を立てていたが急にドアを開けられてどさっと倒れこみ入り込む。

速瀬中尉「、、、隊長、早雲少佐殿と奈美ちゃんどうなの?相手がどう考えても悪いでしょう。
奈美ちゃん可哀そうに。」

涼宮中尉「こら、水月。真木少佐殿もいらっしゃるのよ。もうちょっと言葉を選んで。」

宗像中尉「水月の言う通りだと思うわ。あいつら絞めとかないと。」

風間少尉「みんなちょっと落ち着いてください。でもその通りだと思います。」
みんなそれぞれ言う。

みちるは苦笑しながら真木に言う。
伊隅大尉「だそうですよ、ここで早雲少佐殿に処罰を下したら、お互いに溝ができる。
それは私たちも望んでいません。次に同じことがあったらさすがにですが。今回はこちらが
手を出したことには変わり有りませんので、これ以上こじれるのも困りますし。」
と言う。

その光景を見た真木は笑う。
真木少佐「ははは!確かにこのまま戦隊長を罰したら行けませんね。
大尉が宜しいなら、私は大丈夫です。お咎め無しにして頂きありがとうございます。」
そして深く頭を下げた。

伊隅大尉「いえ、頭をお上げください。元々こちらが手を出したのですから。
なのでこの件はこれまでで大丈夫です。」
と言う。

ほっとし、真木は食堂に戻り伝える。
真木少佐「戻ったよ。亜美、伊隅大尉からアンタはお咎め無しとされたよ。
ヴァルキリーズの連中には感謝しないとね。」


亜美戦隊長「そうですか、有難うございました。
確かにヴァルキリーズ隊の皆さんには感謝です、そして真木さんにも。
少し自主的に謹慎してますね。みんな、ごめんね。」
と言って自分の執務室へ戻ろうとする。

その背中を見て泣きそうになる奈美。
奈美准尉「、、、亜美姉さんは悪くないです。だから。」
と言葉が続けられない。

ゴースト准尉「大丈夫ですよ。それよりも奈美さん、叩かれたんです。
医務室行きましょう。何かあったら困りますし。」
と連れて行く。

奈月中尉「...私は結局喧嘩の中に飛び込むのも、止めに入るのも遅かったです。私は中途半端ですね...。」
そう嘆く奈月に、真木は肩を叩く。

真木少佐「気にすんじゃないよ。早くゴーストと奈美の付き添ってやりな。アタシは亜美に付き添うからよ。」

洸騎も奈月に言う。
八島准尉「そんなことないですよ。ちゃんと状況を見ていたんですよね。
さすがです。自分たちは、それを見極めることなく怒りをぶつけてしまった。
だから奈月さんは悪くないですよ。」
と奈月の手を握りしめる。

そして
八島准尉「義妹さんの奈美さんを慰めてあげてください。私にはできないことです。」
と言う。

奈月中尉「っ!...洸騎さん!。」
慰めてくれたのが嬉しかったのか、洸騎を抱きしめる奈月。

真木少佐「こっちもこっちで良い関係になってるって訳かい...。」
2人の事を優しく見る真木。

洸騎は真っ赤になる。
八島准尉「な、奈月さん、真木さんに、それにここは食堂でみんな見てますよ。
で、では、真木少佐殿(敬礼。」
と周りを見て慌てて、奈月の手をひっぱり戦隊の医務室へ向かう。

真木少佐「八島も、満更なみたいだな。さて戦隊長、執務室に行こうか。」
少し笑い、亜美をみてそう言う。

亜美戦隊長「はい、書類も残ってますからね。
(私はあの頃(光州作戦の時の中尉時代)ではないのだ
戦隊長なのに、、、何を。でも奈美を守ってあげたい。)」
その心のはざまで苦しんでいた。と表情は硬い。

そんな顔を見た真木は、口を開いた。
真木少佐「亜美、アンタの気持ちは分かる。アタシも殴りに行ってたと思うよ。
もし何かするにしても、抗議するだけに留めな。アンタは戦隊長、自分一人ではないんだよ?。」

亜美戦隊長「、、、そう、ですね。もう1尉官ではないのですよね。
次に何かあったらそうします。でも家族(戦隊)のみんなを守りますよ。」
と言う。

真木少佐「尉官では出来ない事が、部隊長そして佐官なら出来る事がある。家族を守るなら、それを覚えな。」

そして、真木の気持ちに気持ちを切り替えて。
亜美戦隊長「はい、そうします。暴れるのは、真木さんにお任せします。私は、もう乱闘はしません。」
とにっこりして言う。

ふと、ちょっと考え込む。
亜美戦隊長「、、、でも相手の少尉達は今回の件、納得してないでしょうね。
ちょっと戦隊の隊員に注意喚起だしておきましょう。おそらく、絡んでくるでしょう。」
と心配する。

真木少佐「...だろうな。よし早速行こう。」
二人は戦隊長室へ戻り、対策を練る。

そして、戦隊の医務室にて。
ゴースト准尉「司軍医長、ちょっと奈美さん見てもらえますか?」

診察室で相変わらず一升瓶を引っかけながら
司軍医長「どうしたの、あらら。奈美ちゃん頬が腫れてる。なんでこんなことに?。」
と処置して行く。



ゴースト准尉「、、、国連軍の衛士に絡まれて油断しました。止める間もなく、叩かれました。」

奈美准尉「、、、お手数おかけします。う、痛いです。」
と処置されながら耐える。

ゴースト准尉「(、、、次あったらあいつら絶対に、でもとりなしてくれたヴァルキリーズの伊隅大尉殿に
迷惑が掛かる。なるべくそうならないようにしないと)。」
と後悔している。

処置されながら、奈美はゴーストの手を取る。
奈美准尉「私が悪いのです。ですから、ね。」
と泣きそうになりながら微笑む。

ゴースト准尉「!!!!(くそお、なぜ護ってやれなかったんだ。悔やんでも悔やみきれない。)」

察した司は言う。
司軍医長「まあまあ、腫れてるけど他は大丈夫だよ。絶対に挑発に乗ったらだめだからね。」
と釘をさす。

そこに合流した奈月と洸騎。
奈月中尉「私は,止める事もましてや殴りにも行こうとしなかったです。ゴーストさん、もし責めるなら私を責めて下さい。」
奈月も俯きながらゴーストにそう言う。

ゴースト准尉「、、、いや奈月さんは悪くない。そばについていなかった自分が悪い。
奈月さんは周りを見て判断していたから結果そうなっただけです。」
と、なぜ最初に傍観してしまったのか悔しがる。

洸騎はゴーストの肩に手をかけて。
八島准尉「違うよ。そう、みんな悪くない。ここは帝国陸軍、まして戦隊専用の基地ではない。
ヴァルキリーズ隊の方はみんな良い方々だが、国連軍全体ではこんなやつらもいる。
彼らの言い分もわからなくもないが、喧嘩を売ってきたやつらが悪い。」
と言う。

奈美准尉「奈月お姉ちゃん、八島准尉さん。ごめんなさい。私が油断しました。
だから皆さん自分を責めないで。」
と痛々しい感じがするがそれでも自分が悪いと皆に詫びる。。

司がそれを見て。
司軍医長「はいはい、誰も悪くないよ。だからね。奈美ちゃんも自分を責めないこと。
しばらく安静にしてね。(しっかしこんな優しい奈美ちゃんに言いがかりつけて叩くなんて、
次見かけたら、一升瓶で頭かち割ってやろうかしら、でも沙奈江に怒られそうね。)」
と思う明日香であった。

奈月中尉「本当、何故奈美を狙ったんだろう...許せない。」

洸騎は考える。
八島准尉「、、、たぶん階級が下でかつ衛士でない事を見てですね。
あれは、あからさまに狙ってたと思いますよ。
奈月さんや自分や、ゴーストに行かなかったのは衛士で格闘戦できることわかった上で
絡んできたと思います。」
と言う。

奈月中尉「弱い者イジメだね。尚更だよ...誰かを虐げる権利なんて無いはずだよ。
判断していたんじゃない。もしかしたら、真木さんが来なかったら私は...。」
そんな事を言って、自身が腰に下げていたホルスターを触る。

奈美は奈月のその考えていることを察して言う。
奈美准尉「ダメです、奈月お姉ちゃん。それはBETA相手に使うものです。
ね、もう忘れましょう。次はこんなことないようにしますから。」
となだめる。

やれやれと思いつつ司が言う。
司軍医長「はいはい、処置終わったよ。みんな解散。変な事考えちゃダメだよ。」
と診察室からぽいぽいと4人を追い出す。

奈月中尉「追い出されちゃった...。」

八島准尉「しかたないですね。じゃあ詰め所に戻りますか。」

奈美准尉「私、ちょっと気になる国連軍の衛士候補生さんがいるので、少し衛士訓練施設に行ってきますね。」

ゴースト准尉「あ、自分もついていきますよ。奈月さん達は戦隊の詰め所に先に戻っててください。
と言う。

奈月中尉「私は...いや、私もついて行くよ。」

奈美准尉「こっそり見に行ってきますし、あまり大人数で行くとまた絡まれてしまうかもしれないですから。
奈月お姉ちゃんは八島准尉さんとね。ゆっくりしててください。」
と微笑んで言う。

ゴースト准尉「奈月さん、大丈夫今度はちゃんと守ります。何があっても。
それよりも大人数で行って刺激するとまずいのでここは私だけで。」

奈月中尉「分かったよ...。」

二人を見送る奈月と洸騎。
八島准尉「心配ですよね。こんなことあった後ですから、、ちょっと距離を開けてついてきますか?奈月中尉殿。」
とわざと階級を付けて上官に確認する形で聞く。

奈月中尉「そうだね。八島准尉、奈美准尉の護衛の為、尾行を開始します。ついて来て。」

洸騎はにっこり笑って。
八島准尉「承知しました。これより奈美准尉の護衛の為、尾行します。」
と敬礼してついて行く。

その頃の国連軍衛士達。
叱責を受け、上官より殴られて不貞腐れていた。
国連軍衛士A少尉「ち、なんでうちらが処分されて、向こうは無いんだよ。」
国連軍衛士B少尉「ふざけるなだよな、あいつら絶対政府高官とか金持ちとかの家柄の部隊だぜ、
裏から手をまわしたんだと思う。」
国連軍衛士C少尉「、、、このまま収まらないよな。」
国連軍衛士D少尉「やるなら裏でやれば表沙汰にできないはず。戦隊長?少佐が出てきてもそれは変わらないはず。
今度はぶん殴ってやる。」
と息巻いていた。

場所は移り国連軍衛士訓練所のグラウンドが見渡せる暗がりのスペースにて。
奈美准尉「、、、207B訓練分隊自体が色々衛士候補生が特別な方々ですが、特にあの白銀訓練兵さんは何か、前世?
と言うか何か違う記憶が有りそうです。人類の為に戦っているような、、そして衛士経験も豊富です。」

ゴースト准尉「なるほど、あの動きは確かに一人だけずば抜けてる。これは何かありそうですね。」
と二人が喋っていると。

国連軍衛士A少尉「おい、さっきは好き放題やってくれたよな、しかもなぜこっちだけお咎めがあるんだ。」
とまた絡んでくる。

奈美の前に出るゴースト。
ゴースト准尉「話はついたはずです少尉殿。これ以上はちゃんと帝国陸軍を通して、」

といきなりーストを殴りつける。
国連軍衛士B少尉「ふざけるな、准尉ごときが。士官もどきな奴が何を言ってるんだ。
そいつ、引き渡せ。それで許してやる。」

ゴースト准尉「な。何を言っているのでありますか。できません。上に話を通して、」

また殴られるゴースト。
国連軍衛士C少尉「いいから言う通りにしろよ、それで納めてやる。」

頭にきて殴り返そうかと思ったが、真木さん達がせっかく穏便に済ませてくれたからには、、、
出来なかった。
ゴースト准尉「できないであります。これ以上は軍事法廷で争わせていただきます。」
と言い奈美に抱き着いて背を向ける。

奈美准尉「ダメ、ゴーストさん。それはまた。
(ああ、亜美姉さん、真木さん、奈月お姉ちゃん助けて、ゴーストさんが。)
と絶望しながら助けを求める。

その間にゴーストは殴られ続ける、それでも奈美を庇う。
国連軍衛士D少尉「いいから早く沈んで渡せよ。」

ゴースト准尉「嫌で、あります。絶対に渡せません。」
と記憶が飛びそうになるが奈美を庇う。

とそこに亜美が奈美の助けに気が付いて真木に増援部隊を依頼して先に駆けつける。
亜美戦隊長「いい加減にしなさい。うちの隊員にそれ以上は許さない。」
と二人の前に来て言う。

国連軍衛士A少尉「少佐さんね。部隊長がいいのかなあ、また暴れたら今度こそ、ですよ。」
と殴りつける。

口から血が出るが、それでも手は出さない。
亜美戦隊長「、、、1発は先ほどの件で受けます。ですが、これ以上はさせません。
戦隊の隊員は妹や弟。これ以上はさせない。」
と怒りながらも能力を使って国連軍衛士4名を止めに入る。
プチっと何か頭で音がして出血もするが力を使う。

奈美准尉「亜美姉さん、ダメ。ああ。やめてください。お願い。」
と泣くしかなった。

真木少佐「何が今度こそだ。え?クソ少尉共。」
そう言って真木が亜美の後ろから現れた。

奈月中尉「それが国連軍人のやる事なんですか!ふざけないで下さい!。」
奈月と洸騎も駆け付けているのを見た真木は、やはり手を出すしかないと思った直後。

菊間整備兵「おや、国連軍と帝国軍の関係にヒビを入れているのは貴方達ですか。」
菊間と走って追いかけて来た菅が現れた。

真木少佐「菊間、何でいるんだい?。」

菊間整備兵「私の事は良いでしょう。姉御、アイツらボコしても大丈夫ですよ。
彼らって、バレたらまずい事やらかしてますから。どちらにしろ階級が下で、しかも他軍の人間に暴力を振るったんです。
何したってコチラの言い分は通りますよ?。」

菊間はニヤけズラで真木を見た。真木もニヤけズラになり、
真木少佐「っと言う訳だ。此処かはアタシが相手になる。
どうやら色々鬱憤が溜まってるようじゃないか、纏めてかかって来いよ。」

奈月中尉「真木さん、私も混ぜて下さい。これは喧嘩じゃない、暴力を行使した国連軍人を捕縛する為です。」

真木少佐「あぁ、テメェらおいたが過ぎたな。縛につきやがれ!。」
そう言って、少尉達に真木と奈月はせまる。

亜美はそれを見てほっとし、崩れかけ能力を使うのを止める。
それを菅中尉が支える。
菅中尉「大丈夫ですか、戦隊長、ゴースト准尉。よく耐えましたね。
あとは真木さん達に任せましょう。」
と言う。

洸騎もづづく。
八島准尉「よくも戦隊長殿達を、奈月中尉殿、続きます。後ろは任せてください。
どうぞご存分に。」
と言う。

奈月中尉「八島さん、私と共にお願いします!。」

そして、3人により少尉達は制圧された。
亜美が動きを止めたこともありあっさりかたがついた。
真木少佐「なんだいあっけない、口だけ達者な素人供か。」

そして菊間が、彼らの上官と衛兵を連れて来た。

真木少佐「それで、一度ならずニ度までも...一体どう言う訳で?
そろそろ貴方も物理的に首が飛ぶ事も覚悟して頂きたいですが?。」

国連軍衛士の部隊長が申し訳なさそうに言う。
上官「申し訳ない。日本を自軍で防衛できない上にこちらの同僚も戦死しているので腹が立ったようです。
さすがに処分をいたしますので、お納めいただきたい。」
と話す。
そして庇いきれないと思い、衛兵に連れて行かせる。

真木少佐「我々は所属している陸軍からも良い顔はされてないです。
それでも、我が戦隊の隊員達は皆優しく、そして優秀な奴らです。
改めて、私の口から言いましょう。これ以上、我が戦隊員に傷一つ付けようなら、
この程度では済まないと言う事をお忘れなきよう。」
真木は睨み付けてそう言った。凄く冷たい瞳だった。

上官は冷や汗をかきながら謝り少尉達を連れて行く
(さすが斯衛の実働部隊の方だ、かなりのプレッシャーを感じる)
と思いつつ戻っていく。

ゴーストに声をかける洸騎。
八島准尉「ゴースト、もういい。大丈夫だ。奈美准尉を離してあげろ。
力が入ってる。」

ゴースト准尉「あ、、、ごめん、奈美さん。」
と手を緩めて崩れ落ちる。洸騎がそれを受け止める。
(まったく、さっきの事があったからだけど本当に守りたいのだな。)

奈美准尉「ああ、真木さん。ごめんなさい、また私が。。私のせいで亜美姉さんとゴーストさんが。」
と真木の胸に飛び込み泣き叫ぶ。

真木少佐「良いんだよ、運が悪かっただけだ。アンタが気にしなくて良いんだよ。」

奈美准尉「出歩くべきではなかったのに、私が私が。」
と後悔して狼狽している。真木の優しさが嬉しいがどうしても自分を許せそうになかった。
そのまま一人で、走り出す。

真木少佐「奈美!アンタの、アンタのせいじゃないんだよ...なんでこんな事ばかり...。」
逃げてしまった奈美を追いかけられない真木。

洸騎が奈月に声をかける。
八島准尉「奈月さん、奈美准尉を追いかけて、一人にさせちゃいけない。」
とゴーストに肩を貸して司の所に連れて行こうとする。

奈月中尉「え、う、うん!。」
奈月は直ぐに奈美を追いかけた。

菅中尉が真木に声をかける。
菅中尉「真木少佐、亜美戦隊長が。弥栄中尉に奈美准尉は任せて早く医務室へ。」
と言う。

真木少佐「不甲斐ないね...此処まで来て奈美を励ませないのか、アタシは...。」
そんな不甲斐なさを感じる真木。

その時、亜美の状態がおかしいと菅が真木に声をかける。
菅中尉「真木少佐、亜美戦隊長の様子がおかしいですわ。」

亜美戦隊長「あ、あろ?、まきっしゃん、わ、わたす?」
頭から流血している上にろれつが回っていないように見える。
がくっと崩れ落ちるのを支える菅。

亜美戦隊長「あ、れ?頭は、痛え?」
と意識が混濁する。

真木少佐「亜美!な、なんだいコレは...とにかく医務室に運ぶしかない。菅、手伝ってくれ!。」
今までにない事に困惑しながらも亜美を連れて行こうとする。

菅中尉「解りました。八島准尉、先にゴースト准尉を連れて司軍医長に緊急搬送依頼をお願いして。
これは、脳溢血?まずいわ。真木少佐急がないと。戦隊の医務室では遅いかもしれません。」

八島准尉「は、はい先に行ってます。」
とゴーストを連れて先に戦隊の医務室へ向かう。

その間に亜美は涎をたらしながら大きないびきをかいている。

真木少佐「近くの医務室に連れて行くしかないか...だが...いや迷っている暇はない。近くの医務室に連れて行くよ!。」

と真木と菅で亜美を両方から支えて移動しようとしたところ、近場で霞がジーっと見ている。そして。
社「、、、こっち、ついて来て。」
誘導するように国連軍の施設に入って行く。

真木はそれを見て怪しく思うが、
真木少佐「背に腹はかえられない。ついて行くしかないね。」
ついて行った。

エレベーターに乗り、どうやら地下施設へ向かっているようだ。
菅中尉「え??横浜基地に地下がこんなに。ここは、我々が入って良いのでしょうか。」
と驚く。

社「、、、大丈夫。心配しないで。」
と言う。

真木少佐「確か、奈美の友達の社だったか?...信じて良いんだな?。」

こっくりとうなづく社。
社「、、、はい。奈美お姉ちゃんのお姉ちゃんだし、一刻を争うようだから。こっちに。」
と開いた階のとある扉を開ける。

中に入ると奥に何かが入った透明のケースが見える。
(何か、、亜美と奈美が言っていた脳と脊髄に見える)
そこに夕呼と数名の医官がいるようだ。

香月副司令「!?、社、この区画になぜ帝国陸軍の戦隊の隊員をって、どうしたの?。」
と言うと、霞が夕呼に近寄り小声で話しかけている。

香月副司令「!!、ふーん。そう解ったわ。
真木副戦隊長?と菅中尉、ここの事は極秘よ。忘れて頂戴。
それからあの狸おやじに言っときなさい。こちらで処置しておくわ。
終わったら、ちゃんと返してあげるから戦隊の詰め所に戻ってなさい。」
と有無を言わさぬ形で、医官に指示を出し連れて行く。

真木少佐「なんだいこれ...姉妹が話していた奴、なのか...?一体これはなんなんだ...。」
困惑するしかなかった。

香月副司令「はい、そこまで。これは極秘事項なので、これ以上は見せられないし、
話すことも禁止よ。だから出て行って。」

と社に指示を出し、有無を言わさない形で警備兵を呼び制限区域から出させる。
社「、、、大丈夫ちゃんと良くなる。明日そちらにちゃんと返すから。」
と言って地上で別れる。

菅中尉「、、、あれは何だったのでしょうか。とりあえず南條中将に報告しておきますね。
真木さんは戦隊の指揮をお願いします。」
と言う。

真木少佐「あぁ...そっちは頼んだよ。」

そして場所は変わって奈美が逃げ出した後。
奈美はどこをどうさまよったか、走ったかわからなかった。
そこには、基地内で開けた場所があった。
何故か呼ばれた気がした。桜の木がある。
そこで息が切れて桜の木の横で疲れ果てて足を止めて木に耳を澄ませる。
何故か両親がいるような気がした。
自分を責めるなと、そしてみんなと一緒に生きて行きなさいと。
そこで泣き崩れて眠る奈美。

寝ている姿を、南條は見つけ寄り添った。
南條中将「奈美、また酷い目に遭ったと聞いたよ。やはり私は良い叔父ではないな...。
あの時、強引にでも君を秘書官にすべきだったかと後悔しているよ。
最近は後悔ばかりだ...どうすれば、どうすれば君達を幸せに出来るのだろうな。」
奈美の頭を撫でながらそう呟く。

眠っている奈美が呟く。
??「、、、誰が悪いわけではないですわ。奈美は今皆に慕われています。
それは貴方にも。。だから十分幸ですわ。一緒に居て、一緒に悩んで進んでいただければ充分です。」
と懐かしい声が聞こえる。



南條中将「...まさかな、亜紀さんの幻聴が聞こえるとは。大丈夫、姉妹を見捨てやしないさ。」

そんな中、奈月が駆け付けた。
奈月中尉「奈美っ!って、南條中将!。」

奈月は南條を見つけ、敬礼する。
南條中将「敬礼は良い。弥栄中尉、奈美を頼む。おじさんはこれで失礼するよ。
これ以上いたらセクハラと間違えられたら堪らん。」
南條は笑いながらその場を離れた。

奈月中尉「奈美、大丈夫、大丈夫だから。」
奈月は、奈美に寄り添いそう話す。

目を覚ます奈美。
奈美准尉「ごめんなさい、奈月お姉ちゃん。今、南條叔父様が居たような。
それにお母さんが、、、私、私。役に立たないけどみんなと一緒に居たい。」
と奈月に抱きつく。

奈月中尉「十分皆んなの力になってるよ。私よりもずっと凄いんだから、誇っていい。
一緒にいて良いんだよ?」
抱きしめ返し、そう優しく言う。

その言葉に、悲しそうに微笑む。
奈美准尉「有難うございます。そう言っていただけるのは嬉しいです。
でも、、、私は非力です。私が動けばみんなが負傷したりして、
それが許せない。こんな私が。。」
と自分を責める。

奈月中尉「もう良いんだよ。自分を責めなくて、それでも良いの。私達がいるから、大丈夫だから。」
そう奈月は言うしかなかった。

奈美は首をふり寂しそうな顔をして。
奈美准尉「、、私はこんなにも思われて嬉しいです。でも、私は人ではないし、それに汚れています。
またそうなるのが怖かったです。それでも守っていただけますか。」
と奈月には言えていなかった前世を両手を奈月の頬に当てて見せる。

それをみた奈月は微笑み、奈美を見つめる。
奈月中尉「...奈美、確かに酷い過去だね。でもそれ抜きでも、貴方と亜美姉さんと一緒にいたい事は変わらないよ。
これをみて、更に貴方を1人にはさせなくない。それに今は私達がいる。前世と大きく違う、だから大丈夫だよ。」

奈美准尉「、、、うれしいです。ありがとうございます。私も奈月お姉ちゃんと一緒に居たい
暖かい。奈月お姉ちゃん、ごめんなさい。疲れてしまいました。寝かせてください。」
とうれし泣きをして寝落ちする。
と、それを偶然通りかかって陰から見ている気配が見える。

奈月中尉「うん、お休み奈美。」

寝たのを確認した奈月は、ホルスターに収まっている拳銃に手を掛け、気配の方を向いた。
奈月中尉「誰ですか?大人しく出て来て下さい。」

武たち207B訓練分隊の面々であった。ばつが悪そうに出てくる。
白銀訓練兵「申し訳ありません、ここにみんなで来ましたらあなた方が。」

御剣訓練兵「すまぬ、そなたらを覗き見する気はなかったが、ここに用があったのだ。」

榊訓練兵「あなた方は帝国陸軍の、お噂は聞いております。」

珠瀬訓練兵「はわわ、ごめんなさい。邪魔しちゃいました。」

彩峰訓練兵「、、、元気出して、これ(焼きそばパン)あげる。これがあれば元気でる。」

鎧訓練兵「聞きました。うちの衛士が迷惑かけたみたいで。申し訳ありません。」
とそれぞれ言う。

奈月は警戒を解き、とりあえず綾峰から焼きそばパンを受け取る。
奈月中尉「あ、ありがとう...此処に用があったんだね、ごめんね占有してしまって。
私も貴方達の事は噂に聞いてるよ。特に白銀さん?貴方が凄いってね。」

白銀訓練兵「は、恐縮であります中尉殿。ですが私一人の力ではありません。
ここにいるみんなのお陰で動けるのであります。
、、、その方の力になりたいんですよね。大丈夫でありますよ。
貴方のような方が居れば守れるはずです。聞いてますよ。まりもちゃんから。
中尉殿の高機動戦がすごく強いと、もしよかったら今度見学させてください。
皆で力を合わせればBETAにも勝てます。
ですが、今回のようなことでは、人類で力を合わせて一丸とならなければ
と私は思います。」
と武は答える。

御剣訓練兵「そなたの言う通りだ。この者を守って上げたいのですよね。
あの戦い方は神宮司教官から見せてもらったが、見習いたいものだと思った。
できますよ。」

奈月中尉「まりもちゃん...?って私の機動戦見たの?
なんだか恥ずかしいな...私はただ、絶望的な戦場を経験して、ガムシャラに生きて来ただけだよ。」

榊訓練兵「はい、戦隊の模擬戦闘演習を見させていただきました。
皆、すごったです。私も中尉殿の戦い方見ました。すごかったです。」

珠瀬訓練兵「すごかったです、あんな高機動な戦い方。
私はこの方(奈美准尉)が乗っていた黒い機体の方が好き。
遠距離狙撃が何度も魔法のように的中してて、すごかったです。」
とそれぞれ憧れの的のようにキラキラした目で奈月の事を言う。

とそこに神宮司軍曹が来る。
神宮司教官「こら、訓練が終わったらさっさと戻る。それとも、まだしごきが必要か。」

武たち「し、失礼しました~。」
とみんな逃げていく。

神宮司軍曹「訓練兵たちが失礼しました。(敬礼 
色々有ったみたいですね。申し訳ない、国連軍の兵士としてお詫びします。」
と頭を下げる。



奈月中尉「いえ教官殿、もう過ぎた事ですので。
訓練兵達を責めないで下さい。そして、機会あれば彼らとの交流もさせて下さい。
目を見て分かります、彼らは凄い衛士になると思いますから。
自分の経験が役に立つなら、話もしますし訓練にも、お付き合いしますよ?」
彼らが寄り添ってくれたのが嬉しかったのか、奈月はまりもにそう言った。

優しそうな、教師のような顔をするまりも。
神宮司軍曹「恐縮です、そういって頂ければ。
確かに白銀訓練兵は傑物であると思っています。彼が何者か解りませんが。
彼は大きな事を考え行動に移そうとしています、かたや私の事を名前で
まりもちゃんとも呼ぶ距離感を考えない奴ではありますが。
中尉殿も色々あると思いますが、できますよ。この准尉殿を守って上げたいのですよね。
迷っておられます。私で良ければいつでも相談に乗りますよ。
あともしよければ彼らに衛士の経験を今度伝えていただけると幸いです。」
と答える。

奈月中尉「神宮司教官...はい、相談させて頂きます。」

神宮司軍曹「では失礼致します。(敬礼」
とまりもも宿舎へ戻っていく。

奈月中尉「奈美、皆んなの所に帰ろう?。」
奈月はそう言って、奈美を背負い奈美の自室へ移動する。

こうして国連軍の衛士とのもめごとは終わった。
その後、南條中将が習志野駐屯地に戻る。

執務室にて、七瀬と南條は今回の件を話した。
南條中将「いやいや、夕呼ちゃんにどやされちゃったよ。」

七瀬秘書官「当たり前です。それで、白銀武はどうでしたか?。」
ため息を吐きながらも、七瀬は聞いた。

南條中将「白だよ、真っ白。スパイなら凄い演技力だ。彼の思いは本物だよ。」

七瀬秘書官「貴方がそう言うなら、そうなんでしょう。確かに、思い違いをしていた様ですね。」

南條中将「それに、どうやら白銀君は夕呼ちゃん、香月博士のオルタナティブ計画の中核人物みたいでね。
今後が楽しみだ。」

七瀬秘書官「なるほど、どちらにしろ白銀武は今後も要観察対象にしておきます。」

こうしてBETAとの絶望の戦いの未来を変える主人公たちと出会う事となった亜美達。
果たしてどんな未来になるのか南條は頼もしく思えたのであった。

END
その後翌日、亜美が国連軍の医官に付き添われ戦隊に戻る。
後遺症も無い様だ。
香月副司令より今回の件と対処方法を書かれたカルテが渡される。
司軍医長に渡しておいてと言わた。

亜美戦隊長「真木さん、菅中尉、皆心配かけました。
頭もすっきりして良くなりました。」
と昨日の事が嘘のようにしゃっきりしている。ただ頭に包帯が巻かれている以外は。。

真木は複雑な顔をして出迎えた。
真木少佐「あぁ...亜美、お帰り。」

亜美戦隊長「、、、真木さん大丈夫ですよ。私は、ちゃんと生きてる。
真木さん達とBETAの居ない未来を見たいから。」
と悟ったような顔をして真木に抱き着く。

菅中尉は夕呼に亜美を引き渡した後にすぐに南條に連絡を入れて、
今亜美が帰ってきたことを南條にまた連絡をしていた。
菅中尉「、、、はい、一時は脳溢血の症状で危なかったですが、今は大丈夫そうです。
司軍医長に今回の件と対処方法を書かれたカルテを預かってますから渡しておきます。」

真木少佐「そう、だね...」
真木は何故か亜美を抱きしめ返せなかった。

菅から報告を聞き、重苦しい顔になる。
南條中将「あぁ頼む...予想はしていた事だから驚きはしないが、
やはり私自身は何もできんかった事は辛いな。」

菅中尉「、、、しかたありませんわ。でもすぐに処置ができたことは幸いです。
これも香月副司令の配下になれたからだと思います。それは南條中将のお力だと思いますよ。」
といい、引き続き様子は見て報告することを伝え、通信を切る。

亜美は抱きしめ返してくれなかった真木を寂しそうに思うが、
亜美戦隊長「(私達、ちゃんと生きて行けるのだろうか。
それでも精一杯真木さん達と戦隊の皆と生きて行きたい)」
と思うであった。
今度こそEND