戦隊内の酒が飲める場所でゴーストは一人酒を飲んでいた。
いつもなら、元下士官連中や兵達、整備班のメンツと楽しく飲んでいるが、

今日は机にだらーっとした感じで元気がなく一人で。

ゴースト准尉「(あの後、奈美さんが特に体に異常なく?目覚めた。
それはとても良かった。でも俺は何も役に立たなかった。
肝心な時にそばにいてやれなくて何が護衛兵だ。
しかも上官をぶん殴ってしまった。必要だったとは言え。。
なにしてるんだろう俺orz。)」

ゴーストは、しんみりと酒を飲みつつ自己嫌悪しているが暴れるようなことは
しないし、酒を浴びるほど飲み記憶をなくすほど飲むことも学生時代に1回きりで
二度としないと思っているので静かに心の中でくだを巻きつつ飲んでいる。
そしてあまり思いを吐き出してると、姉妹に届いてしまい、迷惑をかけることになる。
それだけは絶対に嫌なので特に静かに飲んでいるのもある。

ゴースト准尉「(うーん、俺じゃあ護衛兵は務まらないかなあ。真木さんに託して、俺
どっか転属した方がいいのかなあ、士官(准尉)に進級させてもらえたけど
能力的には俺には下士官どまりだよなあ)」

ゴースト准尉「(それに俺は奈美さんの事、心も護ってあげたいなと思うけど、、
俺じゃあこれは、、傷付けるだけじゃないかなあ。。)」

とかとりとめのないことを考えてしまう自分に嫌気がさす。

真木班長「おや?珍しいね、ゴーストが1人でいるなんて。どうしたんだい?」
ふらっと現れた真木班長が、ゴーストに話しかける。
真木班長「世話になったからね、アタシで良ければ話に乗るよ?隣失礼するよ」

グダグダなゴースト。目の前に来るまで真木班長の気配も読めず、
慌てて立ち上がり。
ゴースト准尉「あ、真木班長殿、あの時は申し訳ありませんでした。」
と直立不動で敬礼する。ただいつもの元気はなさそうだ。
ど、どうぞと椅子をずらしてエスコート?する。

元気のないゴーストを見て
真木班長「敬礼は良い、仕事中じゃないしね。
見るからに悩んでいるみたいだね、奈美のことかい?」

図星を突かれて、さらに元気がなくなるゴースト。
ゴースト准尉「あはは、バレバレですよね。真木班長殿も奈美さんも元気になってよかった。
とても良かったと思います。でも自分は何をしていたいのかと。
確かに奈美さんの相談に乗っていましたが、肝心な時にお役にも立てず、心を癒してあげられなかった
ですからねえ。」
と、チビチビ飲みながら話す。

話を聞きながらタバコを吸い始める。



真木班長「なるほどね...肝心な時にって言うけど実際護衛兵としての仕事はこなしているはずじゃないか?
それに九州での撤退時も助かったしね、アタシはアンタを高く買ってるよ。」

それを聞いてゴーストはまた、顔色が曇る。
ゴースト准尉「相手が一人なら、なんとか応援が来るまでの間なら持たせられます。

あの時、2人以上いたらその場で奈美さんをどこか非常口等に逃がしてそのドアを背に玉砕覚悟でしたよ。

対複数人は無理と思いました。」
ゴースト准尉「それに、、、九州は地形把握もできずチリジリになって逃げてただけですよ。
撤退時は真木班長殿が背中を支えてくれたから撤退先に突撃をかけて切り抜けただけです。
私は背後を護れるようなやつではないのですよ。兵、下士官時代は突撃を繰り返してよく怪我をしていました。

前しか見えてなかったのでありますよ。
今は、奈美さんがいますから、抑えてはいますが。第六警戒小隊発足時はそれを考えずに、
よくやらかして奈美さんに泣かれてましたよ。。」

真木班長「今は違うんだろ?ならそれで良いじゃないか。
誰だって間違えるし人は変われる、ゴーストも変われるさ。」
真木も酒を飲み始める。
真木班長「それに、アンタに話してない事がある。あの試しは単に実力を測るためだけじゃない...何かわかるかい?」

ゴースト准尉「変われるのでありますかね、
私は同じことの繰り返しとか経験上の判断ならできますが、突発的な対処は、、
苦手です。だから無理やり突撃して切り開く。今までは同期の桜の下士官の仲間たちの
おかげで切り抜けてこれましたが、士官に進級させてもらって、、将校としてはどうなのかと。」
真木班長の言っている実力を測るための言葉の意味を考えるが、、、
ゴースト准尉「申し訳ありません、自分には解りかねます。」
と解らず黙ってしまう。

真木班長「...ゴースト、アンタに嫉妬していたんだよ。
アタシは左脚を失って、戦えない事を今でも悔やんでいる事は知ってるね?アタシもアンタみたいに前に出て戦っていたからか、ダブって見えてね...奈美を守ってやれない事を共に戦えない事をまだ悔やんでる。
そして護衛兵として奈美を守り、共に戦うアンタをみて羨ましかったのさ。だからある意味、八つ当たり紛いにあんな事をした。
本当、何が姉御だ。アタシはただ嫉妬しただけの大人気ない女なのさ。」
自虐しながら、タバコを吸い酒を飲む真木班長。

ゴースト准尉「そんなことないでありますよ。貴方は素敵な大人の女性ですよ。そして素敵な先達者であります。
あの件でしたらお気になさらず、私はそんなこと考えてもみませんでしたから。
それに私は大尉殿の左足の変わりみたいなものですよ。それが私にできること。
それに実質機体を整備してくれているは整備班であり、真木班長殿達ですから一緒に共に戦ってますよ。
そう思います。だから嫉妬ではないですよ。だから前に出て戦うのは我々の役目です。ですがそこには真木班長殿も一緒です。」
と言う。

キョトンとした表情になりながらも、和かになり。
真木班長「嬉しい事を言うじゃないか...役に立ってて、本当に嬉しい。
奈美の事も、ゴーストが欠けたら誰が守るって言うんだい?奈美を守れるのは、1番親身になれるのはアタシじゃない、ゴースト、アンタなんだよ。」
頭をわしゃわしゃと撫でながら真木班長は言う。

そのわしゃわしゃされた手を恥ずかしながらどけようとするゴースト。
ゴースト准尉「ちょ、真木班長殿それは奈美さんにしてあげてください。自分には不要でありますよ(;゚Д゚。」
と、照れ隠しなようなことを言いつつ。
ゴースト准尉「、、、。自分は奈美さんの一番になれているのでしょうか、、、そうであればいいですが、
それにいつも色々してくれてる彼女ですが、私は返せてるのでしょうか。」

真木班長「何言ってるんだい?1番じゃないならあんなに色々してないでしょ?
少なくとも好意が無いならしないと思うけどね...ってゴーストと奈美はそう言う関係じゃないのかい?」
驚きつつ、酒を飲む真木班長。

ゴースト准尉「好きですよ、大好きですよ。帝都京都防衛戦で出会ったあの時から、、、、
でもねそれは私の押し付けなんですよね。
彼女がどう思ってくれているかは、、それにあの時早雲戦隊長から前世の事聞きました。
だから無理強いもしたくないですからね。それに強い思いも読めてしまいますから、
それで彼女の心を傷つけて泣かせたくはないです。それが一番ですかね。」
とまたチビチビ飲みながら話す。


真木班長「前世ね...尚のことじゃないか。
アタシ達が生きてる今は前世なんかじゃない、今がある。そこら辺は奈美と話すしかないけど、
奈美以上にアタシ達がその前世に引っ張られてたら、何も前に進まないよ。恐れたら何も変わらない、
進めば何かが変わる。なら進むしかないよ!」

その真木班長の言っていることを考えて、、
ゴースト准尉「それは、私が抱きしめてあげたり、ごにょごにょ(すこし照れて言葉が聞こえずらい)
してもいいのでありますか。」
と奈美さんに今以上の事をしても良いのか、迷いつつ聞くゴースト。

それを聞き、ため息を漏らす。
真木班長 「照れるなら最初から言うんじゃないよ...仕方ない子だね。それっ!」
そんな事を言ってゴーストを抱きしめた。
いきなりのことにゴーストはジタバタするが、真木班長は強く抱きしめ。
真木班長「拒否をされたんじゃないだろ?奈美は確かに心を読める、

けど好きならはっきり伝えなきゃ分からないさ。好きならこうされてもむしろ喜ぶさ!」

いきなり、抱きしめられてゴーストは焦る。
ゴースト准尉「ちょっ、大尉殿(;゚Д゚)、いやあのその。周りの目が怖いです、、それにこれは特に
好きな異性の方にしてあげてください。(つうか、真木さんからしたら俺はお子ちゃまだよなあこれ)
気持ちはうれしいですから、、わかりました。はっきり伝えてみます。」
とその抱きしめられた中から逃げ出そうとする。

真木班長「せっかくなんだから、このまま抱きしめさせろ。
ゴーストだけじゃなく、早雲姉妹もアタシにとっては愛らしい子みたいなもんだ。」
丁度入ってきた司軍医長を見て。
真木班長「おうヤブ医者、遅かったな!今ゴーストと飲んでるが、お前も付き合え!」

いつもながらの格好に一升瓶を抱えている司。二人を見て爆笑している。
司軍医長「なに、なに、沙奈江。ゴーストちゃん食べちゃうのwよし、じゃあ、私も私も。」
と、ゴーストを真木整備班長と挟む形で座る司軍医長。


さらに焦ったゴースト。
ゴースト准尉「(この状況はまずい、特に奈美さんにでも見られたら(;゚Д゚))」
これは、逃げるがなんとかと思い、立ち上がり。
ゴースト准尉「いや、自分はこれにてドロンするであります。」
とかなんとか逃げ出そうとするw

だががっしりと腕を捕まえる真木と司。
真木班長「おいおい、上官と酒が飲めないって言うのかい?安心しろ、アタシ達が奈美と酒を飲む時困らない様にするだけだ。そうだろ司大尉?」

 

そして司も悪乗りして片方側からしっかりとゴーストの腕を捕まえて胸を押し当てる。
司軍医長「そうよ、私達お姉さんたちが教えてあげるわ❤その時のためにね。これは命令よ❤」

これはまずいとゴーストはあがく。
ゴースト准尉「ちょ、、真木班長殿、司軍医長殿、こんな時だけ上官命令は無いでありますよ~。」
二人がラスボスのごとくゴーストは回り込まれた絶望感に際悩ませられる。

とその時であった。
何か騒いでるなあとたまたま通りかかった奈美さんが来る。
奈美准尉「ゴー、ス、ト、さん?楽しそうですね。

(# ゚Д゚)それに真木さんも、司さんも(# ゚Д゚)ゴゴゴゴゴ(# ゚Д゚)」
その表情は見えない、でもゴーストは思った。これ最悪じゃないのかと、かなり怒ってないかと愕然とする。。



真木班長「あらら、怒ってる...まぁゴースト、奈美は脈アリでいいと思うぞ?
さて、おばさん2人は端っこで酒でも飲んでるか〜ヤブ医者、こっちこい。」
困った感じで言いながら司の首根っこ掴んで移動しようとする真木。
ニャーと言いながら首根っこを掴まれて真木と一緒に移動しようとする司。

こっそりゴーストは伝える。
ゴースト准尉「(それは、うれしいですが、、、これから逃げれるとお思いでありますか?)」
とちらっと奈美さんを見ると。

奈美准尉「どこに行こうとしてるのですか真木さん、(# ゚Д゚)それに真木さんたちはおばさんではありません。
魅力的な素敵なお姉さんです。。もう、、いいです、それなら私も。」
と真木さんが飲んでいたコップを取り上げ、一息に呑む。

驚いた3人(;゚Д゚)
ゴースト准尉「あ、ちょっと。まずいでありますよ。それ強いお酒では。。。?奈美さんって、お酒飲んだことあったっけ(;゚Д゚)」
呑んでつぶやく奈美さん。
奈美准尉「いいですか、3人とも。ひどいです、私をのけ者にして何を話していたのですか、ヒック(;'∀')。」
3人は正座したくなるような亜美戦隊長が激怒した時と同じような表情を見たとかなんとか。

そしてそのままクラっと倒れかける奈美さん。
ゴースト准尉「あ、まずい。」
と抱きかかえるゴースト。やれやれ。とほっとしつつ。
ゴースト准尉「真木班長殿、司軍医長殿、私は送ってきますからどうぞお二人で飲んでてください。」

和かな顔をして、真木は。
真木班長「あぁ、送ってやれ。今度は奈美も誘って飲もうじゃないか...頑張れよゴースト。」

と手をひらひらとして行けと言ってくれる真木さん達がありがたく、
有難うございますと言い、大人な素敵な女性だなあと思ったゴーストであった。
(司軍医長はどうかと思うがw)
END