広報担当として「きょうふ新聞」を書くのが私の務めだが、
この作品について全然知らなかったので、
DVDを入手し、観てみた。
筋書きについてはご存知の方もいらっしゃろう。
強制的に配達される「恐怖新聞」、
そこに書かれた怪現象が次々と現実化していく。
それは主に、主人公の周辺の人物の相次ぐ変死。
購読料は「読者の寿命」
…何とも気味が悪い新聞である。
記事に慄き、そこから逃れようとする読者。
まさに「極限状況に現れる本性」である。
私はホラー映画を殆ど観たことがなかった。
これが初体験と言ってもよい。
おそらく、ホラー映画はどの作品も、
「本性の描写」に留まり、
それに対する評価は鑑賞者に委ねられる、
そういう形式なのだろう。
私はホラー映画の価値判断ができ、それを論述できるほどの鑑賞能力を有しない。
単に「怖い」「当然逃げたくなるわなぁ」という、あまりにも当たり前すぎる感想しか持てなかった。
私の鑑賞能力が乏しいからこの程度しか語れないのかもしれないが、
もしかすると、実はそうではなくて、
「本性の描写」という点では、誰が観ても、ほぼ同じような評価に帰着するのかもしれない。
そうすると、ホラー映画の本当の見所は、
ストーリー性ではなく、
カメラワークの巧拙とか、音響効果とか、
サントラの出来栄えとか、キャスティングとか、アクティングとか、
そういうことではなかろうか?
つまり、ホラー映画について語るということは、
その映画作品の技術的側面について語ることにどうしても行き着く、
そんな風に思えるのである。
そういう目で、これからの作品鑑賞では臨むことにしよう。