たった一杯の豚丼の為に♪ | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

 8月に帯広の豚丼を食べる事と、幸福駅にいかなければいけないイベントが出来た。

 

 そこでオヤジは下見がてら、幸福駅に行き、帯広で有名な豚丼を食べに行こうと計画した。

 

 今回は何の因果か、平日ではあるが娘1号も参加する事となった。

 

  帯広と言えは豚丼。で有名である。で、昔オヤジは娘たちを連れ立ち、とある芸能人が経営している有名な牧場に行き、チーズを作る際にでる、ホエー水を飲ませて育てた。ホェー豚なる、「ホェー豚丼」をそこで食べた。

 

 確か当時で1杯1,000円という事で、通常価格の倍ぐらいした高価な商品であった。

 

 帯広=豚丼で散々期待していたオヤジの目の前に出されたのは・・・・・

 

 容器が発泡スチロールで、保温庫に入れられた出来合いの物であった。

 

 少しばかし期待しすぎていたオヤジには、その豚丼は、まるでコンビニで購入した豚丼に見えた。

 

 娘たちは「美味しい。美味しい。」と、喜んで食べていたが、期待し過ぎていたオヤジにはその豚丼は大した美味しいとは感じなかったのである。

 

 それ以来、帯広に行っても有名な豚丼は手をつけずにいた。

 

 今回、そのオヤジ的には期待していない豚丼を食べに行くのである。

 

 ただ今S2000は車検の為、オヤジの手元にある車はオヤジの車のアトレーと娘の車のセルボだけである。

 

 トーゼン、今回は仕事が終った前日に出発して、帯広の近くの道の駅で車中泊を想定して、所要する車はアトレーとなった。

 

  休日前の前日、仕事を終え、簡単にひと風呂浴びたオヤジは娘に布団を用意させて、アトレーに積み込み、午後9時に帯広に向けてアトレーのハンドルを向けた。

 

 通常は仕事の疲れもあり、2時間後の11時頃に足寄あたりで車中泊の予定であったが、今回は今年初めての車中泊のせいか、興奮していたのか、順調に帯広迄走り切り、軽く帯広で夜食を取り、午前1:00ごろに帯広の隣町の音更の道の駅で車中泊を行った。

 

 朝5時過ぎに、トイレで目が覚め、その後、猛烈にお腹が空き、帯広のなか卯で朝食をとる。

 朝5時ごろ、コペンが停まっていた。まさかコペンで車中泊をしたわけでは無いとは思うが・・・・

ドライバーはいなかったので、どこで寝たんだろう??

 

 午前6時過ぎ。お店はどこも開いていないので、とりあえずは今日の目的地の、幸福駅向かう。

 

 10年前に行った時は、確か帯広空港から向かって、偶然発見した事があり、正直な話、オヤジ的には幸福駅はどこにあるのか??まったく分からなかったのだ。

 

 取りあえずグーグルで確認したら十勝サーキット場がある、更別村に向かえば、その途中にあることが分かった。

 

 早朝の帯広市を淡々と走るオヤジ。

 

 早朝の走行は実は一番怖い時でもある。

 

 あいては早朝の為、車なんかこないだろうと思って、一時停止なんか完全に無視して走る輩もいる。

 

 早速、飛び出してきた車もいたが、だろう運転をするオヤジはとっさのブレーキで、難を逃れる。

 

 こうして30分後、幸福駅行きの看板を見つけたオヤジは難なく、幸福駅にたどり着けた。

 

 なんてことはない、通常の国道を普通に走ればたどり着けたのだ。

 

 

 ここで何年かぶりの幸福駅を見学する。

 

 駅には売店で買われた大きめの切符が沢山張られていたが、貼り紙を見ると1週間後に、全部剥がされて、剝がした切符はお寺で大切に供養されるそうだ。

 

 だからこれから幸福駅の行く人達には、あれだけ沢山あったキップが全然ないという、珍しい光景に出会えるかもしれない。

 

 取りあえずはやることも無いので、また30分かけて、音更の道の駅に戻る。

余りのも早く起きすぎたので、オヤジはここで再び仮眠。

 娘は音更の道の駅を探索しに行った。

 

 2時間ほど仮眠したらすっかり道の駅は、賑わっていたので、久し振りに中を覗いてみた。

 

 音更はゴジラの音楽を作られた人の出身地という事で、ゴジラが飾られていた。

この場所で50食限定の料理が出されていた。

 

 すると、以前、1日50食限定で1,980円で販売されていた、十勝の食材で作られていた20品ぐらいの小皿で出していた食堂は今は辞めていて、インデアン・カレー屋さんと変わっていた。

 

 いつかまた再び食べたいと思っていたオヤジは少し寂しい気持ちになったオヤジである。

「あの時、食べて本当に良かったね。」と、娘1号はオヤジに慰めの声をかけてくれた。

 

 本当に今時代は、1年先のことはどうなるかわからない物である。

 

 いつか行こう、とか、いつか手に入れよう。と、思っていても気が付いたら、もう2度と手に入らないことが多い。

 

 昔、むかわ町の穂別地球村にいっか行こうと思っていた矢先に、地震によってそこは閉館と知ったオヤジは悔やんだ。

 

 それ以来オヤジは興味が出た場所は、なるべく機会があればすぐに行く事としている。

 

 急に目覚めのコーヒーが飲みたくなったオヤジ。

「目覚めのコーヒーを飲みに行こうか??」と、娘に声をかけるオヤジ。

 

 行き先は道の駅の隣のお菓子屋さんの柳月である。

 

 しかも道の駅を利用されるお客様も大歓迎という看板。

 うーーん。流石は大企業!!

 他の施設の利用者も、自社の駐車場を利用して良いよという太っ腹である。

 

 中に入ると相変わらず繁盛している。

 

 店内では購入したスイーツを食べるときに、無料のコーヒー、あずき茶、水を飲むことが出来休憩場がある。

 

 早速、オヤジはコーヒーを数杯、あずき茶を1杯ほど飲み続ける。

 左がコーヒー。右があずき茶。

もちろん飲み放題である。

 

 流石にタダは申し訳ないので、ここで娘と共にアイスを頼む。

 十勝の濃厚な乳製品で作られたアイスクリームはとても美味しかった。

とってもシュールなCMのあんバタサン。

 

 ここで10時過ぎたので、帯広のブックオフにいき、お目当ての本が無いか探しまくる。

 

 その後、幸福駅に行く前の途中にあった気になっていた場所に向かう。

 

 そこは大正2輪館である。

 昔のバイクが数百台並んでいるすさましい場所なのだ。

 

 10年ほど前に行った事があるが、入館料は今でも一人500円。

今も変わらない値段で行っているのは、凄く大変な事だ。

 もっとたくさん画像は撮ったので、この記事を書き終えたらすぐに画像だけUPします。

 

 オヤジが初めて乗ったバイクなんかも展示されていて、しばし20代にトリップしたオヤジである。

 

 2輪館から出たらお昼近くになったので、いよいよ今回の最大の目的地に向かう。

 

 今回は豚丼一番というお店である。

 昔の件もあり大した期待しないで入ったオヤジ。

一応、豚丼大を頼む。

 

 店内は多くのお客でにぎわい、隣は女性客だけで来ている人たちもいた。

 

 少しだけ待ったら早速、出された豚丼を見てオヤジは驚いた。

 

 出された豚丼はまさしくドーン!!という擬音が感じれるほど迫力あるドンブリであった。

 こっちは、娘1号の頼んだ普通の豚丼。

 

 オヤジが今まで散々バカにしていた豚丼はいったい何だったのか??

 

「すまぬ♪すまぬ♪」と、オヤジは豚丼に謝りながら、さっそく迫力ある豚丼にかぶりついた。

 

 目の前を見れば唐辛子、胡椒はかけ放題には当たり前だとして、山椒のかけ放題、更にはタレのかけ放題である。

 

 どこかのお店のように、タレが少しだけしか入ってなくて、凄い寂しい思いなんかしなくても済む。

 

「ほら!!お前ら!!どんどんタレもかけても構わないよ♪」という、生きの良い店主の声が聞こえてきそうだ。

 

 普通のお店の豚丼なら大で普通位の量なのだが、ここのお店の豚丼の大は、丼からはみ出しているほど、迫力がある!!

 

 ほぼ30分ほど至福の時間を過ごすオヤジ!!

 

 こうして今まで帯広の豚丼の間違った認識を変えたオヤジは、帯広は豚丼である!!の信者と化したのは言うまでもない。

 

 大満足したオヤジはその後、音更のブックオフに行き、再び柳月で御土産を買って、帰路に就く。

 

 30分後、満たされたお腹と、朝早く起きたために、途端に睡魔に襲われだす。

士幌の道の駅で休憩を行うオヤジ。

 その間、娘1号は道の駅を探索。

 車中泊仕様にしているので、オヤジは再び30分ほど、アトレーで仮眠。

すっかり元気を取り戻したオヤジは再び3時間近くかけて帰路に就くのであった。

 

 引き続き、大正2輪館の画像をUPします。

 

 

 

 

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