支部長あいさつ(支部ニュース第1号より)
初めに、本年3月の東日本大震災で被害に遭われた多くの方々に心からお見舞いを申し上げます。
さて、この度、公益社団法人日本認知症グループホーム協会埼玉県支部が本年8月26日の設立総会をもちまして発足致しました。
日本認知症グループホーム協会は、平成10年に設立され「住み慣れた町にグループホームを~その人らしく最後まで~」を合言葉に『高齢者の尊厳ある生活』の実現に取り組んできました。
昨年、公益社団法人として認証を受けたのをきっかけに、これまでに支部がなかった県にも積極的に支部づくりをと取り組んでいた矢先に震災が起こりました。被災された地域の中でも支部がなかった県についての情報の把握が困難で救援活動もままならなかった状況がありました。協会が支部の存在の重要性を改めて認識し、埼玉県の会員にも呼びかけたところ、賛同した会員有志が発起人として名乗りを上げてくれたのでした。
今後におきましては、埼玉県内の事業所の皆さんと横の連携を図りながら全国組織としての情報交換や質の向上に取り組んで参りたいと考えています。また、労務管理やターミナルケア、職員の処遇改善、経営の健全化などグループホーム事業者が抱えている課題の解決につとめ、目前に控えている介護保険制度改正の中身にも触れながら事業者の声を発信できる組織として取り組んで参りたいと考えていますので、今後ともご協力の程よろしくお願い致します。