残業代請求、労働問題に取り組む弁護士  -15ページ目

残業代請求を迅速におこなうべき理由

過払い金請求という言葉をご存知でしょうか?
テレビのCMや電車の広告などで見かけた方も多いので知っているかもしれません。消費者金融が一時期利息制限法を超える金利でお金を貸し付けていたため、返済しすぎていた人がその分のお金を返してくれと請求するのが過払い金請求です。
この過払い金請求、時効があるため、また、消費者金融が破綻した後では回収が困難なため、法律事務所は「早めに過払い請求をしましょう」と呼びかけています。

これと同様のことが残業代請求についても言えます。
特に残業代は時効期間が2年です。2年以上前の残業代はいくら働いていたとしても、会社に請求することができません。また、時効にかかっていなくとも、会社がつぶれてしまえば会社から回収することはできなくなります。
では、なぜ過払い請求ほど、残業代請求については騒がれないのでしょうか。

それは、過払い請求ほど、仕事が容易ではないこととその金額にあります。
過払い請求の仕事は単純作業であり、ほとんどの法律事務所は、弁護士ではなく事務員が処理をしています。それでも、特に大きな問題は生じていません。
一方、残業代の計算は過払い金の計算程単純ではありません。
また、実際に残業していたかどうかや、裁判で立証できるかどうかの検討などが必要で、過払い請求ほど単純な仕事ではないのです。残業代の請求は弁護士が処理する必要性が高いのです。
さらに、過払い金の場合、多い人ではたまに500万円をこえる方がいます。
これに対し、残業代は2年分しか請求できませんから、300万円いけば良い方です。