第二次世界大戦・・・
まだガーナがゴールド・コーストと呼ばれイギリスの植民地だったころ
イギリス軍の一員としてビルマで日本軍と戦ったことのあるガーナの元軍人さんから聞いた
当時のお話の続きです。
ご興味のある方は”ビルマの戦い。。@クマシPart1からご覧ください。。
さてさて、夜中の偵察を続け、日本兵がなぜか笹竹の根元だけを掘る習性に気付いた彼。
歩兵隊では、笹竹の周りに落とし穴を作る作戦に出ました。
作戦は大成功で、見事に引っ掛かる日本兵。。
日本兵はずる賢いというイメージを持っていた彼ですが、
なんだ、意外と単純じゃん♪ と思ったそう。
彼は日本兵捕虜の面倒をみる係も担当させられたそうです。
負け知らずの凶暴な日本人・・・というイメージを持っていたけど
なんだ、おとなしくてジェントルじゃん♪
それが、日本人と接した彼の印象だったそう。
そして、どうしても興味があった”まっすぐな髪の毛”を触ってみたと・・・
サラ~~

更に、”柔らかそうな白い肌”もつねってみたそう・・・
フヤン~~

イギリス軍の下で働いていた彼。。
さすがにイギリス人のボスにそんなことが出来なかったわけで
始めて触った黒人以外の触感に感動したそうだ。
日本人からみると、逆に黒人が珍しいようで
彼のことをとても不思議そうに見ていたらしい。
そして、日本人の方は、
彼のチリッチリの縮れ毛や、筋肉もりもりの黒い肌を触ってみたりしたそうだ。
元々、日本軍に対し闘争心などない彼・・
イギリスの植民地下にあったゴールドコースト(現ガーナ)の一軍人が
イギリスの植民地下のビルマをイギリスのために守る・・
そんなことで、日本人に対し敵対心など湧きおこる訳もない・・
そんな彼は、日本兵捕虜とのふれあいはとても楽しかったそう。
が、戦場では、彼が否応なしに所属させられてたイギリス軍と日本軍が戦ってたのである。
ビルマでのイギリス軍と日本軍との戦いは続いていた。
そんな中、食糧物資の到着が遅れるようになってきた。。
あの頃は食うもんが無くなって、腹が減ってなぁ...
ある日、捕虜になった日本兵に
「なんで日本兵は笹竹の根元ばっかり掘ってるの?」って聞いたんだ。
そしたら、「食うためだ!」 と、手振りで教えてくれたんだ。
「へぇ、バンブーシュート食えるんだぁ~~」と、その時始めて知ったんだ。
食糧物資の到着が滞るようになり、
そのことを思い出して、タケノコを食うようになった。
タケノコは、腹もちが良くて、力が出るんだ。
1回食うと、3日もつんだ!
おれは、日本人のおかげで餓死しなくて済んだな(笑)
その頃、次第に、日本の勢力は衰えてきていた。
そして、間もなく終戦・・・
終戦を知ることもなく、それからずいぶん経ち、帰還命令が出た。
帰れるんだ!と思った時は、最高にうれしかった。
イギリス軍が勝ったと聞かされた時には何の実感もなかったね。
イギリスの植民地のガーナが、イギリスの植民地のビルマで
イギリスのために、日本と戦うって、おかしな話だよ。
勝ち負けなんかより、早く終わればいいって思ってただけだ。
俺は軍人だけど、戦いは嫌いだ。戦争なんてするもんじゃないね。
軍人の誇りの勲章を胸にぶら下げて平和を願うビルマ戦の帰還兵は
愛する妻と子供たちと孫たちに囲まれて、幸せそうなおっちゃんであった。
間もなく終戦記念日です。
繰り返してはいけないことが世の中にはたくさんあります。
その中の一つが戦争です。
たくさんの悲しみと苦しみがあったことを、忘れてはいけないですね。
戦争で命を落とされたたくさんの方々を心から追悼するとともに
戦争のない平和な世界を願います。
(ビルマの戦い。。@クマシシリーズの記事内容は、終戦60周年時の単独取材によるものです)