MDMAとは、合成麻薬の一つで、覚醒剤や幻覚剤などと似た作用がある、違法薬物です。

このMDMAは、PTSDの治療薬として有効だと言われており、北米で治験が進んでいます。

MDMA assisted therapyと言って、今まで治療薬はないとされていたPTSDの、革新的な治療となる可能性があると言われています。

カナダでは、バンクーバーにある会社が今年このMDMAによるPTSDの治験を国から認められました。

先に行われたアメリカの治験では、二ヶ月間の治験後、被験者の半分が、PTSDのクライテリアに当てはまらなくなった、という結果が出ています。

近い将来、MDMA assisted therapy が公式に認可される可能性が高いと言われています。

もちろん、依存性のある薬物には違いないので、例え認可されたとしても、医師の監督のもと厳重に行われることになるでしょう。

言わずもがなですが、危険性が高いので、素人が試しに飲んでみよう、ということはとても危険ですのでやめてください。

あくまで治験中の段階です。

しかしながら、もしMDMA assisted therapy が正式に認可されたら、PTSDの治療が劇的に進歩することになるでしょう。

日本では医療大麻も現在未認可で、非常に保守的なので、MDMA assisted therapyも、例え北米で認可されても、日本ですぐ認可とはならないと予測されます。

それでもPTSDの治療に画期的な希望が生まれることには違いありません。


期待したいと思います。