Twitterを見てたら、たまたま女性専用車両の是非についての議論が繰り広げられていた。
まぁ、Twitterなんで、賛成派と反対派の議論は平行線で、議論にもなっていないけど(笑)
幸い、筆者は東三河の田舎暮らしなので、日常生活(主に通勤だろうね)で、女性専用車両に出くわす事はない。
基本が、車通勤なのでね。
でも、グランパスの試合を見るために、パロマ瑞穂に行くとなれば、名古屋の地下鉄を使う事になる。
金山駅からなら名城線、名古屋駅から桜通り線を使うが、今名古屋の地下鉄で女性専用車両が導入されているのは東山線かな?
名城線もあったけ?
名古屋市光津曲のHPを見たけど、何も掲載がなかったな。
ちょっと、不親切だと思うけどねぇ~
それは、それとして。
問題は、この女性専用車両が痴漢行為の根本的対策になるかって事です。
確かに、女性専用車両に乗れた女性が痴漢被害に遭う事はないだろう。だが、専用車両に乗れずに一般車両に乗る事になった女性が被害に遭う確率は、減らないよね、たぶん。
だって、痴漢をする輩の絶対数は変わらないから。
と思って検索したら、こんな報告書がヒットした。
報告書(10)女性専用車両に関する件(名古屋市HP)
「地下鉄東山線における女性専用車両導入の経緯およびその運用の現状」の報告書で、最終更新が2006年9月とちょっと古いが興味深いデータが掲載されている。
地下鉄車両内における痴漢行為の現状は、この女性専用車両試行導入の前後の状況を痴漢申出件数(駅から警察に通報した件数)からみると、東山線の場合、導入前の平成13年度24件、試行導入の14年度23件、試行導入および継続決定の15年度18件、16年度23件となっており、全体の数という点では、試行導入の前後で女性に対する痴漢行為が減ったと一般的に評価しうるような改善がみられないのが現状である。
との結論も。
これは、これで一理あるが、あくまでも一部の運が良かった(専用車両に乗れた)女性の安心、保障であって、乗れなかった女性は痴漢被害にあっても仕方ないのよねって、切り捨てているのでは。
更に言えば、専用車両に乗れた女性は痴漢被害から守られるが、被害件数自体は減っていない。
と言う事は、一般車両に乗らざるを得なかった女性が痴漢被害に遭う確率が上がっていると言えるのでは。
こう考えると、女性専用車両が痴漢対策に効果的かと言うと甚だ疑問ですな。
そもそも、痴漢行為自体が許されない卑劣な行為で、厳罰に処してもいいと思う。
冤罪って言う別の被害者も生む可能性もあるし。
本気でやるなら、完全に男女分離(イスラム原理主義だなww)か、痴漢を誘発するような混雑の解消が必要かな。
ま、非現実的ですけど・・・
それから、痴漢するくらいの欲求不満ならヘルスへ行けとかのツイートも見たけど、これも見当違いでしょ。
普通の性欲を満たすため(その可能性もなくはないが)に痴漢をするのではなく、痴漢行為そのものに異常な性的興奮を覚えると見た方が正しいのでないかな。
痴漢行為以外では、痴漢行為に代わるほどの性的興奮を覚えない。なので、痴漢行為に及ぶと。
だいたいが常習犯らしいから。
ちょっと、話題が逸れましたが、個人的は女性専用車はあっても仕方ないかなぁと。それで、幾ばくかの女性に安心が与えられるなら。
でも、専用車両を設ける事で、他の一般車両に弊害が出る(より混むとか)なら、効果が微妙なだけにどうよ?ってなるかな。
差別かどうかとなると、それはちょっと論点が違うような気がする。
おっと、こんな時間か。
深夜の戯言でした(笑)