筋肉痛で、過ごした日曜日です。笑゛
今日の記事は、タイトルどおりの車いじりになりますので、興味のない方はスルーして下さい。
昨日はYOZZYさんとの午後のティータイムを楽しむつもりで、車いじりは今日、日曜日にやろうと思っていました。
が、金曜、土曜の天気予報では、日曜は雨
見事に、夜半から降り出した雨は、昼ごろまで振っていましたね。
そのような事情から、急遽、土曜日の午前中にやってしまおうと行動にでました。
まぁ、パーツ構成から見ても、さほど苦労はしないだろうと。
エア抜きが一人だから、ちと面倒かな、でも2時間もあれば終わるとタカをくくっていました。
今回のメニューは、
オイル漏れを起こしたクラッチのマスターシリンダーの交換がメイン。
合わせて、年式相応にやれていると思われるスレーブシリンダー、オイルホースも交換しました。
用意した部品です。
シリンダーASSY..,クラッチマスター 46920S2A003
シール,クラッチマスターシリンダー 46928SF1,000
ホース,クラッチ 4691S2A505
パッキン,オイルボルト 46472568000
シリンダーASSY.,クラッチスレーブ 46930S2A003
それから、ブレーキフルード DOT4。
ブレーキほどは、過酷な条件ではないと思うので、お財布に優しい古川薬品工業製。
1L缶を購入しましたが、今回の作業であれば、500mlで十分でした。
工具などを準備して作業に入ります。
ジャッキで前後とも上げて、4ヶ所をリジットラックで支えて車の下に潜れるようにします。
改めて、もう少し揚程のあるジャッキが欲しいと・・・
これまでの車いじりの記事を読まれて方は分かると思いますが、筆者は作業に当たって、あまり養生とかしません。だって、面倒くさいしwww
しかし、今回はブレーキフルードを使うので、危なそうところはマスキングテープで保護しました。
クラッチのマスターシリンダーの下、周りは大きめのポリ袋にて。
会社から、いらなくなった包材を頂いて来ました。
限りある資源の有効活用(笑)
まずは、マスターシリンダーのリザーブタンクに入っているフルードをスポイトなどで抜き取ります。
フルードを抜き終わったら、室内に移りインパネの下に潜り込みます。
シートは一番後まで下げて。細身の筆者ならそれで行けましたが、大柄な人は手間でもシートを外して締まった方が良いと思います。
で、上半身を滑り込ませて、マスターシリンダー先端とクラッチペダルがつながっている部分を確認します。小型の懐中電灯がいりますね。
写真の中央付近、グリスがべったりと塗ってあるところがそうです。
シリンダー先端にコの字型の金具とクラッチペダルはピンでつながっています。
そのピンには、更に、抜け止めスナップピンが差し込まれています。
下に引っ張れば、抜けると思っていました。
が、いくら引っ張っても抜ける気配がない???
挟んだラジオペンチが簡単に滑って外れる。
狭く、体勢も自由が効かないので、力が入れにくい。
止めピンの上側が見えないので、どうなっているのか分からない・・・
このピンと格闘する事、約30分。
まさか、こんな出だしで手こずるとはねぇ。
ふとした瞬間、抜け止めピンを挟んだラジペンをひねりながら、下に引くと、
あっさりと抜けた。
抜いた抜け止めスナップピン。
はぁ、なるほどねぇ。先端がU字型になっていて引っかかるようになっている。
これでは、単に下に引っ張っただけでは、抜けない訳だ。
このスナップピンが抜ければ、シリンダーとペダルをつないでいるピンは簡単に抜けます。
スナップピン入る穴の周りは凹んでいます。
このくぼみにスナップピンの先端U字部分が引っかかって抜けないようになっているようです。
で、スナップピンをひねってやるとU字の先端がくぼみから外れて、抜けて来ると言う事ですな。
ふむ、いい勉強になった。
ピンを抜いて、シリンダーとペダルを分離したら、
写真の2ヶ所のナットを緩めれば、マスターシリンダーは外れる。
が、その前に、再び室外に出てエンジンルームへ。
取り出したのは、10mmのフレアナットレンチ。これ、絶対にいります!!
レンチの切り欠き部分をパイプに通して、マスターシリンダーとオイルラインをつないでいるフレアナットを緩めます。
このナット、かなり固く締め付けられているので、マスターシリンダーの固定ナットを緩めると力が加えにくくなってしまうので、先にこちらのオイルラインを切り離します。
普通のスパナだと、舐める可能性大なので、工具は惜しまず用意しましょうね。
緩んでしまえば、普通のスパナでOKですし、その方が早くナットを外せます。
ナットが完全に外れてもパイプの先がシリンダーに差し込まれているので、ここは力技(と言うほどの力はいりませんが)で、抜いてよけて置きます。
オイルラインを切り離したら、再び室内へ戻ってマスターシリンダーを固定しているナットを外します。
初めは6.3sqのラチェットで緩めようとしましたが、ナットの中央にはボルトの先端が出ているので、ソケットが嵌りませんでした。
そこで、9.5sqへ変更。ソケットのサイズは12mmです。
写真のように、ある程度の深さがあるソケットが必要です。
セミディープがあれば、よりベターです。
筆者は、先端が多少は振れるエクステンションバーを使いました。
メガネレンチでは、工具を回せるだけのスペースはありません。
外したナットです。
ナットを外したら、またまたエンジンルームに向かい、マスターシリンダーを引き抜きます。
取り外したクラッチマスターシリンダー。
残っているフルードが漏れてくるので、ウエスなどの上に置いておきましょう。
筆者は、ウエス変わりにキッチンペーパーを使っています。
ホームセンターなどで4ロール入りの安売り品ですが、料理用だけあって、水分、油分はよく吸ってくれるし、濡れても簡単に破れない。繊維クズも出にくいので、重宝しています。
マスターシリンダーを取り外すと、バルクヘッドにはパッキンがへばりつているはずです。
それをはぎ取ります。
剥ぎ取ったパッキン。
写真を撮り忘れましたが、マスターシリンダーが付いていた部分はかなり汚れています。
パーツクリーナーなどを駆使して綺麗に掃除して置きます。
やはり、フルードの垂れた後は、部分的に塗装が剥がれました。
古いマスターシリンダーを取り外したら、新しいマスターシリンダーを取り付けます。
まず、マスターシリンダーに新品のパッキンをはめ込んで、
横のオイルラインが入るところの保護キャップも外します。
元の場所に差し込んで行きますが・・・
ネットの情報どおり、すんなりとは入りません。
ここは力技で、押し込めるまで押し込みんで置きます。
助手がいるなら、エンジンルーム側からマスターシリンダーを押さえてもらうのが良いと思います。
一人での作業なら、ある程度押し込んで、適当なもので支えて置きます。
で、室内に体を潜り込ませて、どちらかのボルトにナットをねじ込みます。
ネジが噛み合ったら、まずはそちらをねじ込んで、室内から引っ張り込むようにします。
そうすれば、もう一方のボルトも中に入って来るのでネジがかかるようになったら、そちらにもナットをねじ込みます。
後は、左右を均等にねじ込んで行きます。
ゴムが潰れる感触が伝わって来るので、適当なところで締め付け完了です。
マスターシリンダーが固定できたら、オイルラインをつないで置きます。
よけて置いたオイルラインのパイプをマスターシリンダーに差し込み、ナットをねじ込んで行きます。
最初は、普通のスパナでOKです。
最後の本締めには、やはりフレアナットレンチを使いましょう。
この後、シリンダー先端とクラッチペダルを繋ぎましたが、この順番は逆の方が良いかも。
シリンダーロッドの先に付いているコの字型の金具をクラッチペダルの付け根を挟むように入れます。
この時、金具の向きに注意です。筆者は、逆に付けかけてしまいました(汗
間違いに気づいたところで、一旦、ロッドを押し込みます。
ペダルから、外れたらロッドを回して正しい向きに合わせて、
シリンダーとペダルをつなぐピンにはグリスを塗っておきましょう。
以上で、クラッチマスターシリンダーの取り付けは完了です。
続いて、クラッチホース、スレーブシリンダーの交換に移りますが、長くなりましたので、
続きは、CM②の後で。
尚、この記事を参考に作業して頂いても構いません。
掲載の写真の流用もOKです。
但し、作業については、あくまでのオウンリスクにてお願いします。
クラッチマスターシリンダー&スレーブシリンダー交換…その2 をアップしました。
それでは、恒例の、
今回のクラッチマスターシリンダーの交換だが、作業の方法、人選は全て君に任せる。例によって、君、もしくは君の友人が怪我、あるいは車を壊しても当局は一切関知しないから、そのつもりで。
成功を祈る。