Perfumeの4thアルバム『JPN』 に関しては、発売日の11月30日に聴いてみた第一印象 を書いたが。
2週間ほど、通勤の車の中でヘビロテで聴き込んでみた。
やはり、出色は出だしの3曲
1.The Opening
荘厳なピアノソロで始まる。これから始まるエンターテーメントを期待させるのには十分なイメージ。
ライヴで言えば、暗転した会場に、この曲が流れ始めて途中で電子音などが入る当たりでピンスポやレーザー、大型ヴィジョンでの演出が入り、再びピアノソロになる部分で暗転して曲の終わりを迎える。
2.レーザービーム(Album-mix)
シングルカットとは異なり、殆どイントロがなくサビから始まる。
一気に明るくなったステージに3人が登場。で、このレーザービームのサビからライヴが始まれば、会場の熱気は最高潮でノリまくるだろう
シングルよりも電子音が強調されたAlbum-mixは、より盛り上がりを見せるのでは。
間奏の音の遊びもアルバムならではだな。
3.GLITTER(Album-mix)
レーザービームの終わりから切れ目なくイントロに入る。シングル版とは異なり、1分ほどのイントロ。
ライヴなら、この1分間で衣装の早替えがあってもいいかな
レーザービームと同様に電子音が強調されたアレンジに。
と、言う具合にトラック1~3までは、ライヴのシーンが浮かぶほどの出来
ここまでは、3曲と言うよりも、一つの作品として聴くのがベストだろうな。
トラック4~8は、以下のとおりで、カワイイ系のラヴな曲を並べている。
4.ナチュラルに恋して
(「NATURAL BEAUTY BASIC」CMソングになった曲で、後述する「不自然なガール」とのダブルA面。
曲は、結構音で遊んでいる感があるし、歌詞は人気者の彼氏に不安を感じながらも一生懸命に恋する女の子のイメージがうまく表現されていて筆者が好きな曲のひとつ
5.MY COLOR
前の「ナチュラルに恋して」から切れ目なく、続いてイントロなしで歌に入る。
恋人に合いに行く女の子を描いているが、手のひらが世界中つながるウィンドウ
と歌詞にあるようにスマホをイメージしていると思う。「MY COLOR」の意味するところは、スマホを自分仕様にカスタマイズする感じで、二人の未来を創るイメージか。
曲ではマイ カラァ~
の部分が耳に残る。
6.時の針
マーチングバンド風の曲調が印象的。かしゆかの声質が非常に良く合う可愛らしい曲。
かしゆかのソロパートにゾクっと来る。
7.ねぇ
この曲もナチュべのCMソング。サビとAメロのみの非常にシンプルな曲。『ねぇ』と呼びかける歌詞と間奏が印象的で聴きやすい曲に仕上がっている。本当は、この間奏で見せるステップワークが見どころなのだが・・・
8.微かなカオリ
レーザービームとのダブルA面の曲。これは「キリンチューハイ 氷結やさしい果実の3%」CMソング。
この曲は、テクノポップと言うよりも、普通にJポップ。
如何にもなアイドル曲かなぁ。嫌いじゃないけど・・・
9.575
シングル『VOICE』のカップリング。タイトルは歌詞が5、7、5の文字数で構成されていることから。そのせいか、和風に感じるなぁ。
スローでシンプルな曲だが、途中で入るラップが意外にも(いや、いい意味で)カッコイイ。
この『575』は、この後の曲とイメージを変える役割もある。
この後のトラック10~14は、恋する女の子を応援する曲たちかな。
10.VOICE
日産のCMソングですね。カップリングの『575』が和なら、こちらは中華テイストたっぷりの曲調。
シングルを買って聴いたときの感想はこちら 。
11.心のスポーツ
Aメロはややスローテンポ、Bメロでちょっとテンポアップ、でサビで転調して一気に明るく盛り上げる最近の中田ヤスタカ氏のパターン。
恋を心のスポーツと例えたのは、お見事
心のスポーツなんだけど運動不足ぅ~~~ なの
の不足を伸ばして終わらず、「なの」がある事がいいアクセントになっている。
12.Have a Stroll
非常にシンプルなメロディ構成。スゥーっと聞き流してしまうような曲。
聴き込むと、中々いい曲だと思う。
歌詞も揺れ動く女心をうまく表現しているんじゃないかな・・・おじさんが言うのも何ですが、そこは「気にしないふり男の子」でwww
13.不自然なガール
2010年4月にリリースされたシングル曲。この曲では、若干エフェクトが掛かっているかな。
イントロ無しでサビから入るパターンで、タイトルの「不自然」をイメージさせるような曲調で、歌詞も片思いの女の子の不自然な行動を表している。
かしゆかのソロパートがいい味だしてる。途中で入る「もうもう」ループも良いですww
14.スパイス
最新のシングル曲。深キョン主演のTBS系 金曜ドラマ『専業主婦探偵~私はシャドウ』主題歌。
曲の感想はこちらをどうぞ。
で、携帯に移してリピートで聞くと、この『スパイス』から切れ目なく最初のThe Openingにつながるが、これが不思議とマッチしているのは、意図されたものなのか
ちなみに、このアルバム『JPM」はオリコンウィークリーチャート、第1位になったそうです