土曜日の仙台戦の録画放送がケーブルTVのJ sport1であったので、見てみた。
前半は、互いに主導権を握れずと言った展開か。
ただ、運動量は圧倒的に仙台が上。つねにスペースを狙う動きなどオフ・ザ・ボールの動きから素早いカウンターから決定機を演出。
一方の名古屋は全体的に動きが重く、パスは足元へのパスが殆ど。中盤での組み立てが出来ていない。
そんな中でも、ケネディ、小川の2回の決定的なチャンスの内、どちらかで先制点が取れていれば。。。
やはり、磯村を外してまで、ブルゾをスタメンで使う理由が見当たらない。
確かに最初のチャンスのケネディへのスルーパスは、らしさを見せたが、それ以外でのマイナス要素が大きいと思うが。
玉田が頻繁に中盤まで下がってボールにさわりリズムを作ろうとしていたが、その動きが生かせない。
直志が入っていれば、玉田、小川、淳吾、直志が頻繁にポジションチェンジを繰り返して、相手DFラインのマークがずれていくのだが、ブルゾはそこまで動けない。
前半終了間際のカウンターからの失点シーンでも、ブルゾがもっと寄せていれば、増川がかわされても、あそこまでフリーで正確なシュートを打たれずに済んだはず。
結局、後半6分で永井と交代するのであれば、なおさら、その存在意義が見出せない。
後半は永井が入ると、名古屋の動きが活性化した。
前半は封じられていたケネディのポストプレーも見られるようになった。
オウンゴールを誘ったのも、スペースに走り込んだ永井からケネディへのクロスが生んだもの。
ただ、終盤で玉田を下げて千代反田を入れ、闘莉王を前線に上げるパワープレーに入った時に永井をどう生かすかが、出来ていない。
パワープレーに入ると、永井の持ち味のスピードを活かす攻撃が影を潜めてしまう。
後は、ダニルソンの出来か。。。この試合ではあまり良いとは言えなかった。
守備では、強さを示していたが、ボールを奪った後の攻撃のスイッチとなるべきパスの精度を欠いていた。
名古屋の4-3-3は、ダニルソンの出来とそれをカバーする直志のバランサーとしての働きがなくては機能しないな。
去年との違いは最後の最後で、運を引き寄せるだけの何かが足りないところか。。。