AFCチャンピオンズリーグ2011 第5戦 ホームでの杭州緑城戦。
今日は、こどもの日の前日と言う事で、お出迎えのグランパス君もこどもの日仕様。
スタジアムの大型ビジョンもAFCチャンピオンズリーグ用になっています。
今日、勝てばグループ2位以内が決定し、予選リーグ突破が決まる。
しかし、多くの主力を怪我で欠き、相手は前回の対戦で2-0で負けている杭州。
タフな試合になるだろう。
この後、また黙祷かと思ったら、今日は行わなかった。5月に入って一区切り、付けたのだろうか。
今日のスタメンは、
GK 楢崎 DF 隼磨、千代反田、増川、阿部
MF 直志、淳吾、小川、眞紀人・・・本気で眞紀人を育てていくつもりだ。
FW 玉田、永井の2トップで、4-4-2のフォーメーション。
試合が、始まって確認するとJリーグの川崎戦のようにアンカーのポジションに直志と淳吾。
右に小川、左に眞紀人の中盤の構成。
杭州はアウェーと言う事で、引いて守備を固め、カウンターを狙う戦術を選択したようだった。
そのため、中盤では比較的、パスが回せる。が、相手の最終ラインが固く、なかなかフィニッシュに持ち込めない展開が続く。
淳吾から、前線の玉田や永井に縦パスが入るのだが、その後が続かない。
左右からのクロスも高さでは、杭州DFが勝っている。
一方、守備に関しては、やはり直志がバランサーとして、その豊富は運動量を生かして、相手の攻撃を遅らせて、守備のブロックを作って対応。
前半は、互いに攻め手を欠いた感じでシュートらしいシュートも僅かで、膠着状態のまま、0-0で終える。
やはり、ケネディ不在の攻撃のバリエーションが。。。
ハーフタイムで、杭州が2人の選手交代を行った。前半を守りきって0-0で終え、後半勝負と考えていたようだ。
とすれば、試合のプランとしては杭州ペースとなるか。
試合は後半に入って動き始める。杭州の代わって入ったFWの選手が前線で基点となり、攻撃が活性化してくる。名古屋のゴール前でシュートのシーンが増える。
そこは、名古屋のDFや直志の体を張ったシュートブロックで防ぐ。
名古屋も左サイドの眞紀人が仕掛けるようになり、何度か崩しかかるが後一歩、フィニッシュに結びつかない。
決定的なシーンが訪れる。左サイドを崩して、きれいなクロスが上がった。
中央では玉田(たぶん)が待つ。DFがつられるとファーサイドにフリーで飛び込んだのは小川。
小川がヘッドを放った瞬間には、ゴールが決まったと思った。
しかし、無常にもボールはポストに弾かれる。。。
名古屋のベンチが動く。眞紀人に代えて久場を投入。久場が右サイドに入り、小川が左へ。
杭州も疲れから、少しずつボールへの寄せがあまくなり、マークにもずれが。
中央からの崩しで久場がシュートを打つもジャストミートせず。。。
さらに、後半の27分ころか、玉田に代えて橋本を投入。これは、土曜日のリーグ戦を見据えての交代と思われる。主力は少しでも休ませたいところだ。
後半30分あたりで、久場がDFラインの背後のスペースを狙って走り出すと、淳吾からきれいなパスがわたる。
ボールを受けた久場はトップスピードでPA内に。
飛び出してきたGKと交錯し、倒される。ホイッスルが吹かれ、主審の手がペナルティースポットを指差す。
久場のDFラインの背後をつくプレーでPKをゲット
キッカーは淳吾。GKの逆をついて、冷静に左隅に蹴り込み、待望の先制点・・・
と思ったら、やり直しに。どうやら、隼磨が蹴る前にPA内に入ったためのようだ。
再度、ボールをセットする淳吾。ホイッスルが吹かれる。
今度はGKが反応するも、その手の先を抜けて、同じく左隅にゴールを決める。
こうなると、点を取るために攻めに出る杭州。それを受ける名古屋。
後半38分、最後の交代カードを切る。永井に代えて、三都主を入れる。
久場を前線に出して、淳吾を一枚前へ、でアンカーのポジションに三都主かと思ったが。。。
三都主は左サイドのやや高めの位置に。右サイドの隼磨も同じくやや高めのポジション。
阿部が若干、中へ。アンカーの位置には、そのまま直志と淳吾が、トップ下に小川。
どうやら、3バックにして1点を守って、逃げ切りを図る戦術に変更したようだ。
その状態で試合は進み、後半の45分が過ぎる。
アディショナルタイムは4分、そこで杭州の猛攻を受ける。正直、ひやひやしたが、何とか凌いでゴールキックに逃げる。
ここで、楢崎が緩慢な動作でボールをセットする。さらにセットしてから、やや間を置く。
あっ、ヤバイなと思った瞬間に、主審がホイッスルを吹き、遅延行為で楢崎にイエローが出される。
ちょっと軽率なプレーで余分なカードをもらってしまった。残りの2分は危なげなく過ごして終了に。
1-0で杭州に勝利、これで2位以内は確定。
勝利監督のインタヴューとPKを決めた淳吾のインタヴュー風景。
楢崎、最後のカードは余分だったな。
隼磨は、いつもどおりの運動量で攻守に貢献、前半に惜しいクロスがあった。
千代、闘莉王の不在を感じさせない安定した守備。
増川、今日はまずまず。前半に見せた隼磨への大きなサイドチェンジのパスはOK。
阿部もワイドなサイドチェンジのパスはナイス。もっと、使ってもいいのでは。
直志、中盤のバランサーとしてはなくてならない存在に。
淳吾のアンカーはそこから攻撃の起点となることを期待されているのか。
小川の完全復活には、あと少しか。
眞紀人には、どんどん仕掛けていって欲しい。
玉田、前線で、時に中盤まで下がってリズムを変えたりと乙。
永井のスピードを生かす攻撃パターンが欲しいところか。
途中交代でPKをゲットした久場。
橋本、与えられたチャンスを生かせるようにがんばれ。
三都主は、こう言う試合でのクローザーとしてベテランの味が生きる。
これで、最終戦の中東遠征がだいぶ楽になる。
でも、一発勝負のラウンド16を有利なホームで戦うためには1位抜けを狙って欲しい。