初期型のS2000のレヴリミットは、市販車にあるまじき9000rpmである。
しかも、リミット付近で頭打ちになるかと言うと、まったくそんな気配はなく、ちょっと油断しているとレヴリミットが働くほど、良く回るエンジンである。エンジン形式はF20C、珠玉のNAエンジン。
1速でレヴリミットまで回した時の写真がこれ。すでに一般公道の法定速度をオーバーしている。
(ぶれているのは、走りながらの撮影のため、良い子はまねしないでね)
2速では、優に100kmを超える。この車の真価を発揮させる場所は、やはりサーキットしかないだろう。
一般公道でVTECがハイカム側に切り替わる回転数まで上げる場所がない。
それでも、エンジンの調子を保つため、隙を見ては、リミットまで回す機会を作っている。
もはや、このようなリアルスポーツの存在が許される時代ではなくなりつつあるのが寂しい。
追記
車業界の未来が混沌としているこの時代に、我々は真のスポーツカーを失っていく。寒い時代だと思わんか。