-準決勝前日-

準々決勝で緊急降板の要因となった背筋痛は完治にはほど遠かった。
前日に痛み止めの注射を再び打った。
最初に注射を打った18日から4日しかたっていないことから
医師からは「後遺症が残るかもしれないよ」と通告を受けたが、
菊池は「もう一生、野球ができなくなってもいい」と答えた。
そして毎日書き続けている日誌には
「神様、あしたは投げさせてください」とつづり、
寝る際にはボールを握りしめながら布団に入り、同じ言葉をつぶやいた。


-準決勝当日-

代役先発の吉田、さらに2番手・猿川がつかまり、
0-3で迎えた4回2死満塁。
ブルペンで用意していた菊池はベンチの佐々木監督と目が合っ た。
“いきます”とのアイコンタクト。
だが、現実は厳しかった。呼吸をするだけで痛みが走る体には、相手の勢いを止めるだけの力は残っていなかった。3番・河合にこの日唯一投じた139キロの直球を左翼線三塁打されると、もう変化球に頼るしかなかった。
続く5回にも1死から伊藤に本塁打を浴びて降板。
1度は左翼の守備に回ったが、6回の守備から交代した。
ベンチで佐々木監督から
「申し訳ない」と声をかけられると、その場でもう涙があふれた。

わずか11球での終戦。川村主将に腕を引っ張られながら整列に向かう菊池の顔は、涙でぐしゃぐしゃだった。


「人生最後の試合だと思って投げたけど…。背中が痛くて直球が投げられなかった。自分がベストの状態で投げることができれば日本一になれたのに…。みんなの信頼に応えられなかった」。試合後のお立ち台でも最後まで嗚咽は止まらなかった。





-準決勝当日の夜-

夕食の時間にステーキをほおばる菊池雄星
GWS blog-ステーキ

切り替え早っ!!!!
あの涙どこ行った!!!!


嬉しそうに食っとるで、おい!
焦るな焦るな!
誰も取らないからステーキをカットして食え!

こちとらまだ敗戦を引きずってるのに、、、
当の本人はステーキでニッコニコですよ。
10代なんてこんなもんなのね。

ま、その前向きな姿勢でプロ行っても頑張ってね。
楽天行ったら応援行くわ。近いから。(←その程度かよ)

GWS blog-野村監督


野村「うちに来るんやろ、、、な!
ユーくん!

ほら、もうお爺ちゃんに名付けられちゃったよ。