乳幼児を抱っこするのに”スリング”と云うのがある。

どんなものか知らなかった私は、すぐにNetで調べてみた。

幅90cm、長さ2m20cmの布を用い一方にステンレス鋼の専用リングを通しそのリングに布をひっかけて布を片方肩掛けにし、その前の布の中に子供を入れて抱くのだ。
肩から布を掛けるので重さが偏らずに自由に使えるとある。

最近の若いお母さんに人気があり自分で手作りできるし、使い方も色々出来るらしい。
息子の嫁が興味を持っていると言ったので、いくつもある専用サイトで調べてみると作り方は簡単だった。


早速Netの布専門店で布を選び70kgは支えるというステンレススチールの専用のリングを2個注文した。
布は日本製の木綿のしじら織、色はブルーグレーに薄いクリーム、白、ベージュなどの細かい縦じまで爽やかな色合い。

布は薄くても、分厚くてもいけないし初夏生まれの孫には木綿が最適であり、思っていたのが買えた。
専門店らしく型紙も付いていたが、Netで調べて一番しっくりする型紙をメモしておいたのでそれを使う事にした。
自分で作るので布地代だけで安くつくのもいいところだ。


旅行に行ったつもりで買った真新しいミシン(それも自動糸通しつき)糸通しがないと、もうまったく不便なのだ。
その快適なミシンで半日で仕上げた。

満足のいくその出来栄えに自画自賛、、、、夫に、出来上がりをまづ見せると「なかなかええ色や、、、」と合格。
早速、孫息子を抱っこしてみたが居心地悪そうにするので止めた。その時はまだ使うのは早すぎたようだった。


5ヶ月になり身体の中心もしっかりしてきてもう大丈夫だろうと、今日はその”スリング”に入れて抱っこしてみた。
嫌がりもせず、布をゆったりとして抱っこしているので両手も動くし自分で居心地いいように動いている。

しきりにあくびをしだしたので、いつもの「子守唄」を唄い、手でトントンしていると10分もたたない間に眠りについた。

正解!2時間ちょっとその”スリング”中で眠った。
抱く方も安全で楽だし、子供も暖かくゆりかごみたいでよく眠れるのだと思う。

昔からのおんぶ紐もあるが、こうした育児用品は良いものがいくらでもある。
それを素早くキャッチして即実行が、今の私の最大の愉しみなのだ。


幸いなことに嫁もそれを喜んでくれている。
いくらそうしたくても出来ないことが多いのが普通一般だ。

私はこれだけでも、幸せだ。
おばあちゃんの出番はまだまだある。