自由に寝返りできるようになった もう5ケ月目の孫息子 J・T

しきりによだれを”ブ~ブ~、、、、、”とあぶくのように吹き出すことを覚えて口のまわりをベタベタにしながらやっている。
いつの間にか偶然に出来たことが面白いのだろう、、、、、上機嫌である。

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おんぶ紐も最近のは便利になっていて、腰で子供の体重を支えるようになっている。
リュックのような肩紐が背中に楽だ。
但し、一人で背負うにはちょっとできないが慣れると便利だと思う。

身体の前に子供の身体を向い合せにして抱っこするのが一般的らしいが、私はやはり{おんぶ}が好きだ。
子守りのため、今日も孫息子を迎えに行って前に抱っこして自宅まで帰ってきた。

しばらく絨毯の床で遊ばせたのだがしきりに”あくび”をしだしたので{おんぶ}をすることにした。

危なっかしい夫に手伝ってもらいながらどうにか背負えた。
子守り歌を唄いながら部屋中を歩き回り、お尻に回した手を”トントン”としていたら、10分もしない間に急に身体の力が抜けたようになり動かなくなった。
「もう、寝たで、、、、、」夫の言葉に姿見に映すと、頭を横にして寝ている。

そ~っと、椅子に浅く腰掛け身体を前に倒し、しばらくそのままの態勢で頭が下がらないようにしてやる。


自分の子供たちの時も{おんぶ}はよくしたが、いつの時代でもいいものだ。
お互いの体温で熱くなるが、孫の軽い寝息を聞きながら、至福の時を楽しむ私である。

今しか出来ない、こればかりは、唯一祖母の背中が似合う{至福のおんぶ}である。