看取りケア… | やッさん(←じじコンガ)のブログ

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末期の全身転移癌の利用者さん…

家族が延命措置を望まない為に、入院して治療する必要がないからと、昨日まで施設にて対応していた…容態急変時の対応についてカンファレンスを繰り返し、呼吸停止の時点でドクターに連絡して、最終確認(死亡確認)してもらい…施設での処置…という引き継ぎが、先月?いや、もっと前か…位からされていたのですが、

昨日夜勤入った段階で既に下顎呼吸状態だった…声かけしたらかろうじて少し答えてくれた…これが、その利用者さんの(生前)最後の声になってしまった…


20時過ぎくらいから下顎呼吸が短く荒くなり死戦期呼吸状態に…昨夜の引き潮が22時5分だったんで…その時間を目安に細かく様子観察しながら業務進行していた…


20時37分に、ふと呼吸時の苦しそうな声とも呻きとも言いがたい声が聞こえなくなった為直ぐに確認する…呼吸停止し…まさに、脈が消える間際…急ぎドクターに連絡し、来園促す…家族、施設長への連絡…その他で色々バタバタ…



21時5分…家族立ち会いのもとで…ドクターによる死亡確認…



まだ暖かい身体…でも、血の気が無い独特の肌色…安らかな顔つき…つい、数十分前まで頑張って呼吸し、生きていた利用者さん…



来月で20年目を迎える介護福祉士…



普段からすごく愛着のあった利用者さんの終焉の瞬間に立ち会えたという悲しいけど…見送れた安心感というか…なんと表現して良いか分からない気持ち…涙をこらえながら…最後の着替え、その他の処置を終えて…手を合わせて見送る…



3時前…仮眠時間も終わる頃…夢に出てきたその利用者さんは…まだ息があり、もう一回看取る事に…目が覚めて…(挨拶に来てくれちょったがやね…)と思ぉた瞬間に…『あぁそうか!!』とはっきり利用者さんの声が聞こえた…


最後にホンマに挨拶に来てくれちょったがやね…ありがとね、声を聞かせてくれて…


長い間…しんどかったね…良いところへいってください…


心からご冥福をお祈りいたします…