第1回、2回と人を襲う凶暴なサメを紹介してきましたので、今回は人を襲わないサメを紹介しようと思います。
第3回 紹介するサメはネコザメです！
ネコザメ目 ネコザメ科 ネコザメ属
英名 Japanese bullhead shark
比較的浅瀬に住むサメです。岩場や海藻が生い茂る地帯に住んでいます。目の上に突起があり、この突起を和名ではネコ、英名では牛の頭(角)に見たて、その呼び名が異なっています。
体に十数本の縞模様が入っているのが特徴です。これは幼少のイタチザメに似ていますが、根本的に習性が異なります。
ネコザメはサザエや貝などを主なエサとしています。硬い外殻をもつ生き物を食べるために歯は臼状で、他の魚や人を襲うのには適していません。その習性からサザエワリとも呼ばれます。
またネコザメには特徴的な大きな背びれが2つついているので、そこでも見分けがつくでしょう。
体長は、大きくなっても1.2mほどの小型のサメです。それほど恐くないですね
ネコザメはあまり泳ぎが得意なサメではありませんが、それを補ているかはわかりませんが、胸ビレを使って海底を歩くように泳ぐことも出来るそうです。
サメと聞くと恐いイメージが先行してしまいますが、ネコザメは水族館でも多く飼育されているサメですし、小さい個体であれば個人レベルでも飼育可能なほど温厚なサメです。
もし海でネコサメに出会ったとしても、慌てずに、むしろ仲良くするくらいの気概でいてもいいかもしれません
ただ、相手は野性。何も危険がないとは言い切れないので、十分安全を確保しましょう！！
「落ち着いて、このサメは安全だから。」