●ウコギとは
◆ウコギ科ウコギ属
ウコギはたらの芽やコシアブラ、更にはウドなども含まれるウコギ科の草木の若芽で、古くから春の山菜として食用にされてきました。
一言でウコギといってもヤマウコギやヒメウコギなどいくつかの品種がありますが、栽培され出荷されているウコギはそのほとんどがヒメウコギのようです。ヒメウコギの方が他の品種よりもクセが強くなく食べやすいとされています。
このヒメウコギは中国が原産とされ、薬用として日本に持ち込まれたのが起源とされています。
◆ウコギの特徴
コシアブラを小さくしたような感じで枝先に数本の葉柄が伸びています。色は根元まで緑色で、ハカマというほどではありませんが軸の付け根には少し硬い部分があります。
アクが強く、茹でてアク抜きをしても結構クセがあり、苦みというか渋みにも近い味と独特の香りがあります。たらの芽やフキノトウなどがそうであるように、その強い風味が春を感じさせてくれます。