【BLCD感想】セブンデイズ MONDAY→THURSDAY(2008年/橘紅緒/中村悠一×福山潤)
高1と高3の1週間を3年間かけて単行本2冊で連載して、若干のキスをするだけ。
それを音声化?と思ったけど、だからこそリピートできる。
中村さんも福山さんもナチュラルでゆるい演技。
脱力系で、しかし品が良い。
中村さんは少し高めのやわらかいトーンで、これだけでもずっと聴いていたい。
寝る前にいいなあ…。
物語には起承転結があるものですが、
途中で泣き叫んだり怒鳴ったりするとCDで聴いているとつらいので、
こういう穏やかな話は、それはそれで良さがある。
しかし。
この原作者は、女子にモテるということを描写するので、日常的に女子がかなり出てくる。
これが音声で聴くときつい。せめてキンキン声でない女性声優にする配慮がほしい。
女を使ってミスリードをさせるBLは一定数あるが…
BLCDでは、女性のキンキン声やアニメ声が非常に浮く…
橘紅緒の作品は静かだから。
体温の低い、淡々と、品の良い、やわらかい男の子たちが織り成す穏やかな日々。
とても好きな世界観なんだけど、CD化だと女性の声がとてもネック。