新規ヒットした後に行う周辺エリアの深掘りは、開拓者における一番の特権とも言えるでしょう。
オオ生息地で次々と手つかずの材を割るやばさといったら、それはもう…です。
一度通ってしまうことで、
当分は手つかず状態ではなくなりますので、
最も大切にすべき時間と言えますでしょうか。
以前はすぐ身内へオープンにしていましたが、
これからはいきなり誰かを連れていくのは控えて、
自分の採集をもっと大切にしようと思っています。
過去、連れて行っても、虫があーだこーだやら、
後出しでしょうもないこと言われたり、
振り返ると信用における限られた方以外とはあまり良い思い出がなかったなと。
まあ、たかが虫でこんなにも多くの社会勉強ができたことは儲けもんだったなと今は思っています。
すごい脱線。また悪癖が出ました。
今回はそんな新規の深堀り一発目、材割り採集の一端を少し。
当地は勾配のあるかなり入り組んだ地形。
当たり前ですが、真っ平な林よりも個体数はぐっと増えます。
谷・尾根ができることで親木やホストとなる横液木ができやすくなったり、
植生や環境に幅が生まれたりと、プラスが非常に多いです。
今回は直線では越えられないレベルの谷を越えた先にある未踏の尾根へ、
別口から時間をかけて向かいます。
尾根上は鹿害が酷く、良くも悪くも風が抜けています。
ぱっと見た感じ随所にある朽木すべてに反応がありそうだったので、
一番終わりかけの材をまずはチェック。
倒れて地面からの加水が始まり、ぐじゅぐじゅになり始めた材。
半分に割ると苦しそうに駆けずり回った食痕が露わになって、案の定その中に仏様が。
早期のメスは滑り込みで羽脱していましたが、他は全滅。
水が入ると厳しいですね。南無。
テクテクと歩みを進め、
次は個体数が潤沢でないと反応しなさそうな苔むしたネンドタケ倒木。
一発回答。
二股部分が落っこちた菌種不明のナラ材からはぷりぷりのメス。
オス痕を追っかけた先に蛹室が見つかるも外への羽脱形跡なく不在。
死骸がないので「んなわけあるか」と奥までのぞき込むと、
地面との接地面に隙間があり、奥に方でキラリと輝く湾曲が。
羽化後にオオゴキが入り、蛹室が崩壊して移動したみたいです。
すごい美形。これぞオオ。
無事にタイプ標本を確保。
ガッチガチの倒木。
これをこの太さで食せるのは彼らだけ。
尾根に転がった質量十分のクヌギ材。
抜け痕まみれで、側に待機オスでも残っていないかと剥いだらどんぴしゃり。
太ももサイズの材に似つかわしくない卵痕。
めくってオオであることを確認しておしまい。
さすがにもう終わり!と決めての帰り道だったのですが、
魅力的な材が無数に散りばめられており、ちょっかいを出さずにはいられず....
こういうグズりだしたネンドタケ材なんかを少々トリミングしながら戻りました。
そんでもって帰りの車中。
今日の出来事を反芻するのではなく、
別の思いや考えが頭を駆け巡っていました。
常に考えはアップデートしているので、
あくまで「今」の思いです。
※以下に関して勘違いしてほしくないのは、
この趣味の価値を下げようというネガキャンではありません。
自分で言うのもあれですが、僕は死ぬほどオオクワガタ採集が好きです。
これらぜーんぶ所詮ただの虫捕り。
社会生活において何のタクティカルアドバンテージもありません。
むしろマイナスか。
そしてこの材割という手法。
減る減らないてきなことや、嫉妬に置き換えたりと、論点がずれがちですが、どう取り繕うとやっていることは森林窃盗罪に他なりません。
※もちろん本当に許可を取っている方は例外です。
まぁそんな人、今まで出会ったことありませんが。
小さき業界なので、
ず一っと世間が気にかけていないだけ。
気付いたとて、マナーやモラルレベルまで落とし、目を瞑ってくれているに過ぎません。
そういった現状に胡坐をかくといいますか、
最近また行き過ぎた発信(産地の明記、引き過ぎた画や動画の掲載、樹液木や台場の全体撮影など)、
遂には情報商材に近いものまで横行し始めました。
一番えぐかったのは採地の座標をブログで売ってる信じられないレベルのカス。
※一回どっかの道の駅で挨拶されましたが、そこらへ学生くずれみたいな容姿だった記憶。
とんでもない嫌悪感を抱いています。
まだ精査中のところはありますが、関係のある人間全て敬遠しています。
こういった人間がさもできる虫屋面してネットにはびこっている現状を思うと、やっぱりSNSには深く触れたくないですね。
苦労が伴うことなので、
結果がでればお金に換えたかったり、承認欲求を満たしたいという気持ちはわかりますが、
同業の皆さんにはもう少し慎ましく、界隈の中だけの共有に留めていただきたいと思う今日この頃です。
















