彼はよく私に「~べきだ」という言葉を多様していました。
私はその度に反発したいような気持ちになっていました。
強制的であるようにも感じるその言葉は、私の神経を逆撫でしました。
「何故あなたが決めるの?」
「私の事なんだからほっといて!」
そんな風に言っては喧嘩になる事もありました。
しかしあるとき気がついたのです。
「私も同じ事を言っている・・・と」
「明日は仕事早いんだからもう寝るべき」
「もっと○○して普段の生活習慣を見直すべき」
なんて口うるさくなっている自分に気がついたときには、愕然としました。
彼もまたそんな私を疎ましく思っていたようです。
お互いがお互いにかける「べき」という言葉。
何故・何時からそうなってしまったんだろう。
そう考えている時、彼から話をしようと呼び出されました。
週末、車の中で私たちはさほど会話をしませんでした。
「話をする場所」に着くまでは話さずに居たほうが良いように思ったのです。
彼は車を止め言いました。
「先ず。ポジティブに考えて欲しい」と。
そして「相手を思うほどに強制的な言葉を使い始めたのではないか」
というのです。
よく考えてみると
彼のことが心配だから。
彼が困らないように。
大切な彼だから・・・そういう感覚って確かにありました。
そして付き合いはじめよりもその思いが強くなっていることも。
相手の事を思ってこそならば「別の言い方を探してみない?」という彼。
私は頷きました。
彼がくれた思考と視点。
ただ「うるさい」と私の事を思っていたら2人の関係はそこまでだったかもしれません。
彼がポジティブに・・・と言ってくれたからこその関係の再構築でした。
