プロレス教室へ出向くと
その週に興行が行われたり
貸し出しでリングが使用されたりすると
リングがほぼバラバラの状態で放置されている事があり、その度に
先生『あぁ…今日も設営からか…orz』
と言う言葉と共に、溜め息が聞こえてくることが多々ある。
リングの設営…
これがまた意外と大変なんですが
一度設営してみると
あー、なるほどこうなってるのか!
と仕組みもわかって面白い。
あまり他の団体や競技のリングを知らないので
他と比べることは出来ないのですが…
なんと言いますか、リング自体の作りは
ザ・シンプルです。
作りも簡単で設営も超が付くレベルでアナログです。
5割がワイヤーとターンバックルで出来ているといっても過言ではありません。
(残り5割は鉄とマットです。)
簡単なのですが、設営にはそこそこ人数がいります。
全体のバランスもありますし、順序もちゃんとあります。
その順序を知らず
最初リング設営の際にリング上のロープのターンバックルだけを巻いても
…?全然ロープが張らねぇ…
ターンバックル全部巻ききってもロープはダルンダルンになり
アレー?おかしいなー?
と思ってリングを離れて見てみると…
柱が /(^o^)\オワタ みたいになってスゴい歪な形に…
ちゃんとリング下から順序立てて巻いていかないといけないし
全体的なバランス等もあり、経験と知識も必要ですし
何よりも責任が伴います。
もしもリングを設営して、ミスをして
選手がそのせいで怪我をさせてしまうような事があれば…
考えるだけでもゾッとします。
【大いなる『リング』には大いなる責任が伴う】
訳なんですねぇ。
ちなみにこのリング設営を通じて
【リング屋】【リングレンタル屋】等と言う職業もあることを知りました。
うーん、この業界は奥が深いなぁ。