たかが12歳
卒業式を数日後に控えた雨の降る夜彼(私)は校舎のガラスを割った薄暗い学校の前に立ち閉じられた校門を乗り越え静まり返った校庭を脇目も振らず進むひとりひとりの声が耳鳴りのように聞こえるたかが12歳しかしこの歳になってもまだ記憶はある殴られクソ扱いされ子供だからそれで済むのか育ちや環境で子供たちは自分のレールに乗っていく間違っていることは大人が正し生きていく意味を教える決してお前らの快楽やストレス発散の道具ではないましてや皆が皆お手をするペットでもない愛情を持った教育に竹刀を持った先生や拳を上げる先生はいらない誰もが巻き戻しの出来ない人生を歩いている私は大きな石を何個も拾い集め何枚もガラスを割った卒業式の写真にはぼこぼこに腫らした顔で写る私がいるされど12歳