関錦鵬(スタンリー・クワン)監督
2001年の香港映画で、ネット小説が映画化された作品です。
天安門事件を背景に、ゲイをテーマにしたためか
中国本土では上映許可が下りなかったそうです。
日本ではレズビアン&ゲイ映画祭などで上映されています。
日本語版DVDも出ています(邦題:藍宇 情熱の嵐)。
このサブタイトルはどうかと思いますが…
日本語版は主演2人のインタビュー付きです。
香港版はインタビューがありませんが
主演2人ともモザイクなしです
インタビューを取るかフル○○を取るか
難しい選択かもしれません
(ネタバレあります)
☆☆☆
大学生の藍宇(ランユー)は生活費のために
実業家の捍東(ハントン)に買われる。
藍宇は初めての相手だった捍東を好きになるが
捍東は遊びにしか思わず別れてしまう。
天安門事件が起こり、大学生が集まっていると聞いた捍東は
藍宇が心配になり、見つけた藍宇を思わず抱きしめる。
捍東は、藍宇に家と車を買ってあげてその家で同棲する。
しばらくして、捍東は世間的な自分の立場を守るために
女性と結婚することに決め、藍宇に別れを告げる。
結局、捍東は離婚してしまうが、偶然に藍宇と再会する。
再開した藍宇は冷たい素振りをみせるが
心の中ではずっと捍東を忘れずにいた。
その後、捍東が不正疑惑で収監されるが
藍宇は貯金をはたき、捍東からもらった家を売却して保釈金を作る。
貯金は捍東からもらったお金を
初めて出会ったときからずっと手を付けずに貯めたものだった。
2人はまた同棲を始めるが
藍宇は仕事先の建設現場で事故で亡くなってしまう。
1人になった捍東は
その事故現場を通るたびに車を止めて藍宇の面影を探す。
☆☆☆
藍宇役のリウ・イエ、捍東役の胡軍(フー・ジュン)ともに
今では中国を代表する俳優になりました
藍宇は、たとえ別れてしまっても
自分の心には愛する捍東が生きていると考え
無償の愛で捍東を包みこみます。
プレイボーイでバイの捍東は
何度も藍宇と別れながらも
藍宇の一途な気持ちに最後はやっと気付くことができた。
その矢先に藍宇が亡くなってしまう。
皮肉な結末は、2人の愛の純粋さを浮き上がらせています。
エンドロールで
黄品源の『你怎麼捨得我難過』が流れると涙が止まらなくなります
これは単にゲイ映画にカテゴライズすべきでなく
ホモかヘテロかは全く関係なくて
人が人を愛するってこういうことなんだとわかる
これこそ純愛映画だと言える映画だと思います