子ども達の言う『わからない』は3タイプあります。
1つは
『問題が言っている意味がわからない』
2つ目は
『解き方がわからない』
3つ目は
『答えの書き方がわからない』
です。
これらのどこに問題が生じているのかを把握せず、『わからない』を一括りにしてしまうと、打開策が見えてきません。
例えば、
『問題が何を言っているのかわからない』のであれば、問題の内容を身近なものに置き換え、『あーそういうことね!』が必要ですし、
『解き方がわからない』のであれば、答えを求めるのではなく、答えに至るまでのストーリーを理解させることが必要です。
そして・・
実は一番やっかいなのが、3つ目の『どう書いたらいいかわからない』です。
記号問題や、単なる計算問題ならいいのですが、一番点数に関わってくるのが記述問題。
高得点が取れるはずなのに、アウトプットが苦手なためになかなか得点に結びつかないケースは多い様に思います。
本来、一番良いのは読書感想文などでアウトプットの機会を多々持つことですが、なかなか日常の中でこれを行うのは難しいですよね。
そこで重要になるのが、
『思考のキャッチボール』。
言葉足らずでもいい。間違ったっていい。
『どう思う?』という問いかけに対して『こう思う』という、子ども達との間におけるキャッチボールの繰り返しがとても大切になってきます。
子ども達の意見を受け止める側は、求めている答えが返ってくるかどうかよりも、その子がどんな発想や考えを持っているのかをキャッチし、その発想や思考の凄さをまずは認めてあげなければなりません。
正しい答えばかりを望んでしまうと、子ども達は『正解を言わなければならない』と萎縮し、間違うことへの抵抗から、ますますアウトプットの機会が減ってしまいます。
この問題について僕が一番危惧しているのは、子どもの頃に自分の考えや想いを伝える練習をしなかったがために、社会に出るときに本来持っている能力を出しきれないこと。自分の思いや気持ちや情熱をうまく表に出せず輝けないこと。
です。
子ども達には絶対にそんな思いはしてほしくありません。
そのためにも、子ども達の自由な発想と考え方を大切にし、考える力を育む授業をこれからも続けていきたいと思います。