成田空港では車椅子送迎を使った。あらかじめ申し込んでおく。成田―モスクワ直行便のJALにもファーストクラスはなく、ビジネスとエコノミーだけ。ほぼ満席。
細かいことを言うようだが、皆さんも80歳になって元気だったら役立つ情報である――かもしれない。
各エアラインとも車椅子は用意しているものの、かつてのエアフラッグJALの、国際線本拠地たる成田のセキュリティチェックは、この車椅子は通らない。使い慣れていないのと、考えていないのと、両方だろうね。
私は車椅子のままチェックをすべて通ったのは2度目になる。最初は、昨年12月2日、グアムから成田へのフライトだった。Amazonの『脳梗塞日誌』への、レビュー(?)の一つに、「この日付けは意図的に変えてある。なぜならば、脳梗塞になったのを海外にしたかった見栄のために日付けも変える必要があったのだ」という趣旨の、どうしたらここまで下品になれるのか好奇心がそそられる――ないか――ほどの、こんなことで疑問を長々挟む暇でクレージーな一文を、投稿直前「編集部に証拠を見せろ」といってきたので、莫迦らしいと思ったものの入院中で少しは暇だったので転送してもらったところ、礼状もなく、修正もなく投稿された。もちろん星一つ(笑)。
グアムだよグアム。米軍基地の移転先としてはベストだという意見なら、私も長年そう主張してきた。そんなところでゴルフをやるわけはない――と思う大人がいるのは自由だけれども、公に、その恥ずかしい「思想」を公開するのは如何か。彼はどんな生活を日常は送っているのだろう。
成田空港は、広くも狭くもない。が、滑走路は極少である。その歴史は、教養として知っておいてほしい。
グアムは、もちろんアメリカにある。準州とはいえ、空港のセキュリティは、いま世界中でイスラエルとともにもっとも厳しい。
車椅子は職員のアシスト付きで、別ルートをスイスイ進めるうえ、並ぶという瞬間が一度もない。身体が中途半端にキツイ者には、実にありがたい。
中途半端とは、海外に行ける意思があり、成田空港内歩行でも危ない――というような意味だ。
全体の最前列にしてもらった理由は、180度のフラットシートではあるものの、寝起きにふらつくことがある私としては、トイレに近いことはありがたい、などの理由からである。
私は「書く」ことは世界でも例がない速さで快復したものの、「話す」、「聞く」、「読む」は、いまでも苦労をしている。
この7カ月、発生訓練のため音読しかしていないゆえもあるが、黙読も、かつての数十倍はかかっていた。1日で1冊すら読めない日々が昨年11月25日から続いていたのだ。必要があれば1日で20冊も、ごく普通に読んでいたのに、さすがに脳の機能が相当に落ちていたので、思うように書けるだけでありがたきことと思いつつ、その他の障害も休まずリハビリしてきた。
このたびのロシア直行便には、荷物を極少にしたものの、本は20冊ほど入っており、客席には2冊もちこんだ。
自分でも驚いたのだが、10時間弱のフライトで、ゆっくり5時間ほど睡眠もとり(出発は午前、着は午後早く)、映画を2本と本を2冊、自然にクリア。誰も驚いてはくれないが、私には画期的なことだった。
こんなことまで書くことはないだろうが、長距離便で、私たちのようなものが最も不安になるのはトイレだろう。
全文はこちらからお読みいただけます。
細かいことを言うようだが、皆さんも80歳になって元気だったら役立つ情報である――かもしれない。
各エアラインとも車椅子は用意しているものの、かつてのエアフラッグJALの、国際線本拠地たる成田のセキュリティチェックは、この車椅子は通らない。使い慣れていないのと、考えていないのと、両方だろうね。
私は車椅子のままチェックをすべて通ったのは2度目になる。最初は、昨年12月2日、グアムから成田へのフライトだった。Amazonの『脳梗塞日誌』への、レビュー(?)の一つに、「この日付けは意図的に変えてある。なぜならば、脳梗塞になったのを海外にしたかった見栄のために日付けも変える必要があったのだ」という趣旨の、どうしたらここまで下品になれるのか好奇心がそそられる――ないか――ほどの、こんなことで疑問を長々挟む暇でクレージーな一文を、投稿直前「編集部に証拠を見せろ」といってきたので、莫迦らしいと思ったものの入院中で少しは暇だったので転送してもらったところ、礼状もなく、修正もなく投稿された。もちろん星一つ(笑)。
グアムだよグアム。米軍基地の移転先としてはベストだという意見なら、私も長年そう主張してきた。そんなところでゴルフをやるわけはない――と思う大人がいるのは自由だけれども、公に、その恥ずかしい「思想」を公開するのは如何か。彼はどんな生活を日常は送っているのだろう。
成田空港は、広くも狭くもない。が、滑走路は極少である。その歴史は、教養として知っておいてほしい。
グアムは、もちろんアメリカにある。準州とはいえ、空港のセキュリティは、いま世界中でイスラエルとともにもっとも厳しい。
車椅子は職員のアシスト付きで、別ルートをスイスイ進めるうえ、並ぶという瞬間が一度もない。身体が中途半端にキツイ者には、実にありがたい。
中途半端とは、海外に行ける意思があり、成田空港内歩行でも危ない――というような意味だ。
全体の最前列にしてもらった理由は、180度のフラットシートではあるものの、寝起きにふらつくことがある私としては、トイレに近いことはありがたい、などの理由からである。
私は「書く」ことは世界でも例がない速さで快復したものの、「話す」、「聞く」、「読む」は、いまでも苦労をしている。
この7カ月、発生訓練のため音読しかしていないゆえもあるが、黙読も、かつての数十倍はかかっていた。1日で1冊すら読めない日々が昨年11月25日から続いていたのだ。必要があれば1日で20冊も、ごく普通に読んでいたのに、さすがに脳の機能が相当に落ちていたので、思うように書けるだけでありがたきことと思いつつ、その他の障害も休まずリハビリしてきた。
このたびのロシア直行便には、荷物を極少にしたものの、本は20冊ほど入っており、客席には2冊もちこんだ。
自分でも驚いたのだが、10時間弱のフライトで、ゆっくり5時間ほど睡眠もとり(出発は午前、着は午後早く)、映画を2本と本を2冊、自然にクリア。誰も驚いてはくれないが、私には画期的なことだった。
こんなことまで書くことはないだろうが、長距離便で、私たちのようなものが最も不安になるのはトイレだろう。
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