すでに報道されていますが、コロナ禍における経営悪化に伴い、JR東日本でも各路線で大幅なダイヤ見直し(運行本数削減)を予定しているようです。


毎年12月中に発表となるので、早ければ来週にも詳細発表でしょうが、どのくらい削減されるか戦々恐々の状態です。


近い将来、人口減少時代に必ず来るとされた削減ダイヤが、コロナ禍のために10年早まったといえます。


そして、コロナ禍がいつ終わるかも見通しがない今、そのまま人口減少時代に繋がってしまうかもしれない、つまりもう元には戻れないかもしれません。



常磐線に関しては、相当キツそうです。

すでに人口減少が始まっている都市が多く、かつて千葉県三位の都市であった松戸市はついに市川市に抜かれてしまいました。


ざっくりいうと東京23区を除けば、常磐線沿線で人口が増えているのは千葉県柏市と茨城県牛久市しかありません。


取手以北は利用客が2000年代から漸減状態でしたが、これはもう戻らないでしょう。


いよいよ取手以北の列車本数大幅削減は不可避となったようです。


利便性が悪くなる、さらに客が減るという悪循環だけは避けてもらいたいが、人口が減っている以上それは難しいかもしれません。


そして常磐線にはいよいよあの区間について問われる時期が来たようです。


「常磐線各駅停車我孫子ー取手間」


すでに土曜休日は一本も走らない区間になりました。


このまま行けば確実に廃止です。


それを決めるのは天王台駅の利用客です。


今後土浦方面の列車は確実に削減されるから、全体本数はさらに減ります。


本数が少なくても快速がよいか、快速をあきらめて本数が多めな各駅停車専用駅になるか。


ほぼ確実に快速を選び各駅停車廃止になるとみます。



これまで複々線区間が短縮された事例は聞いたことがないので、おそらく初めてのケースになるかもしれません。


地下鉄千代田線から取手の文字が消える日はそんなに先ではないでしょう。