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1960年代前半、「愛の不毛」という言葉が流行ったとりわけ、映画評論家やかなりコアな映画ファンの間でその対象は主に、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の「情事」(1960年)、「夜」(61年)、「太陽はひとりぼっち」(62年)のいわゆる「愛の不毛」3部作、または「情事」3部作、あるいは主演女優の名を取ってモニカ・ヴィッティ3部作ともいわれる一連の作品群だこれらは製作が1年ずつ違うものの、日本公開は62年に集中したので、ブームが起きたのである

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「愛の不毛」という言葉の印象から、これらは「難解」と見なされていた実際、多くの映画評論家の書く映画評自体は難解だったキーワードとして「愛の不毛」という言葉が最低1回は使われ、時々、ディスコミュニケーションというさらに難解な用語も登場したからだだが作品自体は、それほど難解ではない要するに、男が女に振られる話なのである美男美女が恋愛模様を繰り広げる、持って回ったメロドラマとして楽しめる

「情事」では、男性主人公は理由も分からぬまま婚約者に去られ、別の女性と婚約者を探しに行く「太陽」では、冒頭で女性主人公は婚約者とはっきりした理由もないまま別れ、別の男性と付き合うそして、その男性もまたいずれ振られることが暗示される「夜」はややニュアンスが違い、男性主人公が妻と別の女性との間を揺れ動く、アンニュイなメロドラマであるいずれの作品にも、ストーリーとは直接関係のない「心象風景」がたびたび出てくるそれは夾雑物を排して単純で抽象的であり、何やら意味ありげなため、「ただのメロドラマではない」という印象を与えるのだ

この3部作の原型となったのは、その直前の「さすらい」(57年)である男性主人公は冒頭で事実婚の妻に別離を宣告され、幼い娘を連れて当てもない旅に出て、何人かの女性の間をさすらうだから、4部作と言ってもいいのだろうが、そう言わないのは、女性役がヴィッティではなく、アリダ・ヴァリだからだ

ところで、「愛の不毛」ほど頻繁には使われないものの、似たような言葉として「愛の不条理」があるこちらは要するに、三角関係の物語だ典型は「第三の男」(49年、キャロル・リード監督)である一般にはサスペンス映画に分類されているが、サスペンスとしては、実はそれほどの出来ではないヴァリ扮する踊り子アンナ、元は親友の三文作家ホリーと悪徳闇商人ハリーの3人の男女の愛憎絡み合う物語として見れば面白い

ホリーは、死んだと思われているハリーの恋人アンナを愛するしかし、アンナは言うのだ「私はハリーを愛していなかったでも、彼は私の一部なの」とこれほど強烈な愛の表現はないだろうホリーは結局、「正義」のためにハリーを撃ち殺すだが、本当に正義のためだったのか、アンナを手に入れたいためだったのかラストでは、呆然と立ち尽くすホリーに目もくれず、アンナは哀愁のウィーンの並木道を足早に立ち去る

同じ「愛の不条理」でも、「冒険者たち」(1967年、ロベール・アンリコ監督)の3人の男女はこんなに愛憎入り乱れないまず、明眸ジョアンナ・シムカスがギャングの銃弾に倒れ、次いでアラン・ドロンもしかし、生き残ったリノ・ヴァンチュラが2人の仇を討ち、3人の関係は美しい思い出として残るのだ

川北隆雄(かわきた・たかお)
1948年大阪市に生まれる東京大学法学部卒業後、中日新聞社入社同東京本社(東京新聞)経済部記者、同デスク、編集委員、論説委員などを歴任現在ジャーナリスト、専修大学非常勤講師著書に『失敗の経済政策史』『財界の正体』『通産省』『大蔵省』(以上講談社現代新書)、『日本国はいくら借金できるのか』(文春新書)、『経済論戦』『日本銀行』(以上岩波新書)、『図解でカンタン!日本経済100のキーワード』(講談社+α文庫)、『「財務省」で何が変わるか』(講談社+α新書)マイメロディやふなっしーとのコラボレーションが話題となっていた渋谷パルコのカフェ、THE GUEST cafe&dinerが、今回はポケットモンスターとタッグを組む2015年1月9日(金)から2月末まで「ポケモンカフェ Pokemon cafe Ruby&Sapphire」が期間限定でオープンする

【写真を見る】カフェ店員の格好をしたピカチュウと、お茶を楽しむキモリ、アチャモ、ミズゴロウの様子を描いたクロスハンカチ(税抜800円)

ニンテンドー3DSのソフト「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」の発売を記念した取り組みだ注目したいのが、ポケモンのキャラクターをモチーフにしたオリジナルメニューであるサフランライスとオムレツでピカチュウの顔を見立てた「ピカチュウも笑顔になっちゃうオムライスマグマソースorアクアソース付き」(税抜1580円)は、モンスターボール柄のマグカップをもらえるのもうれしいハンバーグとマッシュポテトを卵で包み、ピカチュウの顔をリアルに再現した「ピカチュウも大好きハンバーグ!サラダにはポロック!?ふしぎなアメでレベルアップ!!」(税抜1380円)には、ゲーム内でレベルアップのために使われる“ふしぎなアメ”が添えられている

デザートの至るところにもピカチュウが!マグカップ付きの「ピカチュウのあま~いパンケーキ」(税抜1580円)は、ホットケーキの他、ポケモンが体力を回復する時に飲むミックスオレやサイコソーダをイメージしたドリンクも用意

併設するショップでは、カフェ店員の格好をしたピカチュウがキュートなコットントートバッグ (税抜500円)をはじめ、グラスセット(2個セット税抜1800円)、クリアファイル(税抜350円)、クロスハンカチ(税抜800円)などの限定グッズが販売されるこれらは製作が1年ずつ違うものの、日本公開は62年に集中したので、ブームが起きたのであるipad2 ケースこれらは製作が1年ずつ違うものの、日本公開は62年に集中したので、ブームが起きたのであるシャネルiPhone 6 Plusケースこれらは製作が1年ずつ違うものの、日本公開は62年に集中したので、ブームが起きたのであるシャネル iPhone ケース