引き寄せするにあたって、『今現在の目の前の現実と自分の思考が一致している』ということを認めることが大事だと亜美衣さんは言っている。


この世界は自分の本心からの思い、本心から感じていることがそのまま現実に現れている。


“今うまくいっていないことは、過去の自分の思考や思いがその現実を作ってきた” ということを認めることで、はじめて “今後の良い現実も自分の思考次第で引き寄せができる” 。


いま、自分の世界で気に入らないことやうまくいっていないと感じることがあるなら書き出してみよう。

そうすると、それは自分が思っていることがそのまま現実になっているということが分かる。


会社の同僚が、嫌な気分になることばかり言ってくるのは、

自分が「この同僚は嫌なことことばかり言う人」だと思ってるから、現実がそうなっている。


夫が自分のことばかり優先させて家族のことを考えてくれないのは、

自分が「この夫は自分勝手で家族のことなんて全然考えてくれない人」だと思ってるから。


子供が反抗的で話を全然聞いてくれないのは、

「この子は反抗期で、親の話なんて聞くつもりがない」と思ってるから。


近隣の住民がいやがらせをしてくるのは、

「この人はわざと私にいやがらせをしている」と思ってるから。


まさに、『今現在の目の前の現実と自分の思考が一致している』



はじめの出来事でその人への思い込みを自分が固めてしまったのがはじまり。


同僚が嫌なことを言ってきた時に、「この人はいつもこーゆー攻撃をするタイプの人だ」と思考を固定した。


夫が自分の好き勝手なことをした時に、「この人は家族のことより自分のことを優先させる自分勝手な人だ」と思考を固定した。


子供が反抗的な態度を取った時に、「この子は反抗期なんだ。だから親の言うことなんて聞くはずがない」と思考を固定した。


近隣の住民が非常識と思えた時に、「この人は私にいやがらせをしてるんだ」と思考を固定した。


同僚が嫌なことを言った時「なんか嫌なことでもあったのかな?」と思うこともできたし、夫へ「疲れてるのかな?たまには自分の時間が持ちたいのかもしれないな」と思うこともできたし、子供へ「そのことには口出しされたくないのかな?」と、近隣住民へ「この人の常識と私の常識が違うだけかもしれないな」と思えることもできた。

他にも色々選べる思考の選択肢はあった。

でも自分がその人はこういう人だと固定したから、その思考が確かなものになってしまい、以降その現実が創られるようになってしまった。


今から、嫌なことやうまくいかないと感じることがあったら、少しでもマシな感情になるような思考を選ぼう。


ある日、自分の周りの人達に、親切で優しい人、理解し合える人が増えていることに気がつくはず。