こんにちは。
今日はラベリングのお話をしたいと思います。
このラベリングですが、あなたは無意識のうちにしてませんか?

ラベリングというと、一般的には、文字通りラベルを貼ることで、収納なんかをイメージされるかとも思います。今日は会社の収納の話か?と思われた方もいるかもしれませんが、心理学の「ラベリング効果」のお話をしたいと思います。
「レッテルを貼る」という言葉の方が効き馴染みがある方も多いと思いますが、レッテルもラベリングの一種です。
ラベリング効果とは、1960年代に社会学者のハワード・ベッカーという人が提唱した、社会心理学の理論です。
例えば、周囲からあなたはノリのいい人だねと言われたとします。そうすると、あなたにはノリのいい人でいようという心理メカニズムが意識的にも無意識的にも働き、例えば、本当はあまり気が進まない飲み会に誘われても断り難くなるといったことが起きます。
危険なのはこのラベリング効果を無意識に使ってしまっているケースです。
私にも身に覚えのあることで、気をつけなければと思うのですが、たとえば、仕事が遅い部下に「君はマイペースだね。じっくり丁寧にやることも大切だけども、ビジネスはやっぱりスピードが命というところもあるから・・・」のような話をすることがあるかもかもしれません。
もう何が問題かおわかりだと思います。そうですね。「君はマイペースだね」これが負のラベリング効果(つまりレッテル)として働いてしまう危険があります。上司のあなたからしたら、部下に自分の問題点を自覚してもらって少しでも改善してもられたと思ってのことだと思いますが、逆効果になってしまう可能性があります。
もちろん、自分の欠点を指摘さて奮起される場合だってあるし、ラベリング効果と言っても全ての人に同じように強く働くということではありませんから、「それじゃあ、もう何も言えない」なんて思う必要はありません。でも、この効果、知っていて損はないと思いませんか?
これまた万人に効果テキメンとはいかないですが、正のラベリングをすることで部下のパフォーマンスを向上させられる可能性があります!
やりようによっては白々しくなってしまうかもしれませんので、ちょっと難しいかなとも思いますが、たとえば、先程の例で言えば、「君はいつもスピーディーに仕事する人だよね。でも今回は何かあったのかな?ちょっと時間がかかっているようだけど・・・・」などと声をかけるとどうでしょうか。君はマイペースだねと言われるより、スピードが上がる気がしませんか?
よく聞く「君なならできる」と言うセリフも同じですね。言った当人は本当にそう思っているのかも知れませんが、ラベリング効果が期待できるかも知れませんね。
ラベリング効果をより効果的に働かせるためのポイントを2つあげたいと思います。
まずは、言われてみて響くのはどちらか、ちょっと考えてみてください。
A.「君はいつもスピーディに仕事をするね」
B.「君はいつもスピーディに仕事をする人だよね」
あなたが、そう思っていないと、AもBもあまり変わらないと感じるかも知れません。でも、もしあなたが自分にも思い当たるなと思っているとしたら、おそらくBの方が、あなたの響いたのではないでしょうか?
Aは「行為」について言ってますが、Bは「あなた」について言ってますよね。以前のブログでもお話しましたが人間は「承認欲求」という強い欲求があり、Bはそれを刺激するような話し方になっているからです。
ちなみに、これ逆に負の方向に使った場合は、人格否定になりますからご注意ください!
最悪はパワハラやモラハラで訴えられることになるかも知れませんよ。ですから、ここに書いてあるようなやり方は生温い、バシッと言ってやる、と思っている方は、せめて人格ではなくて行為を否定するように気を付けてください^^
話が逸れましたが、もう1つのポイントです。それは上記にも少し書いたことですが、たとえば、あなたが自分はマイペースだと思っているとするならば、単に「君はいつもスピーディに仕事をする人だよね」と言われても、どうせお世辞だろ、とか、自分のことわかってないな、とか、あるいは、なんか魂胆があるのかなとか、全く響かないですよね。
では、実際のところマイペースの人には使えないのかと言うと、そうでもなくて、いつもマイペースに見える人であっても、スピーディなことはあるハズです。人間は多面的であり、0or100%ではないと思います。ですから相手をじっくり観察するということが必要なりますが、相手のスピーディーな一面も見つけた上で、具体例を出して「○○するなんて、君は本当はスピーディな人だよね。・・・」とすると効果がUPします。
ここまで読んでいて気付かれた方もいると思いますが、これ、何も上司と部下の関係だけでなくて、たとえば恋愛関係とか、あらゆる人間関係にも使えるテクニックですので、ぜひ色々な場面で使って見てください(悪用厳禁です^^)
そして、このテクニック、自分自身にも使えるますよね。なかなか自分自身で「私は出来る人」とは思い難いかもしれませんが、もし仮に、あなたが「自分はできない人間だ」なんて思っているとしたら、それが、あなたを余計にできなくしている(いわゆる自己暗示だ)ということに気付けますよね。
